ユリサカ用語集 -ナ行

ナギ
人物・グループ・KOF for GIRLS

「THE KING OF FIGHTERS for GIRLS」の登場人物で、作中でKOFを開催した。
 薄いブラウンの髪を長く伸ばし、和風の衣服を着用している男性。いつも笑顔を絶やさず、優雅な物腰と言動をした落ち着きのある男性で、自分の気に入ったものには底なしの優しさを持つが、目的のためならば手段を選ばない非情さも持ち合わせており、自らを「神」と称する。
 だが、自ら荒事を起こすことは好きではなく、基本的に洗脳や説得という清濁混合の裏工作を得意とする。
 トレーニングモード等では空中に浮いており、また後述の「気の澱み」を自在にあやつって人心を惑わせることができるという、かなり特殊な能力の持ち主で、主人公である三峯ゆかりのことを「ヒメ」と呼んで執着している。
 自らの腹心であるヨミ、「気の澱み」によって洗脳したビリー・カーン、金で雇った山崎竜二(非攻略キャラクター)の三人でチームを組ませて大会に潜入させ、さらには洗脳を用いて市民同士に猜疑心を植え付けたり暴徒化させたりと、自らを神とする「神世界」を実現し、現在の世界を「上書き」することに邁進した。
 ことあるごとにゆかりを狙い、その行く先々に現れる。時には直接ゆかりを優しく説得、矢吹真吾に寝返るように説得したり、八神庵の暴走を誘導したりと、様々な手段を講じて「泉」の浄化にまわる一行を妨害した。

 その正体は日本創世神話の二柱の神の一柱、「イザナギ(伊邪那岐/伊弉諾/伊耶那岐)」であり、転生が上手くいかず体力を消耗していたイザナミの転生体である三峯ゆかりを救い、再び二人で世界を作ることを目的としていた。「KOF」を開催したのも、ゆかりとともに「国産み」の礎(生贄)となる強い者たちを集めるためだった。
「KOF」が頓挫すると、山崎を使って「神鏡」の偽情報を流し、ゆかりや格闘家たちを近江におびき寄せると、格闘家たちを支配下に置こうとしたが、庵に乱入され、また絶対の目的としていたゆかりに自分を拒絶され、意気消沈して撤退した。
 その後、どうしてゆかりが自分を受け入れないのか思い悩み、「ヒメを迎えて共に国産みをする」という順序を改め、「国産み(つまり人間絶滅)をしてからヒメを迎えよう」と画策し始めるものの、「ヒメ」をめぐるわずかな確執から腹心として信頼していたヨミにも離れていかれ、その視線に狂気を帯びるようになった。
 ヨミ曰く「一人ではできるはずもない」国産みのために沖縄で儀式を行うも、最後まで信じていたヨミの「叛逆」によって結界を破られ、ゆかりの説得にも応じず、かつて自分が人間たちにそうしたように「澱んだ気」によって狂気の神と化してしまい、格闘家たちを苦しめた。
 しかし、最後はゆかりの命を賭けた「真の浄化」によって「神であることを放棄」し、人間に「還俗」した。

「この世界は失敗作」と言い切るその暴挙の数々の根源は、遥かな過去の神代に経験した耐え難い悲劇から来たもので、現代にゆかりとヨミに見放されなくても、いつかは自己崩壊を起こしたと思われる。
「神」という全能であるかゆえの感情に対する「無知」と、長大な時間ゆえに、自分の「悲しみ」を完全に理解していたとは言い切れず、どこまでも純粋なままに「イザナミ」の代償として人間を憎んでいた。
 しかし、その感情の本質が空虚な「無」であることには気づいていたようで、それを他の誰でもない、ゆかりから悟らされたことで、自ら全能の立場を捨てることにはためらいがなかったものと思われる。

 その後、改めて「人間」として「KOF」を開催し、自らが日本中にばらまいてしまった「澱んだ気」を一掃することに尽力した。
 誕生日は10月22日となっているが、神様ということもあってか、年齢は不明。

「KOF15」のラストボス「オトマ・ラガ」とは、創造神つながりということで、案外気が合うのではないかと思われる(オトマ・ラガに感情というものがあれば、の話だが)。神の前に苦戦する選手たちの前にさっそうと現れ、得意の説得工作で世界滅亡を諦めさせ、事件を解決すれば、「淀みの気」など用いなくても彼の信者は怒涛の如く増え、彼が苦しんで新たな「国産み」をする必要もなくなるだろう。

オトマ・ラガキング・オブ・ファイターズ見つめる巨神三峯ゆかり

ナコナコ
通称?・CAPCOM vs.SNK2

「CAPCOM vs.SNK」で、ユリがナコルルに与えたニックネーム。
 当のナコルル本人は「? ナコナコって…私のことですか!?」と驚いているだけで、良し悪しは言っていないが、文脈から察するに、やや否定的か。
「CAPCOM vs.SNK2」では、ほかにも「ゴンザレス」(ザンギエフ)、「前屈みクン」(エドモンド本田)、「ハッスルおやじ」(サガット)、「腹ぺこオオカミ」(テリー)、「爆発アタマ」(ジョー)、「ハリボテ漫才」(チャン)など、独自の命名センスを発揮している。

 ユリとナコルルはまったく縁がなさそうだが、実は「KOF2000」で、ユリのマニアックストライカーとしてナコルルが登場する。天然つながり?

ナコルルハッスルおやじハリボテ漫才

ナコルル
人名・サムライスピリッツ・KOF・CAPCOM vs.SNK・他

 現在、主として北海道に居住する日本列島の先住民族。欧文表記は Ainu。
 人口は北海道に2万数千人、道外に数千人といわれるが、正確な数は不明。
「アイヌ」はアイヌ語で「神に対する」人間、人を意味し(ほかに夫・父などを指す場合もある)、アイヌ人・アイヌ民族をいう場合にも用いる。
 アイヌは、北海道、千島列島、樺太(サハリン)を「アイヌモシリ(アイヌの住む大地)」として、固有の言語と文化を持ち、共通の経済生活を営み、独自の歴史を築いた集団であり、アイヌ民族に帰属することを自認する人々である。

 アイヌの起源については様々な説がとなえられてきたが、現在、自然人類学の上からは、縄文時代に広く日本列島に生活していた人々のうち列島北方を居住地としたものが、弥生時代以降も著しい形質上の変化を被らずに中・近世にまで至り、アイヌ民族の主体をなしたという説が有力である。
 和人シャモは華夷思想の影響をうけて近世末まで「夷」「毛人」「蝦夷」などと記し、「えみし」「えびす」「えぞ」などと呼んできたが、近世以前にこうしたことばで表現された人々がすべてアイヌであったわけではなく、その具体相についてはまだ明確にはなっていない。
 大和政権と「蝦夷えみし」の接触は、記録の上では7世紀中葉の阿倍あべのの北方遠征が最初で、このことを記す《日本書紀》には、「飽田あきた渟代ぬしろ」2郡の「道奥みちのくの蝦夷」、「津軽郡の蝦夷」、「渡島おしま胆振いぶりさえの蝦夷」が登場する。
 この記事の「蝦夷」の理解には諸説あるが、「渡島おしま胆振いぶりさえの蝦夷」は北海道南部に住むアイヌの祖先、「津軽郡の蝦夷」はこれと密接な交流のある人々とみる説が妥当であろう。
「道奥の蝦夷」とアイヌとの関係については不分明である。
 阿倍比羅夫の遠征以後、律令国家は武装植民の形で蝦夷(地)経略を進め、華夷意識を伴う領土拡大政策は、その後も権力層に引き継がれていった。

 縄文時代の終りごろまで日本列島はほぼ同様の歴史を刻んできたが、紀元前400年〜前300年ごろから列島中央部(本州・四国・九州)に住む人々の多くが稲作を主軸とした農耕社会へ移行していったのに対し、列島北方地域では、狩猟・漁猟・採集を主とした文化が存続した。
「続縄文文化」と呼ぶ。
 この文化は8世紀ころに「擦文さつもん文化」に移行、12世紀〜13世紀まで続いた。
「擦文文化」は北海道のほぼ全域に展開し、津軽半島や下北半島にも痕跡を残している。
 13世紀は「擦文文化」から「アイヌ文化」への移行期で、このころからアイヌ文化・民族の形成が始まり、14世紀以降本格的に展開していったと考えられている。
 15世紀中葉、津軽半島のみなとを本拠としていた安東(安藤)氏が南部氏に追われて渡島半島に逃亡、侵入、アイヌの生産・生活の場であった主要河川の流域や海岸線に勢力を扶植していったため、アイヌと和人との対立抗争が繰り返され、ついに1456年〜1458年のアイヌの蜂起となった(コシャマインの戦)。
 この戦は和人の勝利に終わり、戦功をあげた武田信広が蠣崎かきざき氏を継いで、「道南十二館」を核とした和人社会の覇権を握った。
 武田(蠣崎)氏(松前氏の祖)は道南支配の拠点として「上ノ国」に勝山かつやま館を築くとともに、1551年「夷狄いてきの商舶往還の法度はっと」を公布して、天ノ川〜知内しりうち川間の地を和人専用の地(和人地)とした。
 この法度は、一面ではアイヌとの講和的性格をもち、以後1世紀ほどは比較的良好な関係が維持された。
 この時期のアイヌの人々の様子は、フロイスやアンジェリス、ディオゴ・カルバリョら宣教師の報告からうかがうことができる。
 それらによれば、彼らは海洋・交易民であり、自分たちの産物(鮭・鰊などの干物、白鳥・鶴や鷹などの猛禽類、鯨やトドなど)のほか周辺諸民族との交易で得た産物を「和人地」や奥羽北部にもたらし、綿、米(酒米・麹米)、酒などと交換していた。
 なお水田はなく、栽培穀物はひえが主であったようである。
 しかしこうした関係も内部には矛盾をはらんでおり、さらに松前藩の成立と同藩の商場あきないば知行制の展開のなかで、アイヌの人々に対する過酷な収奪や漁猟場の破壊が進み、1669年アイヌの近世期最大の蜂起「シャクシャインの戦」が起こる。
 鎮圧戦を進める中で松前藩は、アイヌに対し絶対服従を誓わせた七ヵ条の起請文きしょうもんを強要、以後松前藩のアイヌに対する政治的経済的支配は一段と強化され、元禄〜享保期(1688〜1736)に場所請負制ばしょうけおいせいが成立すると、「蝦夷地」のアイヌの多くは交易相手から漁場の労務者へと変質を強制させられていった。
 松前藩と「奥蝦夷地」のアイヌとの間では、18世紀後半まで商場での交易関係が続いていたが、1780年代に商場を請け負っていた飛騨屋が漁場経営に切り替え、商場内のアイヌを酷使したため、1789年国後くなしり目梨めなしのアイヌが蜂起した(国後・目梨の戦)。
 しかしこの蜂起も幕府・松前藩によって鎮圧され、近世末には蝦夷地全域は事実上、幕府・松前藩の統治下に置かれることになり、古代以来、武装植民の形で進められてきた蝦夷地経略=領土化が完了した。

 明治政府は1869年、南千島を含む「蝦夷地」を北海道と改称、アイヌの人々を一方的に「日本人」に編入、アイヌ固有の歴史・文化を否定する同化政策を強力に推し進めた。
 近世期までの領土化に加え、「皇民化」をはかったのである。
 しかもそれは和人と対等な「皇民化」ではなく、著しく差別的な政策であったことは、1875年アイヌの呼称を「蝦夷人」から「旧土人」と改称したことに端的に表現されている。
 この「皇民化」、同化政策のなかでアイヌの人々は自らの文化・母語の放棄を余儀なくされていった。
 明治政府は1899年、アイヌのさらなる同化と農耕・定住化をはかるため、「保護」を名目に「北海道旧土人保護法」を公布した。
 この法律制定は1879年の琉球占領(いわゆる琉球処分)、1895年に開始された台湾統治(植民地化)といった明治政府の対外膨張政策、植民地政策(異民族管理)とも密接な関連をもっており、保護法の内容は1887年に米国で制定された「一般土地割当法(通称ドーズ法)」に範をとったのではないかという指摘がある。
 この法律は1937年、1946年、1947年に一部改正や条項の削除がなされたが、その制定経緯、歴史性、内容、差別的名称にもかかわらず1997年まで存続した(同年5月「アイヌ文化振興法」が成立、保護法は廃止)。
 近世以来の「和人」による支配、「アイヌ政策」、とりわけ明治政府の同化政策のなかで、土地を奪われ、民族固有の歴史や文化を否定され、母語さえも放棄せざるを得ない状況に追いやられたアイヌの人々は、ただこれを甘受していたわけではない。
 1920年代以降、差別的な制度の廃止、偏見の打破を目指した個人や組織の言論活動や運動が展開され、第2次大戦後、こうした動きは一層活発になった。
 1980年代以降は「保護法」撤廃、「アイヌ文化振興法」制定を目指した運動を核に、伝統的な文化の保存と復興、次代への継承、母語の復権など「アイヌ民族」の再構築への取組みが様々な場で意欲的に行われている。
 しかしアイヌの人々に対する差別や偏見、同化主義は今もなお「和人」社会に根強く存在しており、こうした意識の克服が「和人」社会に課せられている。

(引用:マイペディア(C)株式会社日立システムアンドサービス)

 2019年4月、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」(通称:アイヌ新法)が成立した。この中で、日本の法律では初めてアイヌ民族を「日本の先住民族である」と明記し、アイヌの生活や文化を保護するための規制緩和や国による交付金制度が盛り込まれた。
 しかし、このアイヌ新法の決議には14人の反対者が出ており、残念ながら未だにアイヌに対する偏見やアイヌ文化への理解を欠く者が政治の場にいることを証明する形にもなってしまった。
(ただし、アイヌへの無理解ではなく、法律の問題点を考えての反対かもしれない)

アイヌ文学

 アイヌの伝統文化は口頭文芸の豊かな世界を育んできた。
 そのうち物語性を持つものには、語りの形態からみて、英雄叙事詩、神謡、散文説話の三つのジャンルがある。
 地域によって、英雄叙事詩はユカラ、サコロペ、ハウキなど、神謡はカムイユカラ、オイナなど、散文説話はウエペケレ、トゥイタクなどと呼ばれる。
 なお「ユーカラ(ユカラ)」は北海道南部での英雄叙事詩の呼び名であり、この語で神謡や散文説話をあわせて指すべきではない。
 英雄叙事詩は、短く繰り返されるメロディに乗せて、リズミカルな拍子や掛け声を伴い、数十分から数時間にわたって演じられる。物語の内容はさまざまだが、超人的な英雄が仇敵と戦った自分の身の上を物語るというものが一般的である。
 このジャンルは比較的空想性が強く、過去の事実との直接的な結びつきは薄いとみるべきである。
 神謡も短い繰り返しのメロディに乗せられるが、個々の物語に固有のリフレインがひんぱんに挿入される点を特徴とする。所要時間は数分から十数分程度。
 物語の内容はやはりさまざまで、動物や自然現象などの神が、神々の世界や人間世界で体験した自分の身の上を物語る、というかたちをとる。
 これらに対し、散文説話はメロディを伴わない散文口調で、十数分ないし数時間かけて語られる。
 内容のバラエティは幅広いが、一般には、アイヌの伝統的な日常世界のなかに生きる人間が主人公となり、人間世界での数奇な身の上や神との交渉を物語るものだといえる。
 近代以降アイヌ民族とその文化の位置する状況は激変した。しかしそのなかでも、伝統的な口頭文芸にとどまらず、新たな言葉や形式をもとりいれながら、アイヌ文学の創造と受容は行われ続けている。

(引用:マイペディア(C)株式会社日立システムアンドサービス)

アイヌ語

 日本列島固有の言語のひとつ。北海道方言、樺太方言、千島方言、本州東北方言のうち千島方言と東北方言は消滅。
 第2次大戦後、樺太方言の話者はほとんどが北海道に移住。
 アイヌ語を母語としている人はごくわずかだと思われるが、近年その復興運動が盛んになってきている。
 北海道から東北北部地域にかけての地名には、アイヌ語起源と考えられるものが数多くある。
 日本語をはじめ、他の言語との親縁関係については不明であり、日本語同様孤立した言語として扱われている。
 元来文字を持たず口承による文学を発達させたが、中でもユーカラ「英雄叙事詩」は有名。
 現在ではカタカナをベースとした文字が使われることが多い。子音12個、母音5個。高さアクセントを持つ。
 語順は日本語とほぼ同じだが、豊富な接頭辞、接尾辞に加え、目的語、主語や副詞などを動詞に取り込んで、ひとつの文の意味を一語で表わすことができる、いわゆる「抱合性」が特徴である。

 アイヌ民族出身の言語学者・民俗学者で、ユーカラ伝承者金成かんなりマツ(1875〜1961)を伯母に、《アイヌ神謡集》の知里幸恵ゆきえ(1903〜1922)を姉に持ち、現在の北海道登別市に生まれた知里ちり真志保ましほ(1909〜1961)は、金田一京助のもとでアイヌ語を研究、在学中に金田一と共著で《アイヌ語法概説》を著したが、その後《アイヌ語法研究》で独自の文法論を展開。
《アイヌ語入門》では J. バチェラーや永田方正など、先人のアイヌ語・アイヌ語地名研究を痛烈に批判した。
 1958年北海道大学文学部教授となるが、不当な差別と抑圧のうえに民族の誇りさえ奪われようとしていることへの抵抗と、アイヌ民族としてのアイデンティティを取り戻そうとする強い意志が、常に研究の根底にあった。
《分類アイヌ語辞典》植物篇・人間篇・動物篇は、アイヌ文化研究の必携書。ほかに《アイヌ民譚集》などがある。

(引用:マイペディア(C)株式会社日立システムアンドサービス)

それはともかく、

 ナコルルは「サムライスピリッツ」シリーズに登場するアイヌの戦士である。
 旧暦・天明8年10月11日生まれ(新暦・1771年11月17日生まれ)。身長154.5cm。
 スリーサイズはB72.7-W48.5-H81.8(初代)、B81.8-W48.5-H81.8(侍魂)、B69.7-W48.5-H78.8(零)。血液型AB。
 宝刀チチウシを手に、ママハハ、シクルゥの手を借りて自然を守るために闘うアイヌの巫女。
 ナコルルというキャラクター自体のモデルは、1985年に公開されたアニメ映画「カムイの剣」に登場するアイヌの少女チオマップ。
(情報提供:霧波シャンティ(アテナ ファンクラブ会長 )@eschajin様)

ナコナコ

謎本
書籍

 その作品の設定や伏線・残された謎などを独自に考察・研究した書籍のこと。タイトルをとって「○○の謎」「○○解体新書」と名づけられることもある。多くの場合は非公式で著作権者の許可を得ておらず、書籍中に対象の写真やイラストなどを使用しない(できない)場合が多い。
 逆に非公式だからこそ大胆な考察を見られるものが多いが、原作を全く知らないまま流行に乗っただけのものや、偏見がひどいもの、タイトルのみ借りて全く対象の内容に関係のない自分の主張を展開するなど、悪質なものも多いので、買う場合は注意が必要である。
 基本的にQ&A方式で書かれることが多い。

 このジャンルは歴史は古く、19世紀末から20世紀にかけてシャーロック・ホームズのファン(シャーロキアン)がホームズを実在の人物のように語り合い研究したのが最初だといわれており、その活動の多彩さはパロディの粋を越えている。
 日本では「機動戦士ガンダム」のコアなファンたちが作品内の設定について深く考察したサークル「SFセントラルアーツ」の「Gun Sight」が有名だがこちらは同人誌であり、1970年代のサザエさんや金田一耕助などの研究本はあったものの、商業本でこのジャンルの魁となったのは「ウルトラマン研究序説」(SUPER STRINGSサーフライダー21/中経出版/1991)だろう。その後「磯野家の謎」(東京サザエさん学会編/飛鳥新社/1992)がヒットしたことにより一大ブームが巻き起こり、アニメ、漫画、ゲーム、ドラマなど、様々なジャンルの「研究本」が発表された。
 また様々なアニメや特撮番組の謎・疑問を科学的に研究する柳田理科雄の「空想科学読本」シリーズも、このジャンルを別方向から捉えたものといえるかもしれない(このシリーズは科学的な誤りを指摘する声も少なくないが、身近な話題から気軽に科学に触れる機会としてヒットした)。

 格闘ゲームでは新声社が多くの「謎本」を発売しており、Amazonで確認できただけでも「ストリートファイター2」「餓狼伝説」「餓狼伝説3」「龍虎の拳」「KOF'94」「ヴァンパイア」「ヴァンパイアハンター」「豪血寺一族」「サムライスピリッツ」「真サムライスピリッツ」「ワールドヒーローズ」「鉄拳」がある。
 これらは本によって著作者名が異なるが、基本的にメーカーの協力を得ており、キャラクターの裏設定などが豊富に公開されている。当サイトの用語集でもいくつか参考にさせていただいている。
 しかし完全なファン目線で書いていたのか同人誌のような文章が多く、シリーズものでは続編と設定が噛み合わない考察も多い(草薙京の母親が医者、など)。
 またメーカー側で開発者が公開しているのに確認せずに書いていたり(へヴィ・D!の「!」など)、以前の攻略ムックで解決している疑問を解決していないかのように書いていたりと、問題もかなり多いので、どこまで信じるかは読者次第なところはある。
(ただし、これらの謎本が発売された時期は格闘ゲームブームの真っ最中であり、本を書くほうもゲームを作るほうも恐らくは殺人的スケジュールの中にいたことは考慮すべきだろう)

 このうち、管理人が所有しているのは「餓狼伝説」「龍虎の拳」「KOF'94」「サムライスピリッツ」「真サムライスピリッツ」の各謎本である。

納豆大絶滅
Days of Memories・現象?

 これだけ聞いたらなんのことだかわからないだろうが、実は私(=KEEF)が、携帯アプリ時代の「Days of Memories 僕と彼女の熱い夏」を最初にプレイしていたとき主人公につけていた名前である。
 ちなみに不知火舞のストーリーでは、舞の祖父が急に倒れてしまい、舞は手紙を残して去っていくのだが、舞の結婚相手の候補が二人いたことが明かされ、「一人はあなたもしっているアンディ、もう一人は大絶滅君、あなたです」などと書かれており、その後も「大絶滅君」に対する思いが綴られていて、笑っちゃいけないのに笑ってしまった。おじいちゃん、こんな怪しい名前のヤツ、お婿候補にしちゃだめだって!
 同作では名前入力時に「肛門」「股間」「勃○」などのセクシャルな単語は入力不可なのに、「自殺」「絶滅」「地獄」「陰○」などの単語は入ってしまう。納豆絶滅君の弟は、たぶん納豆地獄ちゃんに違いない。
 しかし、我ながら単語のチョイスが絶望的に低俗で泣けてくる。
 なお、初期状態の名前は「村上大地」である。

村上大地

鳴海英理
人物・グループ

 1993年に行われたイベント「龍虎の拳2」CFヒロインコンテスト(「龍虎の拳2」の実写テレビCMでユリを演じる女性を募集したコンテスト)で、グランプリ浜崎あゆみに次いで準グランプリを獲得したタレント。
 1974年7月11日生まれ、東京都出身。身長162cm、3サイズ93-60-88(当時)。血液型O。
「ザ・シュガー/The SUGAR」 94年11月号の表紙グラビアの他、新声社のイベントに何度か参加しているもよう。

秋本エリカ浜崎歩

にゃー
ボイス・KOF13

 にゃー。にゃー? にゃー↓。

にゃー

ね!
BGM・KOF'94

「KOF'94」で女性格闘家チーム(イギリス代表)のBGM。非常にテンポと元気の良く、耳心地が良い曲である。
 なお、「KOF'98」でもユリ・サカザキ、不知火舞、キング(旧女性格闘家チーム)でチームを結成すると聴くことができるが、かなり大胆にアレンジされている。
(「KOF'98 ULTIMATE MATCH」でも「KOF'98」のバージョンを聴くことができる)
 実は「SUNSET SKY」と並んで「KOF」でも屈指の名曲ではないかと思っているのだが。

ネオジオギャルズグラフィティー
ビデオ

 1994年にサイトロン&アートが発売した、ネオジオの女性キャラクターを紹介したバラエティビデオ。VHS及びLDで発売された。
 千葉麗子が案内役として、ナコルル(サムライスピリッツ)、不知火舞(餓狼伝説2)、ジャンヌ(ワールドヒーローズ)、出雲良子(同)、シャルロット(サムライスピリッツ)、キング(龍虎の拳)、ユリ・サカザキ(龍虎の拳2)の七人を紹介している。
 内容はキャラクターの告白、ゲーム画面の紹介、エンディング、バトルの紹介、オリジナル四コマ漫画、等を経て、キャラクターと千葉麗子の対談を収録している。対談では、キャラクターが千葉麗子に各自の必殺技を教えたり、愚痴を言ったりしていて微笑ましい。
 ユリは千葉麗子に虎煌拳と雷煌拳と覇王翔吼拳を直撃させているが、千葉麗子は全くの無傷である。いったい彼女は何者なのだろうか。
 キャラクターボイスはゲームと同じ声優が担当しているが、このうち三人は生駒治美で、当時のネオジオに生駒氏が欠かせない存在であったことがよくわかる。
 最後はキャラクターのシュールな人形劇が展開されるが、ネオジオCDステーションそのままのノリであり、ナコルルの「なんやそれー」も聴くことができる。


THE KING OF FIGHTERS 2002 OVERSTRUGGLEキング虎煌拳不知火舞雷煌拳

ねおじお伝言板
冊子

 正式な名称は「SNKテレフォンサービス ねおじお伝言板」。SNKの新情報を紹介するミニ広報誌(パンフレット)で、その名称からゲームの開発部門ではなく広報部が製作していたものと思われる。
 二色刷りで一冊10ページほど。三つ折りで提供されていた。
 1995(平成7)年6月から月刊ペースで発行されていたらしく、新作タイトルの簡単な紹介やアイテム・グッズ等の発売日の一覧、投稿コーナーがあった。
 ゲームセンター向けに作られたものか、ファンクラブ会員向けに配布されたものかは不明。管理人はVol.16までは確認できたが、いつまで発行されていたのか等、詳細は分かっていない。

KAISETSUSYO

ネスツ
組織・KOF

 NESTS。「KOF'99」〜「KOF2001」のネスツ編に登場する秘密結社。同名の男性・ネスツが設立した。
 優れたクローン技術を持ち、幹部にも数名のクローン人間がいる。構成員の多くがクローン人間か、もしくは何らかの人体改造をうけた改造人間・強化人間である。
 本部は衛星軌道上にある直径2000m、高さ3000mという巨大な要塞衛星「エイダス」。また、火星に秘密基地を持っている。
 草薙京のクローンを大量に投入して世界中で同時テロを起こそうとしたが失敗した(KOF'99)。また、幹部は一枚岩ではないようで、中には裏切りを画策するものもいる(KOF2000)。
 一部の幹部は「リュウケン」という格闘技を用いるが、使い手によってバトルスタイルは大幅に異なる。
 一時期、日本の巻島博士をはじめ、世界中の博士号所有者を誘拐してはクローンや人体改造の研究を強要していた。高い技術力はこのためと思われ、人体改造に関する数々の技術のほか、力を制御する様々なアイテムを創造、最終的には死者の蘇生にも成功している。
 実質的にネスツを仕切っているのはネスツの長男・イグニスであり、彼の死とエイダスの墜落をもって組織はほぼ壊滅したと思われるが(KOF2001)、一部の残党(K'一味、アンヘル、ネームレス、シルヴィ・ポーラ・ポーラなど)はその後も活動を続けている。

 当初は人類を新次元に導くことを目的に研究を重ねていたが、次第に圧倒的なカリスマ性を持つイグニスを中心にした宗教団体のような理念を持つようになり、研究は教祖イグニスを神とするためものへと変質していった。


 ネスツの研究者たち。彼らは自分の職場になんの疑問も持っていなかったのだろうか? しかし、実は彼らの正体は……。
(あずま京太郎「THE KING OF FIGHTERS - A NEW BEGINNING -」より)
 以下、管理人の妄想による彼らの昼休憩

 同じ人物のクローンを一万人近くひたすら作り続けたり、人間の殺人技術を特殊スーツに記憶させるなど、レベルの高い特殊技術を妙な方向に使わせたら天下一品の秘密結社である。また、草薙京の遺伝子を元にアニメのキャラ( テツオ K9999)を作り出すなど、凄いんだか凄くないんだかよく分からない哲学を持っている。

 また改造人間のK'は、「ネスツ(組織)の気配を感知する」という 電波としか思えない 能力を与えられている(パチスロ「KOF Chapter of NESTS」)。
 組織の長であるイグニスが50代にして神を自称する宇宙レベルの メンヘラ 空想家のため、幹部のゼロ(オリジナル)は苦労していると思われるが、イグニスの父も自分の名前(本名かどうかは不明)を秘密結社の名前にするなど、この親にしてこの子ありか、という気がしないでもない。

イグニスゼロネスツ遺伝子ブック

ネスツ遺伝子ブック
システム・KOF'98UMOL

 ソーシャルゲーム「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」に登場する、キャラクターを強化するための手段。育成に関する方法としては最強とされている。
「ブック」の名の通り、1ページに2キャラクターを登録でき、バトル中にそのキャラクター間で特殊な効果が現れるようになる(この組み合わせは、ストーリー上の人間関係に限定されない)。さらに、複数の色で構成される特殊な「チップ」を埋め込むことでキャラクターのステータスの底上げが可能。
 最初に解放されているのは3ページ(6キャラクター分)のみであり、以降はダイヤ1500個と引き換えに新しく1ページを解放できる。またブックの名称は自由に変更できる。

 システムそのものはかなり難解で、チップは「怪力」「狂猛」「沸血」「特性」の4種類があり、さらにそれぞれ「赤」「緑」「黄」「紫」「青」の5種類がある。色による能力上昇値にかなり差があり、「赤」が飛びぬけて強い。
 チップはレベルを上げるごとに能力の上昇値が上がっていき、それには「遺伝子メモリー」というアイテムが必要。不必要なチップはいつでも遺伝子メモリーに分解でき、それをチップの強化に使用できる。
 画面右側に表示されるステータスのプラス要素は、1ページに登録した2人のキャラクター両方に加算される。

 またチップには「変異レベル」という値が設定されており、チップを強化するごとに変異レベルが上昇し、最初はHPが、最終のレベル8になるとHPに加え攻撃力や防御力などが飛躍的にアップする。この「変異レベル」の強力さもチップの色に左右され、「赤」が最も強い。

 ただ、やはり最強にするには莫大なダイヤと遺伝子メモリーが必要とされるためか、「結局、札束で殴るのが一番強い」と言えなくもない。

祝福ネスツ

ノア
人物・KOF ALLSTAR・施設・SNK Fight
[ 1 ]

「THE KING OF FIGHTERS ALLSTAR」(2018)の登場人物。大きな黄色のリボンをつけた蒼い瞳の少女。一人称は「ボク」。
「色気より食い気」を地でいく明るい性格の女の子で、ストーリー当初(「KOF'94」)から記憶を失った主人公(オリジナルキャラクター)の側でずっと彼を支え、励まし続け、大会に出場している他のチームの格闘家たちとも主人公ともども良好な関係を築いていく。
 身長158cm、体重46kg、血液型AB。
 自分の性格については「どうせなら楽しいことの方が好き」「君といるといつも新しいことが起きるから楽しい」と語っているが、NPC扱いなのに攻撃能力があるなど、怪しいところも多い。また、大会の道々で主人公とノアが異常なほど暴漢に襲われるのは、実はノアに原因があった。

(以下、ネタバレ注意)

 物語が進むごと主人公たちがいる世界を「外」で調整している「調律者」と呼ばれる人物達とのつながりが見え始める。
 その正体は最初期の「調律者」の一人であり、「調律者」たちの間でも「ディレクター」と呼ばれる特殊な存在。過去、調律者アインの手によって抹消されるべきところを彼女の未練によってプログラムのうちに残されていたらしい。調律者リューゴのことを「先輩」と呼んでいるため、特に親しい関係であったようだ。
 主人公に対してはたびたび「オロチの復活を阻止しよう」と気炎を上げるが、それもプログラム内のバグ(調律者たちの言による)である主人公を利用してオロチの力を主人公に集めるためであり、アインをあざ笑うかのような雑なイベントをわざと起こしてみたりもしていたが、変容してしまった「'98」のストーリーでついに正体を暴露。改めてディレクター権限を得てリューゴを篭絡し、主人公からオロチの力を奪い、「'98」の混乱を収束させて主人公たちの前から姿を消した。
(「'98」以前のストーリーでは、オロチのことに話題が行くとあからさまに話を逸らせようとするシーンもある)
「'98」のストーリー終了時点でその真の目的は不明だが、「世界を変える」とだけ語っており、その「世界」が主人公たちのいるプログラム内の世界なのか、調律者たちのいる「外」の世界のことなのかは不明。
 ノア自身は新たな相棒シャインを連れ、「KOF」ではなく別の世界でそれを達成しようとしていたようだが、なぜかノアのあずかり知らぬところで「KOF'99」が開幕。これにはほとんど介入できないまま終了し、「KOF2000」のストーリーには登場しない。

 一方、イベント「エピッククエスト」では禁断の力「ファントムゲート」を覚醒させ、世界(おそらく管理するゲーム内の世界)に自由に介入する権利を手にし、マリーやルガールを洗脳して主人公たちに襲い掛からせたり、ストーリーを歪めてオロチを復活させようとしている。

 正体を現して以降は、笑顔のまま主人公のことを利用価値のある塵芥ちりあくた扱いしているが、シャインからは「実は相当気に入っているのではないか」と疑われている。
 というか、(ゲーム内でどのようなスパンで大会が開かれているのか不明だが)「'94」から「'97」まで四年間、ずっと主人公と二人で生活していたのだから、とっとと結婚しちまえと思わないでもない。
 一方で、ノアに従っているシャインとリューゴは、実はノアの行動をなんとか妨害しようと裏で密約を結んでおり、ゲーム内では調律者のリーダーだったアインが潜伏してストーリー(とカヤ)を監視している。

 担当声優は花澤香菜氏。

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「SNK Fight! 最強への道」に登場する、優れた知恵と公平な立場を持つとされるAI(人工知能)。
 同作の世界には複数の並行世界が存在し、それらの交わる場所として「バトルシティ」という街が存在する。「ノア」は、そのバトルシティと、そこで4年に一度開催される格闘家たちの祭典「格闘メジャーリーグ」の運営を担っているようだ。
「格闘メジャーリーグ」の優勝者には謎の力を持つ宝物が商品として贈られるようだが、それと「ノア」がどのようにつながっているかは、謎に包まれている。