ユリサカ用語集 -カ行

ガードキャンセル
システム

 格闘ゲームのシステムの一つで、相手の技をガードしたとき、そのガードモーションの終わり際を省略(キャンセル)して相手に直接反撃をしかけること。
「KOF」では'95から本格的に取り入れられ、パワーゲージを消費してから隙をキャンセルして必殺技で反撃できた(KOF'95から多段技が大幅に増えたことで、ガードキャンセルがしやすくなったということはある)。
('94でもガードキャンセルは可能だが、5回連続ガードからでないと反撃できないうえに、'94独自のシステムである自動ガードが働くとガードキャンセルできなくなる)
 KOF'95はMAX状態での攻撃力の上昇率が高いこともあって、雷光拳や超火炎旋風棍などの破壊力が高い技だと、体力満タンの相手に対しガードキャンセルから逆転一発KOという意味不明の現象も起こった。
 その後、システムの変遷にともなって、ガードキャンセルふっ飛ばし攻撃、ガードキャンセル緊急回避など、様々な方面に進化した。また、「ガードポイント」を持つ必殺技が登場したことで、技のモーション中に相手の攻撃を受け止め、そのまま強引に必殺技で反撃することができるようになった。
(ガードポイントを持つ攻撃技は「龍虎の拳2」が初出である)
 相手の単発技をガードキャンセルで返せるようになると、中級プレイヤーの仲間入りである。

 格闘ゲームに初めてガードキャンセルが発生したのは「ワールドヒーローズ」(1992/ADK)のデスマッチモードだが、これは調整ミスによって偶然生じたもので、システムとして正式に取り入れたのは「シュマイザーロボ」(1993/HOT・B)が初である。
 似たようなシステムに「KOF MAXIMUM IMPACT」の「さばき」がある。こちらは相手の攻撃を横にそらしてそのまま反撃に移るのだが、その反撃を「さばく」ことも可能なため、さばき→さばき→さばきと、延々と攻撃をさばきあう光景も時々見られた。

キャンセルさばき

カーマン・コール
人物・龍虎の拳外伝

「ART OF FIGHTING 龍虎の拳外伝」に登場した、ロバート・ガルシアの教育係・兼・ボディガード。ロバートの父親アルバートの信頼も厚いようで、財団の保安部を任されているようだ。
 常に冷静沈着、当然格闘技の腕も相当なもので、(名前の長い)護身術を自在に操って相手を追いつめる。ロバートが財団の顔役を勤めるようになると、その秘書役も兼ねるようになり、ロバートからも信頼されていることが分かる。兄貴分と言ったところだろうか。
 1950年6月13日生まれ。「龍虎の拳外伝」時、30歳(30歳!?)。身長185cm、体重87kg、ドイツ出身。血液型O。大事なものは最高のエージェントたるプライド。

「龍虎の拳 外伝」ではアルバート・ガルシアから「ロバートをイタリアへ連れ戻すように」と「依頼」を受けてメキシコ郊外のグラスヒルバレーを訪れ、リョウとともにロバートを探して回った。
 子供の頃からロバートのことを知っており、またエージェントとしてのプライドが高く、ロバートが極限流空手の達人になっても彼のことは「お前」と呼んでいる。
 外伝のストーリー開始当初は極限流のことはよく知らないらしく、ロバートのことも「格闘技の真似事で強くなった気でいるお坊ちゃん」と思っており、そんな彼にお灸をすえるつもりでいたが、直接手を合わせたエンディングでは極限流空手のこともロバートの実力も認めている。
 分かっている中で、カーマンが敬語で接しているのはアルバート・ガルシアのみである。

 彼の最大の特徴は、 名前の真ん中部分に全世界の男性の夢が隠されていること  その長い必殺技の名称である。
「ヘフティガー・シュトーフアグリフ(衝撃の猛攻打)」「ゲバルティガー・フーストリット・フォン・オーベン(高角度強襲蹴り)」「アオファイナンダーフォルゲルテ・ビュルフェ(連続投げ)」。
 第二次世界大戦中のドイツ高級軍人もかくやといわんばかりのこの貫禄であり、「フーストリット・フォン・オーベン中将であります」とかつけてもなんら違和感がない。
 早口言葉で一気に10回言えたら大したものである(トランプはもらえないが)。やっぱりというか、各所で誤植されまくった模様。


「龍虎の拳 外伝」の初期没案。これはこれで30歳には見えない……。

 このように、設定上は疑うことなき実力者なのだが、ゲームでは残念ながら最弱の座をシンクレアと争っている。
 最大の弱点はなんといっても技の隙の大きさ。上記の通り、技の名前だけならとても強そうなのだが、スピードの速いラッシュ(特に出の早い一発目)が欠かせないこのゲームで、カーマンの技はとにかく出るのが遅く、対戦の中で後手にまわりがちになってしまう。
 また当て身投げはなぜか地上の相手には全段はヒットせず(裏拳がヒットしない)、超必殺投げは「アルティメイトKO」でも脱衣KOをさせられないなど、最高のエージェントは色々と残念すぎる仕様になっている。

「KOF for GIRLS」では名前のみ登場。イタリアのアルバート・ガルシアの側にいるようだが、「KOF」を開催したナギによって財団ごと洗脳されてしまっているようで、ロバートの監視をしているらしい描写が見える。

 本人が登場するのは「龍虎の拳 外伝」のみだが、ロバートの側にいることが多いせいか、ロバートの登場するゲームのストーリーや背景にカメオ出演していることが多い。またその貫禄のせいか、「外伝」の漫画化である「カーマンに指令を」(天獅子悦也/新声社)では主役を務め、プロらしい理知的な性格と冷静さ・冷徹さを発揮。
 ロバートの行方を追って時には敵と駆け引きを演じ、時には敵を圧倒的な格闘技の実力で打ち倒し、ワイラー家の謎を追う。そして、最後に追いついたロバートの広い視野と構想力、的確な判断力を認めてパパ・ガルシアから与えられた財団の後継者たる予備プレ審査ジャッジを合格とし、自らロバート直属の部下となることを望んだ。
(以前は「ドーピングマシーン・ワイラーまで打ち破った。」と書いていたが、実際に漫画でワイラーを破ったのはロバートであり、これは管理人の記憶違いでした。申し訳ありません)
「KOF MI」のギース・ハワードがアナザーカラーで着ていたスーツはカーマンのものと同デザインである。

 担当声優は小市慢太郎氏。

天獅子悦也ミス・ジュールズ龍虎の拳トランプロバート・ガルシア

カエル
動物

 みんなご存知、脊椎動物亜門・両生綱・無尾目(カエル目)に属する主に緑色の動物。ゲーコゲコ。
 生体の頭は三角形で、目は上に飛び出しており、胴体は丸っこく、尾はない。後足が特に発達しており、これでジャンプすることで逃走を図ったりエサを捕まえたりする。
 当然ながら泳ぎが得意で、殆どの種には肋骨がない。樹上生活をする種もおり、それらの多くは指先に吸盤が発達している。
 田舎の池の周辺では、夜に野太い声でゲーコゲーコと大きな声で鳴くのが風物詩……だったのだが、最近はすっかり聞かなくなってしまった。
「CAPCOMVS.SNKバラチン2000」(金平守人/「アンソロジーGAMEコミックス 激突!CAPCOMVS.SNKミレニアムファイト2000」)では、なぜかタクマが5歳のユリにカエルをプレゼント。
 このカエルを受け取ったユリは「おとーさん コレ カエルだからピョンピョンとぶんだよねーっ」とタクマに質問し、タクマが「ああ そうだよ」と返答すると何を思ったか遠くへ投げ捨ててしまった(どうやら「跳ぶ」と「飛ぶ」を勘違いしていた模様)。
 それ以来カエルが帰ってこない為、ユリはカエルを捜索してもらうべく「CAPCOMVS.SNKバラチン2000」に出演した所司会のリュウから「我々はそんなカエルさんを発見しました!!」と吉報が入ったものの、スタジオに登場したのは誰がどう見てもブランカだった(一方のユリはブランカを本当にカエルだと信じ込んでいた)。

使用前使用後
(「CAPCOMVS.SNKバラチン2000」(金平守人)より)

(情報提供:小浜太介様)

かえるの味噌煮込み
料理?

 漫画「家庭的ユリっぺ!」(しまんだきよの・著/ホビージャパン)に登場するユリの手料理。

 ロバートは困惑するも、リョウは特に何の問題もなく完食した模様。
(情報提供:小浜太介様)

 日本では食用ガエルの歴史は古く、養老4(720)年に成立した日本書紀には早くも吉野の国栖(現・奈良県吉野郡吉野町国栖)の人々が「蝦蟇がま」を煮たものを「もみ」と呼んで食べていた、という記述がある。
 日本ではウシガエルが食用にされることが多いが、近年では美食家として知られた芸術家・北大路魯山人(1883〜1959)が「蝦蟇を食べた話」の中で、「食用ガエルより美味」としてヒキガエルを食し「肉はキメが細かく、シャキシャキしていて、かしわの抱き身などより美味い。ただし、どういうものか、少し苦味がある」と評している。
 フランスでは主にヨーロッパトノサマガエルの筋肉の発達した後ろ脚を「グルヌイユ」と称して食用にする(食べないカエルは「クラポー」という)。しかし近年はヨーロッパでの野生の食用カエルの調達が難しくなり、EU(ほぼベルギーとフランス)は2011年から2020年までにカエルの脚肉を4万トン(これはカエル8億1400万匹〜20億匹ぶんに相当する)を海外から輸入しており、各地の生態系に与えるダメージを危ぶまれている。
 中国からインドネシアにかけての地域ではトラフガエル(絶滅危惧種)やヌマガエル、南米ではナンベイウシガエルなどが主に食用にされる。
 韓国では1980年代に日本から食用としてウシガエルを輸入してみたはいいが、野生化して大量発生してしまい、生態系撹乱外来種に指定されてしまった。
 ちなみに、アメリカザリガニはウシガエルの食用として1930年に神奈川県大船にアメリカから輸入されたものが逃げ出して野生化し、爆発的に増えたもの。

火炎瓶
武器・KOF MIA

 主にガラス製の瓶にガソリンや灯油などの可燃性の液体を充満させたもので、投擲用の武器として使用する。着弾後は瓶が割れ、中の液体が飛散して着火、周囲に燃え広がる。
 投擲前に瓶に火をつけるものと、着弾後に自動的に発火するものがある模様。ただし使用者自身の身体に火が燃え移る可能性も高く、実はかなり危険な物体である。
 確かに人体に対しては危険なものの、兵器としての殺傷力はかなり低く、もっぱら急造の対戦車兵器として用いる。本格的に使用されたのは1936年のスペイン内戦からとされ、日本では1950年代の日本共産党の武装闘争や1970年代の学生闘争まで、長きに渡って使用されたが、1972年の「火炎びんの使用等の処罰に関する法律」施行以降は使用例が激減した。
 武器としては焼夷弾の一種で最も原始的な爆弾ともいえるが、発火はしても爆発はしないため、「爆発物」に関する法律では裁くことが出来ない。そのため日本でも新法の成立に至った。

 さて実は、ユリ・サカザキが試合中に隠し持っている可能性がゼロではない武器である。
 というのも、「KOF MAXIMUM IMPACT RA」では、「超ビール瓶斬り→(SC)天翔覇王翔吼拳」を決めると、「超ビール瓶! よ! は! 吹っき飛べー!」という、少し気になる声を発する。つまり、「超ビール瓶(準備)! よ(灯油を入れる)! は(火をつけて投擲)! 吹っき飛べー!(相手が)」と、全ての行動を自分で解説してしまっているのだ。
 あとは自分が空中で両手を広げ、「いかにも気の塊を撃ち落しました!」という顔でシレっと着地すればよい。完璧な作戦である。
 言われてみれば、同作の飛燕鳳凰脚は蹴りのモーションが微妙に猫背であり、例え技の最中に火炎瓶を両手に握っても隠しやすいように工夫されている。
 ユリちゃんの戦略は完璧なのだ。

超ビール瓶斬り天翔覇王翔吼拳飛燕鳳凰脚

格闘家の破片
景品・KOF'98UM OL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」で、格闘家を入手したり、入手した格闘家のパワーアップに必要なアイテム。
 ログインボーナス、エリートクエスト、クローンの撃破、ショップ、ガチャ等で入手できる。格闘家によって必要な破片は異なり、例えばユリの入手にはユリの破片が必要となる。
(そりゃそうだろう。ユリの破片にゲーニッツやルガールやへヴィD!の破片を混ぜて格闘家を完成させると、どんな珍生物が出来上がるか 興味は尽きない 恐ろしいばかりである)

 なお、ゲーム上では案内役の舞が気軽に「破片が」「破片が」と口にするが、初めてのプレイだと格闘家のバラバラ死体を集めて蘇生させているのではないかという、一種のオカルト感を味わえる。


 人体の欠片と装備の材料を同列で語る魅惑のくノ一。

2001不知火舞ルガール・バーンシュタイン

加隈亜衣
人物/声優

 かくま・あい。2016年の「KOF14」よりユリ・サカザキを担当するマウスプロモーション所属の声優。
 1988年9月9日生まれ、身長164cm、O型。福岡県出身、三人姉弟の長女で弟が二人いる。博多弁を話すが、かつては関西弁も話していたらしい。愛称は「くまちゃん」「かくまし」。
 高校卒業後、4年間OL生活を送っていたが、夢を捨てきれず、マウスプロモーション付属養成所の26期生を経て、ガストのRPG「シェルノサージュ」でいきなりヒロインデビューを果たす。

 2011年よりすでにラジオ番組やゲームソフトに出演しており、アニメでのデビューは「パパのいうことを聞きなさい!」のお姉さん役。
 その独特の声質から通称「丹下桜の後継者」。また、1年後の世代が竹達彩菜、内田真礼まあや、大久保瑠美などが名を連ねる1989(平成元)年生まれであることもあって、「昭和生まれ最後の新人」とも言われる。

 2013年10月から12月まで、水瀬いのりと期間限定ユニット「いのりっくま」を結成し、徳島、福岡、東京でイベントを開催した。
 大西沙織と競演が多く、仲がいいことも有名。大西からは某ラジオで「クマ」と呼ばれている。

 声優に憧れたきっかけは小学校五年生のときに見た「犬夜叉」で、あこがれの先輩も犬夜叉でヒロインを演じた雪野五月(現・ゆきのさつき)である。
 特技は水泳、卓球、パソコンのタイピング、河童の捕獲。また、様々な検定を持っており、自動車免許のほか、漢字検定、電卓検定、簿記検定、ワープロ検定などを持つ。前述の「河童の捕獲」は、2012年11月に岩手県遠野市で「河童捕獲許可証」を取得したことからで、マウスプロモーションの公式紹介ページでは、特技としてトップに記載されている。
「杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン!」にゲスト出演した時に、ドラマパートがロックマン風の作りだったため、(あだ名の名づけに定評がある?)杉田智和にカックマンというあだ名を付けられた。
 なお、好みのタイプは漫画「砂時計」の北村大悟らしい。

 加隈版のユリは、ほがらかさ全開だった前任のほりえ版ユリと比べると気合が入りまくりであり、これはこれで新境地である。

 以下、主な出演作品(数が多いのでたたみました。赤字は主要キャラクター)

アニメ
劇場アニメ
OVA
WEBアニメ
ゲーム
ドラマCD
ラジオ

■公式サイト→マウスプロモーション
■twitter→加隈亜衣

アランチャ・アライステギエイミー・ウォールズ鮭延未可丹下桜陳奕晴山ミキ浜崎歩ベロニカ・テイラーほりえかおり劉勝男

火事場のバカ力
バグ・KOF'94

「KOF'94」で確認されているバグの一つで、体力がちょうどゼロになったキャラクターの攻撃力が突如として大幅にアップしてしまう現象。「MAX0」という呼称のほうが一般的か。
 これを利用することでへヴィD!の超必殺技が単発即死技になるほか、必殺技を絡めた大抵の連続技が即死か瀕死になる(超必殺技を絡めればほぼ即死。MAXなら確実)。
 完全に使いこなせれば心強いものの、自分から狙って体力をちょうどゼロにするのは至難の業であり、対2P戦で相手の協力を得ながら「飛び道具をガードして調整」などしないと不可能だと思われる。
 しかも、攻撃力を実証しようと攻撃すれば協力してくれた相手を嬲り殺す「恩を仇で返す」ことになるうえに、「お礼に一発どうぞ」と一撃でも攻撃を食らうと負けてしまう。背水の陣の極致(もしくはドMの極み)である。

覇王タックル

鹿島大明神
神社

「KOF13」の極限流道場ステージに祭られている神社。元は茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮。
 日本全国にある鹿島神社の総本社で、香取神宮、息栖神社とともに東国三社の一社。
 古くは「常陸国ひたちのくに風土記ふどき」に鎮座が確認されている東国随一の古社であり(伝説ではあるが、初代神武天皇元年(紀元前660年)に創建されたといわれる)、大国主の国譲りのときに活躍する建御雷神タケミカヅチを祭神とする。
 平安年代には藤原氏が氏神として崇敬し、時代が武士の世に移ると時の朝廷から武神として崇敬された。現在は多くの武道で篤く信仰されている。
 十二年に一度、午年にのみ行われる「御船祭」は勇壮な水上祭である。
「常陸国風土記」には「香島」と記載されているが、8世紀初頭には「鹿島」と改称されていると思われる。この名前の変化の理由は諸説あるが、現在でも明らかではない。

 住所は茨城県鹿嶋市宮中2306-1。JR東日本鹿島線、鹿島神宮駅から徒歩10分。
 自動車では東関東自動車道、潮来インターから15分。表参道つきあたり大鳥居脇に第一駐車場(60台、有料)がある。
 宝物館では国宝の直刀などを展示している。現在の本殿(国宝)は1618年に江戸幕府が造営したもの。

 なお、同じ極限道場ステージでも、「パチスロ龍虎の拳」「龍虎の拳2」では祭られていないようだ。

■公式サイト→鹿島神宮|常陸国一之宮

香取大明神

春日野さくら
人物・ストリートファイターZERO・CAPCOM vs.SNK・他

 かすがの・さくら。「あの人」ことリュウの戦う姿に憧れ、もう一度出会うために、自らもストリートファイトの世界に足を踏み入れた、明るく好奇心旺盛なカプコンの女子高生ファイター。
 常にセーラー服で戦いに赴くが、それは「正装でなければ戦う相手に失礼であり、高校生の自分にとっての正装はセーラー服だから」という思いからで、さくらのまじめな性格がうかがえる。

 リュウの足跡を追い、学校の長い休みを利用しては世界を旅し、また時にはミュータントや地球外生命と正面から対決するなど、その胆の太さと行動力、そして天性の運動能力はズバ抜けている。また、リュウが殺意の波動に飲み込まれたときなどは、「私が責任をもって元に戻して見せます」と力強い発言をしており、責任感、正義感などにも恵まれているようだ。
 ……ただし、天性の飽きっぽさや好奇心からくる「奇行」も度を外れており、親友である千歳ケイは、しょっちゅう約束をスッポかされるなど、手を焼かされたり振り回されたりしているらしい。OVA「ストリートファイター4」では、なんのアポも無しに大企業の社長であるケン・マスターズの自宅を真夜中に訪問(玄関から不法侵入)し、屋敷の守衛たちを全員叩きのめした挙句に「不審者扱いは酷い」と文句を言っている。
 また、自らも「日に焼けた」と称して、殺意の波動に近いものを身につけたことがある。


真夜中にアポなしで大企業の社長を訪ね、不審者扱いされたと相手に説教。
(OVA「ストリートファイター4」)

 ファイトスタイルはリュウに酷似しているが、波動拳があまり飛ばなかったり、咲桜拳に長い助走が要るなど、経験ではまだまだかなわない。だが、小柄な体格からは想像ができぬほど、多彩な技を会得している。
 一度はリュウに弟子入りを懇願しているが、断わられている。

 人懐こい性格で、自分の学校(玉川南高校)だけでなく、若葉ひなたや鮎川夏など、他の学校にも多くの友人を持つが、火引弾や神月かりんなど、感情表現の強い相手は、やや苦手なようだ。
 多くのクロスオーバー作品に出演している縁で、「最強ファイターズ」や「CAPCOM vs.SNK」で競演したユリ・サカザキとも仲が良く、よく他の格闘家の技について情報交換しているらしい。
(「CAPCOM vs.SNK2」の勝利メッセージにおいても、ユリがチームメイトのときだけは「思わずノリツッコミ」という新しい一面を見せている)

 3月15日生まれ、日本の東京都世田谷区2丁目在住。両親と、弟のつくしと四人暮らし。
 身長157cm(158cm)、体重42kg。3サイズはB80-W60-H84。血液型A(ジャスティス学園のみO型)。
 好きなものは、体育、白い御飯、ストリートファイト。特技は英会話、料理。行きつけのケーキ屋は「デルフォンヌ」。
 いつでもリュウの写真を撮影できるように、インスタントカメラを常に携帯している。また、「NAMCO X CAPCOM」で競演して以降、ワンダーモモとフェリシアのファン。

 最初に登場した「ストリートファイターZERO2」では、女子高生がセーラー服にブルマで戦うなど、それまでありそうでなかった強烈な設定で、プロデューサーが反省するほど「狙いすぎた」キャラクターではあったが、それから様々な作品に出演。
 数多いクロスオーバー作品にも、ほぼ毎回顔を出すなど、すっかり春麗と並んでカプコンを代表する女性キャラクターとなった。
 ゲームに登場する際は必ずセーラー服で戦うため、すべて高校在学中のエピソードだと思われるが、漫画「さくらがんばる!」(中平正彦著)の最終回において、大学卒業後、母校の体育教師として頑張っている姿が描かれている。
(この設定が公式に取り入れられたのかどうかは分からないが、「カプコン ファイティングジャム」で、デミトリのミッドナイトブリスを食らうと、一瞬だがその姿になる)

 さくらに「気」の指南をしたのは火引弾。さくらはリュウを慕う一方で、ダンのことも師匠と呼び慕っているようだ。
 さらに上記「さくらがんばる!」の中では、機械のように戦い続けるキャミィが自我を取り戻すのに一役買い、さらにキャミィとのタッグで鋼鉄の大巨人ザンギエフを倒すという大金星をあげている。
 そういえば、初期の設定では、ケン・マスターズが出した格闘技のレクチャー・ビデオを通販で取り寄せて、それを見て格闘技を覚えた。……という設定だったと思うのだが、いつの間にか火引弾が、必殺技のレクチャーをしたことになっている。管理人の記憶違いだろうか?
(2012年2月のWEB拍手でご指摘いただきましたが、↑のエピソードは「ジャスティス学園」シリーズの若葉ひなたと委員長のものだそうです。情報ありがとうございました)
 ユリだけでなく、アテナとも仲が良いようで(実は誕生日が一日違いである。アテナは3月14日生まれ)、「最強ファイターズ」では「女子高生チーム」という専用のチーム名がつき、「CAPCOM vs.SNK」でも二人専用の登場デモがある。

 また、OVA「ストリートファイターZERO THE ANIMATION」では、まだリュウと出会う前の物語が描かれており、このときは「アメリカに行ってホットドッグの大食いでギネスブックに載りたい」という、ほのぼのとした夢を千歳ケイに語っている。
(ちなみにこのアニメ、色んな意味でグロくて強烈である。妙に日本語がたどたどしいリュウ(CV.ケイン・コスギ)とか、カエル顔でひたすら怖いローズとか、なぜかやたらと強いオリキャラの少年とか……)
 2017年10月に世界中で行われた「ストリートファイター」シリーズのキャラクター人気投票では、堂々の1位を獲得した(2位は「スト3」のまこと、3位は「スト4」のハン・ジュリ。なぜか4位に「スト3」のQがランクイン)

「ストリートファイター5」ではキャラクターパス・シーズン3(アーケードエディション)から参戦。高校は卒業しているようだが、バイトをしながら教師としての赴任先を探しているのか、将来についてかなり悩んでいるようで、大人になった彼女を垣間見ることができる。
以下、ネタばれ。

 担当声優は、
 笹本優子氏(以下を除く各種ゲーム)
 福圓美里氏(「ストリートファイターIV」シリーズ、「ストリートファイター X 鉄拳」、「鬼武者Soul」、OVA「ストリートファイターIV」)
 大沢千秋氏(OVA「ストリートファイターZERO - THE ANIMATION -」)
 川崎真央氏(OVA「ストリートファイターALPHAジェネレーション」)
 久川綾氏(ドラマCD「ストリートファイターZERO2外伝」)
 ブリトニー・リー・ハーヴィー氏(「ストリートファイターV」英語ボイス)

麻宮アテナおっす!友達火引弾リュウ・サカザキ

かす汁
プロフィール・好物

「KOF2000」から追加された、ユリの好物。だし汁に酒粕を溶いた汁物、もしくはだし汁に味噌と酒粕を合わせたものを溶いた汁物のことを言う。
 自家製梅干と並んで、また渋いものを好むようになった。ユリは人参、大根、魚を入れたベーシックなものを好む(Days of memories)。
 具材には鮭やブリなどのあら、豚肉、にんじん、大根、ゴボウなどの根菜類、こんにゃく、油揚げ、椎茸、ネギなどがよく使われる。何を入れてもそれなりに味がまとまるのが、かす汁の利点である。
 味噌汁を作るというよりも煮込みスープを作るというイメージが大事だそうで、ビタミンや炭水化物、アミノ酸などを多く含み、身体を暖かくしてくれるため、主に冬のイベントで振舞われる場合が多い。

 酒粕、というだけあって当然、アルコールを含んでいるが(酒粕の種類にもよるが、一般的には5〜10%程度と、缶酎ハイと同程度のアルコールを含んでいる)、通常は調理の過熱でアルコール成分はかなり飛ぶ。しかし中には、2006年9月、かす汁を二杯食べて車を運転した神戸市の教師の呼気から、1リットルあたり0.15ミリリットルのアルコールが検出される事件もあった。この教師は2007年3月、酒気帯び運転で書類送検されてしまった。気の毒な話ではある。
 肝心のユリは、「CAPCOM vs.SNK 2」の勝利メッセージで、覇王丸の酒を飲んでぐでんぐでん(べろんべろん、でも可)に酔っ払っていたことから、酒には弱いと思われる。また漫画「かたてまマンガ なりゆきクエスト」でも、他のメンバーがバー「イリュージョン」で盛り上がっている最中に一人だけ眠ってしまっているコマがある。
 さらに「KOF13」のキング対アテナの試合前デモによると、キング曰く「ユリと舞は酒癖が良くない」とのこと。
「もしも」ということもあるので、本当はかす汁を食べさせないほうがいいのかもしれない……。

麻宮アテナ甘口カレーあんこ餅イリュージョンキングクレープ自家製梅干ショートケーキストロベリーティー特上寿司ハチミツ入りミルクブラックトリュフ

カスジロー
プロフィール

 KASUJIRO。ポルトガル語でユリ・サカザキの紹介をしている某wikiの、「好きなもの」の項目にあった謎の単語。
「好きなもの」というからには、ポルトガルのユリはこの「カスジロー」なるものを愛好していると思われるのだが、どのようなものなのかはまったく不明。

 管理人が以前、世界中の言語に対応したオリジナルキャラクターのネーミングツールを製作したときも、ヨーロッパの言語に「カスジロー」なるファーストネームやファミリーネームはなかったと記憶しているので、少なくとも人名ではない(日本人でも女の子にカス次郎などと名づける親はそうそういないだろう)。
 ならば人名以外の行為・物体・遊戯・現象・動物・タイトルなどのいずれかだと思われるが、現在調査中。20歳の女性の好むものなのである程度限定はできそうだが、ユリは意表をつくことがあるので油断はできない。

 ひょっとしたら、海外のKOFには「アレクサンドル・カスジロー」とかいったオリジナルキャラクターがいるのかもしれない。
 ユリに好かれるのだから相当な人間的な魅力の持ち主であることは間違いなく、また南アフリカの「ングニ棒術」やケニアの「ナクバブカ」など、かなりマイナーな格闘技の使い手と思われる。
 なお、試しに「粕治良」で検索してみたら、なぜか平将門がひっかかった。

かす汁

カス技
システム

「龍虎の拳」シリーズで出る、劣化版の必殺技のこと。カス必殺技。気力なし必殺技、とも。
「龍虎の拳」シリーズには「気力ゲージ」という独特のシステムがある。これは必殺技を使うと減ってしまうゲージで、必殺技の必要気力量にゲージが足りないと必殺技が劣化してしまう、というもの。
 ところが、技にもよるがこの「気力なし必殺技」(カス技)が意外な高性能を発揮することもある。リョウなどの飛燕疾風脚は、気力が足りないと飛行距離が大幅に短くなってしまうが、これを生かして中間距離から相手の目の前に着地→そのまま投げ(通称「飛燕投げ」)というテクニックが生まれた。
 またジョンのフライングアタックも飛行距離が大幅に短くなるが、一度相手をダウンさせてしまえば「フライングアタック後はすべてめくりガード」という極悪な特性を生かして、倒れた相手の周囲をカス・フライングアタックで往復するテクニックがあった。
 一部の必殺技は気力が足りないと通常技に変化するが、この通常技にはキャンセルがかかる(通常技と必殺技の両方の特性を持っている)。それを生かして「スライディング→カス・トラップショット×2」(キング)、「立ち強キック→カス・翔乱脚×2」(タクマ)など、実用的な連続技が生まれた。しかもこういった連続技の一部は「気絶→気絶」を誘発するため、半即死連続技になった。

 なお気力ゲージは、相手からの挑発でも減る。

固い意志
スキル・KOFサバイバルシティ

「KOFサバイバルシティ」(2023)で、ユリが持つ「スキル」の一つ。このゲームでは、敵の領地を攻撃するときなどに、ファイターが兵を引き連れての集団戦になることがあるのだが、このスキルはユリの指揮する分隊の防御力をわずかに上昇させることができる。
 柔軟な時は柔軟だが、頑固な時は非常に頑固、というイメージのあるユリだが、このスキルは「少しでも多くの仲間を生かして帰す」という名の通り「固い意志」の表れなのだろう。

研究費用減少頑固な進軍

ボコ
キャッチコピー

 2018年配信の「THE KING OF FIGHTERS ALLSTAR」で用いられたキャッチコピーの一つ。「勝ち誇れ」と、「ガチ(真剣)にボコれ(ボコボコにやっつけろ)」をかけ合わせた造語。
真剣に戦ってその勝利を誇れ」を端的に表した、なかなか良くできたコピーである。

 ……と、ここで終わればよかったのだが、いざゲームが配信されてみると、ゲーム進行に深刻な影響のある愉快で奇怪なバグがで山盛りに搭載されていることが発覚。メンテを繰り返してもバグは解消されず(放置されているバグも多数)、それどころかそのたびに発見される新たなバグ、誰も求めていない謎コラボなど、運営公式の迷走に次ぐ迷走に、運営X(旧Twitter)のコメント欄や大規模掲示板のスレは阿鼻叫喚の大騒ぎに発展した。
 しかし運営はそれらのバグ報告や意見、悲鳴や忠告などをほぼ完全に無視し火に油を注いでいる現状に、「ネトマ(ネットマーブル。本作の配信元)をガチボコれ」というのがファンの合言葉になりつつある。

絆バグ究極の世界平和グラウンドダイビングブラックサンタクロース

活発
宿命・SNKオールスター

「SNKオールスター」(2019)に「リアルバウト餓狼伝説2」からゲスト出演した李香緋の宿命。李香緋、ユリ・サカザキ、矢吹真吾を同時に持つと攻撃力が15%上昇する。
 同作でユリが持つ宿命「元気満々」とほぼ同じイメージであり、メンバーもほぼ同じ(こちらには拳崇がいない)。違うのはこちらが攻撃力が上がるのに対し、「元気満々」はHPが上がるところだろう。どちらにしても、ノリと勢いで魔王に突っこみ、そのまま全滅してしまいそうなメンバーである。

元気少女元気満々

活発な普通の少女
KOF ALLSRAT・コア

「KOF ALLSTAR」に登場する「'98ユリ」の所有するコアの一つ。
 そう、いくらビンタで相手を吹き飛ばそうが、ヒップアタックから蹴り攻撃を連発しようが、回し蹴りで4〜5メートルジャンプしようが、空から気の塊を落として周囲を焼きつくそうが、カラオケの音波攻撃で一流ボクサーを破壊しようが、念の一喝で周囲300メートルのバリアを張ろうが、異世界を何度も救おうが、戦艦の指揮とファッションモデルを同列でやりこなそうが、すっかり誘拐され慣れしようが、ユリ・サカザキはどこにでもいる普通の女の子なのである。
 どこにでもいる普通の女の子なので、「KOF ALLSTAR」では攻撃されると自分のパワーゲージが増える。

Mr.BIG燕翼極限流砕破カラオケコアシリウスの瞳ちょう砕破覇王雷煌拳飛燕鳳凰脚百烈ビンタユリちょう回し蹴りユリちゃん号リョウ・サカザキ

カップル
宿命・KOF'98UMOL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」で、ユリ及びユリXIV Verが所有している「宿命」。ユリ、ユリXIV ver、ロバート、ロバートXIV Verを同時に所有すると、攻撃力が25%上昇する。
 これまで星の数ほどゲームに登場し、そのたびに関係があやふやだった二人をはっきり「カップル」と認定した初の事例と思われる。ロバートにとっては「龍虎1」以来30年越しの夢の実現であり、その喜びの大きさは周囲が想像できないほどであろう。「KOF13」の極限流チームのエンディングでは、ロバートは告白する前にユリに指輪を渡そうとしていたくらいであるから(タクマに阻止され続けたが)、交際=結婚が前提という認識でほぼ間違いないと思われる。
 ユリ側の認識は定かではないが、ユリの性格を考えれば、これまで通り友人のような交際を続けながら、これまでと微妙に違う関係に、ところどころどう接していいか分からずフリーズする場面が増えると思われる。二人の青春に幸あれ。

ガルシア財団極限流一家キングタクマ・サカザキ名誉極限流のメンバー!?リョウ・サカザキロバート・ガルシア

香取大明神
神社

「KOF13」の極限流道場ステージに祭られている神社。元は千葉県香取市にある香取神宮。
 関東地方を中心に全国にある香取神社の総本社。鹿島神宮、息栖神宮と並ぶ東国三社の一社。

 利根川下流右岸の「亀甲山かめがせやま」という丘陵上に鎮座し、日本神話で大国主の国譲りで活躍する経津主神フツヌシを祭神とする。
 神武天皇18年(紀元前642年)創建といわれる、全国屈指の古社。鹿島神宮と深いつながりがあり、同じく藤原氏から氏神として崇敬されたほか、武士の世には武神として崇敬された。現在でも多くの武道で篤く信仰される神社である。

 住所は千葉県香取市香取1697。JR東日本成田線、佐原駅からタクシーで10分(徒歩50分)。年末を除く平日・休日は駅と神宮を結ぶ路線バスが出ているほか(平日と土日祝で時間が違うので注意)、駅構内の観光協会の案内所でレンタサイクルの貸出もしている(普通自転車700円、電動1000円。香取ファンクラブに入ると200円割引。雨天時は貸出していない)。
 同じくJR東日本成田線、香取駅というのがあるが、こちらからはバスもタクシーも出ていないの注意(正月三が日のみシャトルバスが出る)。徒歩30分。
 自動車では、佐原香取インターを降りてすぐの信号を左折し、2分も走ると正面駐車場が見えてくる。

 国宝・海獣葡萄鏡のほか、本殿・桜門などは重要文化財。例祭は4月14日だが、午年ごとの式年神幸祭には大規模な舟渡御祭が行われる。

 なお鹿島神宮と同じく「パチスロ龍虎の拳」「龍虎の拳2」の極限流道場では祭られていない。このあたりの設定はよく分からない。

■公式サイト→香取神宮

鹿島大明神

カフェレーサー
車両・道路交通法

 オートバイの改造思想の一つ。当時のバイク乗りたちがカフェで自慢するため、そして公道レースで勝利するためにスピードと格好良さを求めて自分のオートバイを改造したことに由来し、1960年代にイギリスで誕生したといわれる。
 1960年代、イギリスで唯一の24時間営業だったロンドンのカフェ「エースカフェ」にロッカーズと呼ばれるこのような若いバイク乗りたちが集まり、改造バイクを駆使して公道レースに興じた。改造されるのはノートン、トライアンフ、BSAなどの車体が多かったようである。
 当初はカフェを根城にする彼らロッカーズを指して「カフェレーサー」と呼んでいたが、その文化が世界中に広まるにつれ、その改造スタイルをさして「カフェレーサー」と称するようになった。
 また日本では、その改造バイクを愛用するバイカーのことを「カフェ乗り」と呼ぶこともある。

 その改造スタイル(具体的には、パイプハンドルをセパレートハンドルに変更したり、レース用のマフラーを取り付けるなど)は、快適さや便利さを捨てひたすら「速度」と「旋回性」を追及したもので、当時のグランプリロードレース車両を模倣したものである。以下、専門のサイトを丸写ししても構わないが、バイクの知識のない管理人にとっては異世界の呪文の羅列も同様なので、手っ取り早く実例を示すと、

 こういうバイクである。
「SNKヒロインズ」のエンディングでユリはこの改造バイクにまたがり、颯爽と誘拐された兄を救出に向かった。
(ただし、このエンディングはいわゆる「夢オチ」であるため、ユリが本当にこの大きさのバイクを乗りこなせるかどうかは不明。兄が普段から愛用している乗り物なので、ユリにとっても「乗り物」といえば真っ先に思いつくほど身近なのだろう)

 なお、専門のサイト(こちらこちら)を読んでみると、現在日本でこういう改造に向いているのは、「ホンダ CB1100」「ホンダ CBR1000RR」「ホンダ エイプ50」「YAMAHA XSR900」「YAMAHA SR400」「KAWASAKI Z1000」「KAWASAKI W800」「KAWASAKI エストレヤ」「BMW R NINE T」「SUZUKI ST250」「ドゥカティ スクランブラー」「モトグッチ V7II」「ハーレーダビッドソン スポーツスター」「クラブマン GB250」などだそうである。
(ただ上記のように決まったルールや規定があるわけではないので、大型車を「カフェレーサーっぽく」魔改造することも無論あるようだ。リンク先のサイトでも「フレーム加工までしちゃえばどんなバイクでもカフェレーサーになるんです!」とかなりフリーダムな一文がある(笑))

 アメリカは実はバイクの免許に関してはおおらかで、日本と違い一種類の免許で総てのバイクを乗ることができる(ただし州によってかなり違いがあり、150cc以上と以下で別免許とする州もある)。
 おおむね実地教習は週末の二日間で終了し、料金は200ドル程度(この教習は受けない人もいるらしい)。その後週明けの筆記試験に合格すればOK。
 なんと、教習を含めても都合四日程度、筆記試験費用込み230ドルほどでバイクに乗ることができる。
(ただし、実地の教習に使うバイクは基本的に自分で用意しなければならず、それらをレンタルしてくれる業者もある。免許の取得は16歳から可能だが、21歳未満は別の講習を受けなくてはいけない州もある)

極限無双ブラザーコンプレックスリョウ・サカザキ

かみきり虫
BGM・KOF'96

「KOF'96」より、ユリの所属する龍虎の拳チームのテーマ曲。「みんなで決める格闘ゲームBGMランキング」で73位を記録。
「カミキリムシ」という昆虫の解説は……いる?

カラオケ
プロフィール・趣味

 ユリの趣味の一つ。普段はよく友人を誘って歌いに行っているが、友人の都合がつかないときは、兄のリョウを聞き役に無理やり連れ出して歌っているとのことで、よほど歌うのが好きなのだろう。
 好きな音楽は「演歌以外」(龍虎2)とのことだが、「KOF'97」では十八番が「夜桜お七」、「KOF'99」ではaiko、PUFFY、坂本冬美などにも凝っている、という設定がつけられているのは、意外といえば意外。
 ただ、「龍虎の拳2」のスタッフロール(ユリの歌うカラオケの音符がミッキー・ロジャースを破壊)を見ていると、ユリ自身の歌唱力には疑問符が付くようだ。

 ユリ以外のSNKキャラクターでは、藤堂竜白、キム・カッファンの趣味でもある。
 藤堂は演歌一筋だそうで、「演歌以外はなんでも聴く」というユリの音楽志向とは見事に対極。この二人をカラオケの一室に閉じ込めると、間をおかずしてバトルロワイアルに発展しそうである。

「カラオケ」という言葉は「空っぽ」+「オーケストラ」の造語。
「生伴奏ではなく、録音された音源で音楽をまかなう」という意味の放送業界の用語で、NHK交響楽団員の雑談から生まれたらしい。
 さらに、1971年にバンドマン井上大佑が、8トラックテープに録音された伴奏を演奏する装置「8ジューク」を開発し、一般の酒場に普及しはじめると、この「8ジューク」から発展する伴奏装置や、それを使って専門にサービスする業種そのものをさして「カラオケ」と呼ぶようになった。

 2015年の調査(対象3500人)によると、日本人の55%が「カラオケが好き」と答え(「嫌い」45%)、最も好まれているカラオケチェーンは「シダックス」だそうである。ただし、「歌を強要される」「空気が悪い」ことを30%近い回答者が嫌っており、この傾向は年齢が若くなるほど高くなる。
「8ジューク」の開発者・井上大佑は2004年、イグノーベル平和賞を受賞。さらに2005年にはその人生が「KARAOKE -人生紙一重-」というタイトルで映画化され、2008年には中国に招かれ日本人として初めて栄誉会員の認定を受けている。
 2010年にはアメリカで「KARAOKE」というタイトルの著作物の著作権を登記している。2012年に「井上大祐記念財団」を設立した。

(ただし、最近の研究により、井上よりも先にカラオケを発明していた根岸重一(1967年頃)、浜崎巌(1968年頃)、北治敏男らの存在が明らかになっており、井上は「初めてカラオケのビジネス化に成功した人物」と呼ばれることが多い)

藤堂竜白リョウ・サカザキ

空手三?
宿命・KOF'98UM OL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」で、「飛燕-ユリ・サカザキ」の所持している宿命のひとつ。飛燕-ユリ・サカザキ、Mrカラテ、二代目MrカラテMIAを同時に持つと、攻撃力が25%増加する。
 三人とも「天狗面」×3と正体を隠している(?)のが特徴(ユリは天狗面を側頭部につけているので正体不明と言うわけではないが)。
空手三?」という疑問形の命名も不思議である。本来なら「空手三馬鹿」などの名詞が続くのだろうが、三人とも正体不明の天狗、という扱いなのでスキル名も「?」なのかもしれない。

極限流天狗仮面タクマ・サカザキリョウ・サカザキ

空手道百合
スキル・時空召喚

 中国のゲーム「時空召喚」にコラボ出演した際に会得したアクティブスキル。
 衝撃破を前方に放ち、ガード無視の物理ダメージを与えることが出来る。ミニ敵キャラがワラワラ動き回るので、それらにまとめてダメージを与えるのに便利である。

「坂崎百合の空手による気合の一撃」という意味合いでの命名であり、決してそれ以外の意味はない。
 真っ先に某趣味の業界のジャンルの一つをドストライクに思い浮かべた人は、とりあえず同人誌を整理し、身を清めて心をきれいにする旅に出よう。おススメは四国八十八か所お遍路の旅(参考サイト:四国八十八ヶ所霊場会)であり、すべての行程を「通し打ち」で歩くと全長約1400キロメートルであり、心を綺麗にするには十分な旅路であると思われる。

カラテ・ブラザーズ
人物/グループ


(「学校へ行こう!!」野日ちぢむ著)

「ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 4コマギャグバトル」(光文社)に収録されている野日ちぢむ「学校へ行こう!!」の「四捨八限目 〜民俗学〜」でタクマの前に登場した、天狗の面をかぶった3人組(実はリョウ、ロバート、ユリの変装)。
 3人はタクマに対し「貴様の子供と弟子は預かった!! 返してほしくば変な顔をして片足をあげミジメに回りながら'96のアテナのテーマを歌えぃっ!!」と無茶な要求をすると、何故かタクマはあっさりとその要求に従った。その際、3人は自身達の行動を後悔していた。

(情報提供/文章:小浜太介様)

 なお管理人の記憶が確かならば、一タイトル中に名義の異なる複数の「Mr.KARATE」が同時に出演したのは「SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS」のみである(「Mr.KARATE」と「本気になったMr.KARATE」)。
 実際のキャラクターでは「Mr.KARATE」「本気になったMr.KARATE」「二代目Mr.KARATE」と三人いるので、チームが組めないことはない(ただし前者二人はどちらもタクマである)。
 ところでカードゲーム「SNK vs CAPCOM VERSUS TCG」の「Mr.KARATE」の固有能力が「行方不明」というのはどうなのだろうか。

麻宮アテナ極限流空手リョウ・サカザキロバート・ガルシア

カリフワ!
宿命・KOF'98UMOL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」に「飛燕-ユリ・サカザキ」として出演した際に持っている「宿命」の一つ。大地バッジを覚醒して、HPが15%増加する。
「飛燕-ユリ・サカザキ」はまるで「極限焼肉」の宣伝大使のような宿命・スキルを山のように所持しており、やる気満々である。「カリフワ!」はどちらかというと焼肉より唐揚げの食感のような気もするが、「焼肉 カリフワ」で検索してみると、ステーキなどのレシピがたくさん出てくるので、焼肉でも「カリフワ!」という食感はありえるようだ。
 この場合、ユリ自ら厨房に入っているのだろうか。

美味しい!極限焼肉焼肉乱舞!限定製造!

ガルシア財団
組織

 イタリア、ミラノに本部を置く財団で、ロバート・ガルシアの実家、出身母体。
「龍虎の拳1」のアーケード版パンフレットでは、ロバートの父アルバートが商売で成功し、一代で巨万の富を築き上げたことになっているが、天獅子悦也「カーマンに指令を」では、異なるエピソードが語られている。

 第一次大戦時(1914〜1918、イタリアの参戦は1915年)、ミラノの運送業者としてロバートの祖父サルヴァトーレ・ガルシアが創業したのが始まりである。第二次世界大戦時(1939〜1945、イタリアの参戦は1940年)に規模を急拡大させ、「龍虎の拳外伝」の舞台となった1980年時点で16ヶ国84ヶ所の海外拠点を持ち、船舶運輸・重工業・半導体・生保・損保・食品・ケミカル産業・土地開発・銀行など1370社を傘下に置く。総従業員数は約140万人。
 総資産は1980年時点で35億米ドル(約3.7兆旧リラ/8800億円)で、2023年12月の資産価値に直すとおそらく553億ドル、8兆円ほどであると思われる(イタリアの名目GDPより算出)。これは日本ではパナソニックホールディングス、丸紅、豊田自動織機などとほぼ等しい(ただし、総売り上げや純利益が不明なので、単純な比較はできない)。
 1980年当時はサルヴァトーレの子アルバート(アルベルト)・ガルシアが二代目の会長職に就いており、その子(サルヴァトーレの孫)ロバート(ロベルト)・ガルシアが後継者に指名されている状態である。

(以上の情報は天獅子悦也「カーマンに指令を」に基づく)

 94年の漫画「龍虎の拳」(ゴッセージ)では、財団の保有株はロバート名義で5000億(おそらく米ドル。1979年3月のレートでおよそ103兆1500億円)となっている。

 新規事業の開拓には熱心で、ローレンス教授とワイラー一族の研究に興味を示した(一時撤退したが、ロバートがワイラー一族の研究施設を買収してガルシア・プランテーションを設立)。また「KOF EX」「KOF13」「CAPCOM vs.SNK」「同2」「KOF for GIRLS」と、少なくとも五回、格闘技の大会のスポンサーにも名を連ねており、ロバートのモータースポーツ好きもあって、三代目以降はそちらのジャンルにも進出している可能性が高い。
 企業の成長過程としては、時期的にも同国のファッションブランド企業である「グッチ(Gucci)」が近いが、同社は90年代に創業家のお家騒動と外資の買収に巻き込まれ、フランスのグループ企業の子会社になってしまった。ロバートの代で財団がこうならないことを祈るばかりであり、ロバートの妻になるであろうユリの動向も非常に注目されることになるだろう。

四条雛子フレア・ローレンスロバート・カルシアロバート・ガルシアワイラー

カレー
プロフィール・KOF'98UMOL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」に登場した際、ユリ(ノーマル)の好む食べ物(グルメ)。贈ると先制値が上昇する。
 詳細は「甘口カレー」を参照。

甘口カレー

餓狼デザイナー誘拐事件(第一次、第二次)
出来事

 SNKの格闘ゲーム「餓狼伝説2」の開発中に、隣の部屋で開発が最終段階に入っていた「龍虎の拳」のチームに、餓狼2チームのデザイナーが数名誘拐された事件のこと。
 第一次(1992(平成4)年3月)、第二次(同年6月)と続く。9月には逆に、手の空いていた龍虎の拳チームのデザイナーが餓狼2チームに誘拐された。10月頃にはすでに開発チームは徹夜作業が常態化していた。
 なお、餓狼チームのデザイナーは、スケジュールが合わなかったり、ネタが総ボツを食らったりして、三度にわたってチームに反乱を起こしている。
「餓狼伝説2」は、企画の最初から完成までちょうど一年であり、クラウザーや不知火舞は実質、半年よりも短い時間でデザインから技の設定、ドット打ちまで行われた。デザイナーの奪い合いになったり、デザイナーが反乱を起こす環境は十分に整っていた。
 この第一次事件と第二次事件の間に「餓狼伝説」のアニメ化の話が舞い込み、アニメオリジナルの設定が多数作られた。餓狼チームはキャラクターの設定を深く掘り下げていなかったことを後悔したという。
 また、「餓狼伝説2」初登場のキム・カッファンは、開発中はキム・ハイフォンという名前だったが、韓国からの客に「そんな名前はない」とツッコミを入れられた。

「かわいければ弱くたって」チーム
人物・グループ・漫画
[ 1 ]

「ザ・キング・オブ・ファイターズ'94 4コマギャグバトル」(光文社刊)の塩崎有吾「ガンバレ日本!!」より「美少女は世界一弱い」で登場。
「KOF'94」では自身が弱いキャラクターである事を愚痴っている舞を見ていたユリとアテナの2人が、彼女と組んだ架空のチーム(当然ではあるがエディット機能の無い「KOF'94」では再現不可)。
(情報提供:小濱太助様)

 確かに「KOF'94」攻略ムック(新声社)の対戦ダイヤグラムでは、24人中、アテナ22位、舞23位、ユリ24位であり、文字通りの最弱チームである。愛とテクニックでなんとか……!

麻宮アテナキング女傑格闘家チーム女性格闘家チーム不知火舞スーパーヒロインチーム

[ 2 ]

[ 1 ]と同じくユリ・舞・アテナの3人によるエディットチームとして、「ザ・キング・オブ・ファイターズ'95 4コマ決定版」(新声社刊)の前田将「もえてもえてそのまま死んじまえ」より「テーマを決めました」では「ギャルズチーム」なるチームが登場している。
(情報提供:小濱太助様)

 このあたり、後に登場する「美少女格闘家チーム」(KOF2002)、「女子校生チーム」(KOF2003)、「女王チーム」(KOF DESTINY)、「スーパーヒロインチーム」(KOF15)に先鞭をつけたといえるだろう。

麻宮アテナキング女傑格闘家チーム女性格闘家チーム不知火舞スーパーヒロインチーム

簡易コマンド
システム・KOF'97

「簡易入力」とも。表記では複雑な入力を必要とする必殺技コマンドが、実際には大部分を省略した簡単な入力で出せてしまうこと。「KOF」では、「'97」で大きな問題となった。
「KOF'96」では必殺技コマンドのレバー入力の受付が非常に厳しく、なかなか必殺技が出なかった。特に斜め方向には2/60秒間(感覚的には素早くレバーを回転させる場合の二倍の時間)入力しなければならず、加えて通常技も他タイトルより出が遅いため、緊急時には必殺技・通常技よりも空中ふっ飛ばし攻撃(他の作品より強烈な性能を誇る)に頼る戦法が増えた。
「'97」ではこの点を反省し、複雑なコマンドでも簡単に出るように、コマンド入力の受付が一気に甘くなった。
 例えば、
元コマンド省略後




 このように省略が可能(コマンドが逆なら簡易コマンドも逆)。
 この結果、確かに必殺技は出しやすくなり「必殺技の合成」というテクニックも生まれたものの、あまりに出しやすくなってしまい、今度は「出したくない場面で必殺技が暴発」「出したい必殺技が他の必殺技に化けまくる」という嬉しくない事態が多発。前作とは違う意味で気軽には遊びにくくなってしまった。
「必殺技の出ない苦行ゲー」から「(必殺技が)ポロリだらけの大運動会」へ。「どうしてやることがそう極端から極端に走るんだ!」とファンの一部は涙に暮れることになった。
 なお、このような「簡易コマンド」は、受付時間の差異はあるが、ほとんどの格闘ゲームで導入されている。

頑固な進軍
スキル・KOFサバイバルシティ

「KOFサバイバルシティ」(2023)で、ユリが持つ「スキル」の一つ。敵の領地を攻撃するときに、生命力が増加する。
「CAPCOM vs.SNK2」(2001)で、ロレントとのチームで相手に勝利した際には「敵、ぜんめーつ! 進め進めー!」と積極的な攻勢を進言している。守るべき仲間が近くにいない、などの条件次第では、ユリの戦術は攻撃に傾くのかもしれない。というか、むしろノリノリで突撃しそう。

固い意志研究費用減少

元祖女性格闘家!
システム・絆バフ・KOFオールスター

「KOFオールスター」で「スペシャルシグネチャー」という枠組みでキング、舞、ユリがゲームに登場した時に、お互いに所有していた絆バフ。
 敵を倒すとパワーゲージが3%増加、ステージ開始時にパワーゲージ15%獲得、超必殺技使用時にパワーゲージを10%追加獲得、という効果があった。

キング女性格闘家チーム不知火舞

ガンバンベシ
用語・擬音・ストリートファイター2

 カプコンの格闘ゲーム「ストリートファイター2」で初めて発見された連続技(つまり、おそらく格闘ゲーム史上初めて発見された連続技)で、ブランカの「ジャンプ強パンチ→立ち中パンチ→しゃがみ強キック」のこと。
 ゲーメストで発見・掲載された。これ以降、次々と強力な連続技が発見されてしまったせいか、「ガンバンベシ」という名称は定着はしなかったが、連続技の歴史はすべてここから始まったと言っても過言でない。

RUSHキャンセルスタイリッシュアートリザーブ

気合ためキャンセル
バグ

「KOF'94」「KOF'95」のパワーゲージをためる仕様を利用したバグ。「'94」「95」のゲージはABC同時押しで溜めることができるが、これが実は小技の連打キャンセルを利用して溜めに繋げることもできる(しゃがみ弱Kを連打キャンセルすると、しゃがみ弱Kの戻りグラフィックを省略して再度しゃがみ弱Kが出るが、そのしゃがみ弱Kにキャンセルをかけてゲージためができる)。
 そして、連打キャンセルからのパワー溜めを一瞬で解除すると、ボタンの優先順位から立ち強Pが(勝手に)出るバグのこと。
 この立ち強Pはしゃがみ弱K×n(連打キャンセル分)から連続でヒットするため、強Pにキャンセルがかかるキャラクターはそのまま必殺技につなげて連続技となる。
 なお、連打キャンセルからしゃがんだままパワーゲージためを出して瞬間解除すると、しゃがみ強Pが出る。また練習が必要だが、ずらし押しを使用することで立ち強Kやしゃがみ強Kを出すことも可能。
 立ち強Kが二段蹴りである如月影二などは恩恵がすさまじく、(ジャンプ攻撃→)しゃがみ弱K×2→立ち強K(×2)→骨破斬りで気絶、次の連続技で十割確定、ということになる。
 連続技の研究が進んだ現在では、ほぼ全キャラクター必須のテクニックとなっているが、あまり初心者向けではないかもしれない。

如月影二キャンセルリザーブ

ギース・ハワード
人物・餓狼伝説



(直筆サイン)

 サウスタウンの闇の帝王であり、己の野望のためならば手段を選ばない冷酷さと明晰な頭脳、冷静な判断力、なにより圧倒的な戦闘力とカリスマ性において比肩する者はなく、知力、腕力、暴力、財力、権力と、およそ人界で考えうる「力」と呼べるものをすべて手に入れた「悪のカリスマ」。
「餓狼伝説」、引いてはSNKの格闘ゲーム全体を通しても屈指の悪役であり、ファンからの声望を一身に集めるほか、「餓狼伝説」製作チームも「ギース以上の悪役を作るのは難しい」と認めているほどである。

 1953年1月21日、アメリカ合衆国において、父ルドルフ・フォン・ザナック(※1)とアメリカ人の母マリア・ハワードの間に生まれる。幼少期は何不自由なく暮らしていたようだが、父ルドルフがシュトロハイム家に婿養子に入ることが決まり、母を捨ててしまう。以降、生活は困窮を極め、マリアは失意のうちに没した。
 ギースは父を決して許すことはなく、ドイツのシュトロハイム城に潜伏し父を奇襲したが、このときルドルフの側にいた彼の息子(ギースの異母弟)であるクラウザーに返り討ちにあった。以降、この二人は兄弟でありながら不倶戴天の敵同士となっている(※2)。

 その後、順序は定かではないが八極聖拳の達人であるタン・フー・ルーに弟子入りして格闘技の才能を開花させ、兄弟弟子であるジェフ・ボガード、チン・シンザンとともに「闘神三兄弟」と称されるまでに至る。しかし自分ではなくジェフが後継者に選ばれたことに怒り、実力行使で奥義を奪おうとしたがジェフに妨害され、タンから破門を言い渡され逐電した。
 アメリカに帰国後、サウスタウンの実権をにぎるべく密かに活動を開始。その明晰な頭脳を生かして「ハワードコネクション」を構築しつつ、サウスタウンの闇を牛耳る「組織」に入った。このときMr.BIGの下にいたブルー・マリーの祖父・周防辰巳(※3)から烈風拳と疾風拳の「理」を教わり、周防を殺害。

 組織内で頭角を現し、極限流をめぐる騒動でMr.BIGが失脚すると(※4)すぐに組織の実権を掌握し、今度は自分が極限流空手の奥義を習得して見せようと26歳で「KOF」を開催して暗躍するが、リョウ・サカザキに破れ、サウスタウンから離れて日本に渡った(「龍虎の拳2」)。日本では刑務所に潜伏していた「孤島の鬼」と呼ばれる老人に接触し、格闘技の修行をつけてもらうが、「帝王と殺人鬼の道は違う」と悟って鬼を殺害、帰国した。この時には既に「当て身投げ」を会得しており、「孤島の鬼」のレイジングストームのような技を返しているので、「レイジング〜」もこの時身につけたのかもしれない(※5)。
 帰国後はかつてのライバルであったジェフ・ボガードを殺害し、「組織」のトップとして「KOF」を開催して私腹を肥やしていた。「餓狼伝説」までの16年間でサウスタウンの議会や警察、司法などはすべてギースの手の内に落ちており、法で彼を裁くのは既に不可能な状態になっていた。唯一、ギースを裁くことが出来たのは、法には無縁の「復讐者」の牙だった(「餓狼伝説」)。
 ジェフの息子テリーに破れて自らの名を冠したビルから転落して死亡したかに思われたが、実は生きていた。しかしその傷は深く、思うように行動は出来なかった。そして深い傷でも快癒させてしまう奥義が書かれているという「秦の秘伝書」を求め始める(※6)。
 その後、全三巻と伝わる「秘伝書」そのものに興味を持ち始めた。もともと自分が持っている一本をはじめ、忠実な部下ビリー・カーンに命じて自分の異母弟ヴォルフガング・クラウザーの元へ赴かせ、クラウザーが開催したKOFの騒動に乗じて彼が所有していた「秘伝書」一巻の奪取に成功(「餓狼伝説2」)。
「餓狼伝説3」で正式に復活後、再びボガード兄弟や香港のブローカーである山崎と抗争を繰り広げ、山崎から秘伝書を奪って全三巻を所有したものの、「リアルバウト餓狼伝説」でテリー・ボガードに敗れ、ギースタワーより転落、死亡した。
 しかし、死亡後も腹心の部下ビリーの忠節は変わることなく、ある時期までまるでギースが生きているかのようにコネクションを動かし続けている。
 また「サウスタウンにおける最大の悪夢」として、秦の秘伝書による幻影という形で蘇ることがある。

(情報提供:ナリ @ 動画作成中@garouspecial様)

 1953年1月21日、アメリカ出身。身長183cm、体重82kg。凝り性だが飽きっぽい性格のため趣味は不特定。
 大切なものは己自身、好きな食べ物はレアのステーキ。特技は物事を強引に解決することで、好きな音楽は「ゴッドファーザー・愛のテーマ」。
 結婚の事実があるかどうかは不明だが、メアリー・ハインラインという女性との間に一人息子ロック・ハワードがおり、彼はテリー・ボガードによって育てられている。
(また、アニメ「KOF DESTINY」では義理の娘がいることも分かっているが、これを「餓狼伝説」シリーズの公式設定に混ぜてしまうのは非常に危険に思われる)
 大の日本贔屓であり、戦闘時は日本古武術の道着に真っ赤な袴を着用し、己の名を冠したビルの屋上に日本の甲冑のコレクションをしていたり、「覇我亜怒」と描かれた幟を立てたりしており、技名も一部の超必殺技以外は基本的に日本語。「KOF15」開催当時は、日本画の収集も趣味にしているが、本人曰く「日本は大好きだがアメリカが一番だと思っている」とのこと。
 天獅子悦也版のコミックでは、合衆国大統領を「私の要求を呑まなければ、一都市の支配者ではなく私の実力に応じた領土を要求することになる」と脅迫しており、ギース自身の行動原理が領土欲ではないことがうかがい知れる。
 正確な没日は不明だが、1996年没と思われる。

 ゲームにおける時系列上の初登場は「龍虎の拳2」(26歳)で、気力が減っても性能が殆ど変わらない烈風拳と隙が全く無いスライディングの連打でプレイヤーを地獄の底に叩き落した。「デッドリーレイブ」は本作が初登場となり、のちに「餓狼伝説」シリーズに逆輸入され、「KOF」でも登場。
 その後、ライバルであるジェフ・ボガードを殺害。このときの経緯は各種媒体によって全く異なるためどれが確実だと断言することは難しいが、ギースが29歳の時のことではないかと思われる。「餓狼伝説WILD AMBITION」では、ジェフ殺害の時に「1BE2QN5」というナンバーの車をリッパー・ホッパーに運転させていたことが分かっている。
「SNKオールスター」では出生のエピソードが逆になっており、もともとシュトロハイム家の当主の長男として生まれたが、母が庶民の出であるため一族では忌み嫌われ、一年後に正妻との間に弟が生まれたことで、母とともに一族から追い出されたことになっている。その後、母とともにイタリアに渡り極貧生活をおくり、母の死後、マフィアの教父(キリスト教で特に信仰の篤い著述家・作家のことだが、普通は2〜8世紀ごろの人物のことを言う)に連れられてサウスタウンに渡った。なお、権力を手に入れた後の彼の本拠地は「ジスタワー」とされている。
 なお、史上初めて「KOF」を開催した張本人であり(龍虎の拳2、1979年)、自分が主催者ではなくても(選手としての参加であっても)自分の傘下にある企業やグループがスポンサーとして「KOF」運営に関わっているなど(小説「KOF'96 - Rumbling on the City」(嬉野秋彦著))、「KOF」を通じて表・裏社会に影響を齎し続けている。

「餓狼伝説」のボスキャラクターとして登場したときから完成度は高かったが、その人気を不動のものとしたのは「餓狼伝説SPECIAL」であろう。道着のもろ肌を脱いで胸の傷を見せ付けるようなファイティングポーズ、重厚なボイス、強烈な当て身投げ、超必殺技レイジングストームの複雑なコマンド、印象に残る「ネオジオ史上最高の名曲」とも言われるBGM、森気楼が手がけたイメージ画の格好良さなど、全ての面で他のキャラクター人気を圧倒した。
「餓狼伝説」「龍虎の拳2」「リアルバウト餓狼伝説」「餓狼伝説WILD AMBITION」「KOF NEO-WAVE」の五タイトルでラストボスとして登場しているが、上記「餓狼伝説SPECIAL」のように、ラスボス以上の存在感を発揮しているタイトルもある。
 超必殺技のレイジングストームは、「餓狼伝説SPECIAL」では自分の周囲に気の柱を何本も集中させる技だったが、シリーズが進むたびに高性能になっていき、攻撃判定が自分の前方に集中するほか上方向にも伸び、さらにスゥエーラインにも攻撃判定を持つに到る。また「KOF NEOWAVE」では至近距離限定のコマンド投げとなっている。
 SFC版「龍虎の拳」やパラレルワールドの「KOF」で加えられた設定を考慮すると話がよりややこしくなるので、上記の解説には入れていないが、「ナイトメアギース」で登場すると他のキャラクターとのバランス無視で設定されることが多く、「KOF2002UM」だと特に強烈な強さを誇る。
「KOF'96」でシリーズに初登場した際には烈風拳が飛ばなくなったが、ジャンプ強パンチを連発すると一部のキャラに対して永久連続技になった。


「KOFオールスター」

「KOF2000」では選手としての出場はかなわなかったが、なんの因果か宿敵テリーのアナザーストライカーとして登場。邪影拳や投げを披露している。
 正式な時系列における作品では息子のロックと共演することはなかったが、オールスターゲームである「CAPCOM vs SNK 2」や「ネオジオバトルコロシアム」「KOF MAXIMUM IMPACT」シリーズなどでは共演をはたしており、ロックから憎悪とも言える感情を向けられている。
 スマホアプリ「君はヒーロー」で「龍虎の拳」コラボで登場した際には、ストーリー上で「龍虎」ギースと「餓狼」ギースの夢の掛け合いが存在する。
 同じく「KOFオールスター」では、なんと女体化して登場。赤袴に白晒し、まさに悪女の華である。なおオールバックの髪型は気に入っているらしく、女性化しても変えるつもりはない。
 恋愛シミュレーション「DAYS OF MEMORIES」では学校の校長として独裁的な手腕を発揮しており、例えコメディといえど手を抜くことなく仕事を全うしている。

 90年代のネオジオ人気を受けて「餓狼伝説」シリーズがメディアミックスとなった時も、漫画やアニメでボスクラスの扱いで登場することが多かったが、アニメはともかくなぜか「餓狼」が漫画化した際にはイロモノ漫画が多く出回り、ギースもズボンだけ破れないワイラーになったり、ロボに改造されて不気味な敬語を喋ったり、AKIRA風のまったく別人にされてしまったりと、散々な目に逢うこともあった(もちろん全てがこうというわけではない)。
 天獅子悦也の漫画「ギース・ハワード外伝」「ギース・ハワード外伝シリーズ/闇のギース」(いずれも新声社)はファン必携書であり、この二冊があればギースのことはほとんどわかる。同作者の「龍虎の拳」シリーズ(4冊/いずれも新声社)も併せて読めば完璧であるが、すべて絶版で現在ではほぼプレミア価格がついているのが悩みの種。

 自らの利益のためには手段を選ばない、という性格は携帯ゲーム機のタイトルやソーシャルゲームでより強調されており、「ストリートファイター」シリーズのベガと手を組んだり、「KOF'98UMOL」の「ギルティギア」コラボストーリーではオロチ一族やネスツと連携している様子もあった。
 漫画「餓狼伝説 戦慄の魔王街」(石川賢/講談社)では、香港・魔王街の黄金宮にこもり、全ての武闘家の祖にして最強の存在である武帝王を復活させ、その力で世界征服を企んでいたが、武帝王と同じ力を持つテリーと仲間たちによって阻止された。
「KOF14」の漫画化作品「KOF A NEW BEGINNING」(あずま京太郎/講談社)では、空(高高度の空間)に入った次元の亀裂の向こう側に秘められた膨大な「力(死者の力)」とそれを取り込む「バース」の存在に目をつけ、バースを倒してその力を自らに取り込み大暴れする。

 2010年代の媒体では、表社会の産業にも精力的に進出していることが分かっており、CGアニメ「KOF DESTINY」(2017)では自分の名を冠した豪華ホテルを経営し、「KOFクロニクル」(2019)のキャラインタビューではVR事業に進出したりコンプライアンスを気にしていることが判明している。
(前述の電撃CDドラマ「餓狼伝説2」では、ギースが表世界の最強の帝王、クラウザーが知る者ぞ知る裏世界の最強の帝王、という扱いになっている)。

 担当声優は、
 生瀬勝久氏(「餓狼伝説SP」)
 コング桑田氏(「餓狼伝説3」以降のゲーム、3DCGアニメ「THE KING OF FIGHTERS:DESTINY」、「鉄拳7」の戦闘中ボイス)
 柴田秀勝氏(アニメ「バトルファイターズ 餓狼伝説」「餓狼伝説 - THE MOTION PICTURE -」)
 大倉正章氏(アニメ「バトルファイターズ 餓狼伝説2」(少年期))
 森功至氏(CDドラマ「電撃CD文庫 餓狼伝説」)
 津田英治氏(攻略ビデオ「龍虎の拳2」)
 浜田洋平氏(3DCGアニメ「THE KING OF FIGHTERS:DESTINY」(少年期))
 ウォード・ペリー氏(Ward Perry)(アニメ「FATAL FURY 2」「FATAL FURY - THE MOTION PICTURE -」)
 トム・ビトラー氏(Tom Bitler)(「THE KING OF FIGHTERS 2006」)
 リチャード・エプカー氏(Richard Epcar)(ゲーム「鉄拳7」英語ボイス)
 魏涼子氏(「KOFオールスター」プリティー・ギース)

Mr.BIGKOFTHE KING OF FIGHTERS:DESTINYThe King of Fighters Extreme Revolutionギース・ハワード・ホテルキング・オブ・ファイターズ不知火舞サウスタウン組織

ギース・ハワード・ホテル
地名・KOF Destiny

 2017年8月公開のCGアニメーション「THE KING OF FIGHTERS DESTINY」に登場したホテルの名前。

 父を殺害したギース・ハワードへの復讐のために再会したテリー・ボガード、アンディ・ボガード、アンディから助力を依頼されたジョー・東の三人が、ギースの居場所に乗り込むために、偶然遭遇した大型トラックをジャックしたのだが、そのトラックのコンテナにデカデカとこう記されていた。


(「THE KING OF FIGHTING DESTINY」)

 ギースは闇の大物のはずであり「こうも大々的に名前を売り出しちゃって大丈夫か」とも思うが、考えてみるとギースは実業家の一面も持っているはずなので、本人的には問題はない……のか? 釈然としないが、本人がやっているからには、正統なビジネスモデルなのだろう。
 そのトラックのコンテナには大量の和風高級弁当が積載してあり、VIPを集めてのパーティーでも開催するつもりだったと思われるが、その弁当は空腹に耐えかねたジョーとアンディによってかなり食べられてしまった。

 司法書士の方に取材したところ、日本の場合だと不動産登記は個人では住民票、法人では登記事項証明書を元に手続きをするので好きな名前は付けられないが、建築物に屋号や商標を付けるのは自由だそうである(もちろん限度はある)。だから、例えば「何度占っても全戦全敗と出るユリ占いの館」とか、「マンションユリちょう回し蹴り」など、(客が来るかどうかは別問題として)付けようと思えば付けられる。
 古くは吉田茂の「松籟荘」、陸奥宗光の「聴漁荘」など、自分の別荘に個人の趣味で凝った名前を付ける例は多かった。日本の場合、バブルがはじける以前は土地の所有者とビルの所有者が同じ場合が多かったため、例えば「三菱一号館」や「阪急百貨店」など、どちらかといえば味気ない実用一辺倒の命名が普通だった。
 アメリカだと、不動産王で第45代大統領のドナルド・トランプ(1946〜)が自ら所有する多くの不動産に「トランプ・タワー」「トランプ・プラザ」など自らの名を冠して「自己顕示欲が旺盛だ」と皮肉を書かれることが多い。また「裏の顔役」でも、例えばコロンビアの麻薬王であったパブロ・エスコバル(1949〜1993)は貧困層の住宅建設、サッカースタジアム建設などの慈善事業に熱心で、彼が麻薬王であるとは知らない貧困層からは英雄視されていた(彼が政治家としての一面があったからでもあるが)。
 サウスタウンの闇の王であるギースがどういうつもりでホテルに自らのフルネームを付けたかは定かではない。トランプのような自己顕示欲か、エスコバルのように政治的宣伝を狙ってのことか、それは不明である。

 なおギース・ハワードは、1993年の漫画「餓狼伝説 新たなる戦い」でも、KOFに招待した富裕層を乗せるために建造した4万トン級の豪華客船に「グレート・ギース」と命名している。


(「餓狼伝説 新たなる闘い」(LEO ADVER/雲緒霞/新声社))

THE KING OF FIGHTERS DESTINY

記憶の日
宿命・KOF'98UMOL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」(2016)に登場したアンヘルが所有する宿命の一つで、アンへル、麻宮アテナ、ユリ・サカザキ、不知火舞を同時に持つと攻撃力が20%上昇する。
 意外な組み合わせで意外な名称の宿命だが、この四人の間にいつ、何があって記憶に残ったのは不明。記憶に残る強烈な体験をしたことがある者同士の組合せだろうか? 海外の記念日関連かと思って調べてみたが、分からなかった。
 ノリが良い時は絶好調で物事が進みそうだが、性格の不一致が明るみに出ると二度とかみ合いそうにないメンバーである。そうなった時、アテナの胃が悲鳴を上げそう。

麻宮アテナ不知火舞

如月影二
人物・龍虎の拳・KOF



(直筆サイン)

 きさらぎ・えいじ。江戸時代から続く「如月流忍術」の継承者。自ら「我が忍術は天上天下において最強である。故に我を越えるもの、すべてを断つ」と口にして憚らず、最強の空手と名高い極限流に目をつける。
「龍虎の拳の謎」(新声社)によると、影二が極限流のことを初めて聞いたのは死の間際の師からである。それ以降、自らの如月流忍術と対極に位置する(派手な)存在の極限流を許すことをできず、極限流を超えるためも行動を開始する(※1※2)。
 その圧倒的な自負心を示すかのような時代がかった高圧的な口調が特徴で、自分のことを「拙者」「我」、相手のことを「貴様」「おぬし」などと呼ぶ。

 目から下を覆う覆面をつけ、勝利ポーズなどで二本の小刀を構えることがあるが、彼自身はあくまで己の肉体ひとつで勝負している。
 如月流忍術の継承者ではあるが、師と血縁関係があるわけではなく、彼は師によって拾われた捨て子である。それゆえに如月流忍術に高い誇りを持ち、あえて敵を作るようなことを口にして自分を追い込んでいるのではないかと思われる。
 また、ギースの開催したKOFに出場することで、自分の本当の家族に自分を知ってもらうことができるのではないか、という淡い願望も持っている模様(※3)。

 1953年12月25日生まれ。26歳(龍虎2)→28歳(KOF'95)。身長172cm、体重70kg。血液型B。
 趣味は新技の開発と修行。好物は甘いもの以外と保存の効く物。嫌いなものは極限流。好きな言葉は「最強」。
 格闘家としては小柄な部類に入り、それもまた彼を修羅たらしめる理由のひとつになったかもしれない。

 初代「龍虎の拳」の日本伝統格闘技枠を藤堂竜白から奪い取り、テクニカルな通常技と高性能な超必殺技、そして格闘ゲーム史上初の「相手の飛び道具を跳ね返す」必殺技などを駆使して、強キャラとしての地位を確立した。
(ただし、影二の強さは気力ゲージにかなり依存する)
「KOF'95」ではこれまた高性能な飛び道具「斬鉄波」を盾にしながら相手に接近する戦法が強く、近距離立ち強キックからの「気孔砲」や「霞み斬り」が連続技になった。
 格闘ゲームに登場するたびに新必殺技を一つ会得しており、そのたびに強くなっている印象がある(「KOF11」ではガードされても有利な技が多かった)。
 ゲーム「龍虎の拳外伝」では、本人は登場しなかったが、元同流派の不破刃から付けねらわれていることも発覚した。

 ギース・ハワードの開催した1979年の大会以降も極限流空手を付けねらっている。チーム制となって二回目の'95大会では、ギースの指示を受けたビリー・カーンの誘いで八神庵と共にチームを組んだが、チームメイトのはずの庵に裏切られて襲撃され重傷を負った。
 その後、ビリーvs.庵の対戦時に顔を見せることはあったものの、「KOF11」大会まで本人が出場することはなかった。
「11」大会では「アンチ極限流チーム」として、まりん、藤堂香澄とチームを結成。チームワークの生まれようもない面々だが、それなりに友情は萌芽したのか、大会後にはリョウ・サカザキとキングの逢引現場を仲良く襲撃している(そしてキングの癇癪に仲良く吹っ飛ばされている)。
「SNKオールスター」(2019)では、如月流の忍者軍団を率いて「不知火流忍者の頭領」であるアンディ・ボガードの行方を正そうと不知火舞を襲撃したが、草薙京に敗北。さらにその後、草薙チームと八神チームとの試合前日、(ギースの命令で?)草薙家を急襲したがここでも急遽戻ってきた京に敗れて撤退した。翌日の決勝では京と庵の闘いに焦点が当てられ、影二はビリーと共に誰と戦ったのかもわからないまま、敗れて失神したことだけがサラっとテキストで流される杜撰な扱いで退場した。

 漫画「龍虎の拳2」(天獅子悦也)では、ギース・ハワードが極限流に差し向けた刺客として登場。確かに作中屈指の実力者として出場したのだが、三度のバトルがすべて奇襲・闇討ち、武器を使って相手を殺しにかかるという、「格闘家」というより「忍者」としての非情な一面が強く押し出されている。
 特に二度目にチャイナタウンを奇襲したときには、重傷を負い薬で眠らされたタクマ・サカザキを殺しに来てリー・ガクスウに「羅刹か」と呼ばれた。このように確かに実力者ではあるのだが、あまりにも卑怯なため「強者」という威厳は感じられず、悪く言ってしまえば「小物」に見えてしまう。

 夏元雅人の漫画「KOF京」では、草薙家の秘密を探ろうとその蔵に侵入したものの草薙静に見つかってしまう。その後(おそらく静のとりなしで)草薙家の居候になって柴舟と様々な駆け引きを演じたが、柴舟ともども静には頭があがらない。
 草薙京や八神庵の行動を影から監視していたが、二人のバンド対決と前後してゲーニッツの来襲を嗅ぎ取り、柴舟とともにゲーニッツに挑戦。京の高校の文化祭が終わるまで時間稼ぎを担った。

 真行寺たつやの漫画「KOF'94」では、影二に良く似た人物が「ミスターニンジャ」という名前で登場。影二というか「影二のパチモノ」にしか見えないチョビヒゲのキャラクターで、異種格闘技戦を圧倒的な強さのまま優勝したが、空港でスーツ姿のところを草薙京に襲撃され、トキメキ状態のまま瞬殺された。

 担当声優は
 島よしのり氏(「龍虎の拳2」「KOF」シリーズ)、
 岩崎了氏(「KOFオールスター」)。

アンチ極限流チーム極限流空手不知火舞タクマ・サカザキ藤堂香澄まりんミスター・ニンジャミスXリョウ・サカザキ

絆バグ
バグ・KOF ALLSTAR

「THE KING OF FIGHTERS ALLSTAR」で確認されている(いた?)バグ。
 このゲームでは、特定のキャラに特定のストライカーをセットするとその関係性でキャラクターがパワーアップする「ファイターリンク(通称「絆バフ」)というシステムがあるのだが、そのデータの設定ミスで人間関係がめちゃくちゃになっていた状態の事。
ロバートの片思いの相手がリョウだった」など笑撃的なものも含めて、これまで隠されていた人間関係が明らかになった。
 また、ファイターリンクとは違うシステムだが、「ユリ・サカザキと親密度を上げていたら、なぜかセットで暴走庵の親密度まで上がった」という妙な人間関係も浮彫りになっている。
 ただでさえ深刻なバグだらけの本作の中では清涼剤のような存在である。

ボコ究極の世界平和グラウンドダイビングブラックサンタクロースリョウ・サカザキロバート・ガルシア

北崎まどか
人物・龍虎の拳2

 ユリの年下の親友。10歳。名前の通り、日本人である。
 父親の仕事の都合で渡米してきたが、英語が離せずに土地になじめずにいた。そんなまどかに英語を教えたのがユリである。
 以来、ユリのことを姉のように慕っている。


「龍虎の拳2」の開発資料より。お嬢様なのか?


「龍虎の拳2」ユリのエンディング。一番左がまどかである。

 公式設定が殆どないのですべて想像するしかないが、70年代後半にサウスタウンに社員を送り込んでくるような会社なので、まどかの父親はそれなりの大企業に勤めていると思われるが、娘を英語を習得できるような環境に置いていない(そこに考えが及ばない)ことを考えれば、家庭を顧みない仕事人なのだろう。
「龍虎の拳2」攻略ビデオ(新声社)のユリのエンディングシーンでの会話を聞く限り特に目だった方言はなく、東京かその周辺の出身と思われる(ビデオのみ声を担当した生駒治美氏はバリバリの大阪人であるが)。
 左の設定画や「龍虎の拳2」ユリEDでも判るとおり、生来の明るさとお茶目さを併せ持った性格らしく、同じく明るさと朗らかさに恵まれたユリと馬が合ったのかもしれない。またお互い幼少時に父性に恵まれなかったという共通点も影響したと思われる。
 無口な妹が明るい姉に引っ張られて、徐々に生来の明るさを取り戻していくさまが目に浮かぶようだ。
 とにかくも、この幼い少女の明るさが失われなかったことは、誰にとっても最大の僥倖というべきだろう。


(直筆サイン(想像図))

エレン・バークマンジェニファー・ブラウン私立エールランド・ハイスクール

木戸警官
人物/グループ

 真行寺たつや「THE KING OF FIGHTERS'94」に登場した人物で、東京で行なわれたイギリスチーム(キング、不知火舞、ユリ・サカザキ)vs.日本チーム(草薙京、二階堂紅丸、大門五郎)戦のレフェリーを務めた警官。不知火舞とKOFの大ファンを公言する、傍若無人のお調子者。一人称は「オレ」「本官」。
 登場18コマ、台詞の数は27。
 この試合は、車で移動中のイギリスチームを日本チームが襲撃する形で突如、開始された。市街がパニックになる中、二名の警官が出動……したのはいいが、この中の一人が木戸だったのが幸か不幸か、「デモンストレーション試合」と勘違いした木戸が自らレフェリーを買って出て試合開始となった。
(実際には、草薙京が恋人ユキをルガール一味によって誘拐・監禁されており、脅迫されてやむなく女性格闘家チームを襲撃した)
 不知火舞のファンを公言しているがジャッジは公正に行なっており、手心を加えることはしなかったが、舞の「日本いち〜!」が見られると、興奮のあまりのけぞっていたり、キングの脱衣KOを見て鼻血を吹いたりしている。
 後輩を一人連れているが、尊敬はされていないようで、木戸が大蛇薙の余波(炎)で燃やされると「やった!死んでる!!」と歓喜されている(その後、その後輩を蹴り倒して舞への想いを絶叫している)。
 なお試合は、大将戦(舞vs.京)まですすみ、熱戦の末に舞の「超必殺忍蜂」を京がカウンターの「裏百八式・大蛇薙」で切って落とし、日本チームの勝利で終わった。その後、漫画開始当初からメインで登場していたチームが途中で乱入されて敗戦→チーム解散(日本で敗戦した後、キングがイギリスに帰国した)、というショッキングな展開を迎える。

 なお、ユリと舞は敗戦後に真実を知り、日本チームと和解した。それぞれユリはメキシコ代表(極限流チーム)、舞はイタリア代表(餓狼チーム)の応援に専念することになる。

キング不知火舞真行寺たつや脱衣KOフレディ・マーキュリー(偽)

逆転よゆうッチ
キャッチコピー・CAPCOM vs.SNK

「CAPCOM vs.SNK」におけるユリのキャッチコピー。意味はまったく解らないが、とにかくすごい自信だ。

極限小町極限流の紅一点ちょうおてんば娘よゆうッチ!

キャプテン
人物・KOFサバイバルシティ

「KOFサバイバルシティ」(2023)の登場人物。ネスツが世界中で起こした侵略事件を解決しようと冒頭でK'に協力を要請した。ファイターを次々に仲間に入れ、多数の実験体を放つネスツから世界を解放しようと活動する。現在の本拠地はサバイバルシティ。
 ゲーム中では「ファイターの経験値アップ」「攻撃速度上昇」といった、キャプテンだけが持つ特殊能力もあり、強化することで戦闘が有利になる(ただ、キャプテンを強化するアイテムは、リアルマネーでしか購入できない仕様のようだ(要確認))。
 物語当初はなかなかK'には信用してもらえなかったが、マキシマは「話が分かる」と信頼を置いていたようだ。
 なお、自分が協力するキャプテン候補はゴロツキ出身の自警団長(男)、女元科学者、敏腕の武器商人(男)、女傭兵、隻眼の元情報局長、元女弁護士の6人おり、ストーリーの冒頭で誰をキャプテンにするかを選択でき、キャプテンによって持っているスキルも異なる。
 ……のはいいのだが、実は最初に選んだキャプテンがゲームの途中で入れ替わってしまうという特大のバグがある。これはクーデターで集団のトップが入れ替わった、という解釈でいいのだろうか。頻繁に起きてもらっても困るのだが。

イグニスゼロネスツ本部

キャンセル
システム

 格闘ゲームの用語の一つ。
 技の戻り際のモーションを省略(キャンセル)して次の技に繋ぐこと。「弱パンチをキャンセルする」とは、「弱パンチの戻り際のグラフィックを省略して他の技に繋ぐ」という意味である。
 戻り際のモーションを省略するということは、その技の隙を完全になくすということであり、相手がガード及びのけぞりモーションから回復する前にこちら側が先に行動を起こせる、ということである。
 大抵はその技の出ている最中に次の技を入力することで「技→技」という一連の連携が成立し、多くの場合は相手側が連続ガードになる(ガードしていなければ連続技になる)。
「ジャンプ攻撃→地上通常技→(キャンセルして)地上必殺技」は、多くの格闘ゲームにおいて必須のテクニックであるが、総ての通常技の戻り際が省略できるとは限らない。例えば同じキャラクターでも、近距離の弱パンチがキャンセル可能でも、遠距離の弱パンチはキャンセルできない、などの制限がある。
 どのキャラのどの技がキャンセル可能かを公式がインストカード等で公開していることは極めて稀で、プレイヤー自身が研究するか、攻略サイトなどで調べるしかない。

 また極めて稀な例だが、「龍虎の拳2」のように「必殺技に応じて同じ通常技でキャンセルができるかどうか変わる」という変則的なタイトルもある。例えばリョウ・サカザキの場合、「立ち強パンチ→暫烈拳」はキャンセルが成立するが、「立ち強パンチ→虎煌拳」はキャンセルが成立しない。
 このような必殺技はユリ・サカザキを除く全キャラクターに存在する。恐らく通常技側ではなく必殺技側でキャンセルの可否を判断しているためと思われるが、なんでこんな妙なシステムにしちゃったのか不明。
(「龍虎の拳2」に使いやすい連続技が少ないのはこの謎の仕様が原因)

 なお、大抵キャンセルは「通常技→特殊技」や「通常技→必殺技」など、下位の技から上位の技へ繋ぐことをいい、「必殺技→通常技」など上位から下位に繋がることはなかなかない。これを許すと永久連続技が簡単に成立してしまうためであり、「通常技→(キャンセル)通常技」が普通に可能な場合は「チェーンコンボ」など独自のシステムとして名前がついていたり、目押しなどのテクニックを必要とする場合が多い。

 なお「キャンセル」するのはなにも通常技だけとは限らない。特定の行為をキャンセルしてジャンプする「ジャンプキャンセル」、ジャンプの着地の隙をなくす「着地キャンセル」、ガードの隙を軽減する「ガードキャンセル」、特定の行為をキャンセルしてダッシュする「ダッシュキャンセル」などの他、コマンド投げが出ない状況で入力して本来キャンセルできない技を強制的にキャンセルさせる「投げキャンセル」など、個別タイトルの特殊システムや、バグを使用した開発者の意図しない使用法まで、応用は非常に多岐にわたる。
 そのキャラクターだけでなく、システムやバグを端まで理解し応用できる者が、真の強者となれるのかもしれない。

F式ガードキャンセルスーパーキャンセルリザーブ

究極の世界平和
バグ・KOF ALLSTAR

「KOF ALLSTAR」で2019年に確認されているバグで、通信バトルで決着がつきそうな瞬間にゲームがフリーズして試合が止まること。
 この現象が起きてしまうと絶対に試合の決着はつかず、一旦落とすしかないといわれる。勝敗は永遠に不明のままで、「この世界の人間キャラクターは全員平等で、優劣など決してつけさせない」という、宗教的観念にまで達した運営会社の平等思想の表れなのかもしれないが、そんな会社がバトルゲームを運営するのはどうかと思う。

 なお、同じ時期に「通信バトルに入る前にチームメンバーの変更ができない」というバグが起こっており、つまり「ずっと同じメンバーで決着のつくことのない試合を永久に繰り返せ」という、「プレイヤーは神に反逆する罪かなにか犯したのか」と問いたくなるような地獄の仕様であった。
 エリ、エリ、レマ、サバクタニ!

勝ち誇れ絆バググラウンドダイビングブラックサンタクロース

キュート
宿命・KOF'98UM OL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」で、「ユリ・サカザキXIV Ver」が所有している「宿命」。「極限の帯」を覚醒して、スキル「ちょう砕破」を「MAXちょう砕破」に進化させることができる。
 これらの必殺技が引き起こすであろう世界的大惨事は、それぞれの項目を参照のこと。

MAXちょう砕破MAX超碎破砕破ちょう砕破

強弱入れ替え必殺技
バグ・KOF95

「KOF'94」「KOF'94 Re-bout」「KOF'95」で確認されているバグ。「弱の必殺技」を入力した直後に「強の必殺技」を入力すると「弱と強の両方の特徴を持った必殺技が出る」という、なんとも珍妙な現象のこと(逆でも可)。
 別名「チェンジリング」。
 カプコンの格闘ゲームにある、弱攻撃と強攻撃の中間の「中攻撃」を思い出していただければ良い。ただし、ほとんどの場合、「弱→強」と「強→弱」と入れ替えた場合で違う効果の技になるので注意が必要(「強→弱」は「弱→強」ほどの恩恵はない場合が多い)
 弱なみに出るのが速く強なみの突進力を持つ突進系必殺技が代表格で、リョウの「(強→弱)飛燕疾風脚」などは強の勢いで飛んで行ったあと弱の隙で着地するため、その後に通常技が繋がってしまい、間に(強→弱)飛燕疾風脚を挟んだ永久連続技が可能。
 草薙京の「朧車」(弱は空中で1発、強は3発のキックが出る技。強と弱を入れ替えるとキックの回数が2回になる)など、見た目からはっきり違いが分かる技もある。
 この現象は通常の必殺技だけでなく、超必殺技も該当するが、一部の超必殺技(乱舞技)を「強→弱」と入れ替えると、最後の必殺技のモーションが強バージョンから弱バージョンになってしまい、ダメージやヒット数が減ってしまう場合がある。

極限親子
宿命・KOF'98UMOL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH ONLINE」で登場。コレクションに含まれる宿命プロフィール。タクマ、ユリ、リョウが対象でボーナス効果はHP1.6%、攻撃力0.64%。

極限流空手タクマ・サカザキリョウ・サカザキ

極限コーラ
炭酸飲料・KOF ALLSTAR

「KOF ALLSTAR」で登場。ユリがウサギの着ぐるみを着ているときに持ち歩いているらしい炭酸飲料。
 コーラであるので甘味料(砂糖など)、香料、着色料、カフェインなどで味付けしてあるものと思われるが、「極限コーラ」はそれらの成分に加え、極限焼肉の旨味を凝縮した成分も混入してあるらしい。
 ただユリが自信をもってシャインやカヤにおススメしていることから、それなりに美味しく、それなりに売れているのは間違いないだろう。

 日本にコカ・コーラが入ってきたのは大正時代と以外に早い。そのコーラの最大手であるコカ・コーラは、多くの謎を抱えたまま世界中に広まったことから、同時に多くの都市伝説を産んだ。これらは「コーラの民間伝承フォークロア」にひっかけて「コークロア」と呼ばれている。

  • コカ・コーラの「コカ」とは「コカイン」のことである(※1
  • コカ・コーラは豚の血液が原材料に使用されていた。
  • コカ・コーラの、中央がキュッと締まった特徴的な形状のガラスビンは、女性のボディーラインを元にデザインされたものである。
  • コーラのビンに四角の凹みがあれば「辛口」、丸形の凹みがあれば「甘口」。
  • コカ・コーラ社は現在でもコーラのレシピを公開しておらず、それを知っている重役2名は、同時に事故に遭遇してしまわないよう、同じ飛行機には絶対に乗らない。
  • 現在では世界中の常識になっている「赤い服で大きな体」というサンタクロースのイメージは、1931年のコカ・コーラのクリスマスキャンペーンCMで初登場したのをキッカケに世界中に広まった。
  • コカ・コーラ愛飲者は民主党寄り、ペプシコーラ愛飲者は共和党寄り。
  • コカ・コーラを飲み過ぎると骨が溶ける。
  • コカ・コーラを飲み過ぎると妊娠できなくなる。
  • コカ・コーラには避妊効果がある。

 これはみな「都市伝説」であり、正確な情報ではないらしい。
(ただし、ヴァージン・ドリンクスのヴァージン・コーラのペットボトルは、女優パメラ・アンダーソンのスタイルをモデルにしている)


??「ペプシメェ〜〜〜〜〜ン!!!」

 貴方の出番はまたいつか。

極限焼肉

極限小町
通称・KOF XI

 ユリの愛称、あだな。「KOF11」の勝利メッセージから登場し、後にカードゲーム「ヴァイスシュヴァルツ」に登場した際には、ユリのキャッチコピーのひとつにもなった。
 ご近所さんからつけられた愛称が最初のようだが(KOF11)、ユリ自身もまんざらでもないようで、「KOF13」のデモなど自分でもたびたび名乗っている。
 というか、日系の少女に「小町」と名づけるご近所さん(やはりアメリカ人だと思うが)のセンスが非常に気になる。


(C)ワールドチェイン/セガ

 いうまでもないが、「小町」とは平安時代(九世紀)の女流歌人「小野小町」のこと。六歌仙、三十六歌仙に選ばれる実力派歌人であり、日本史を代表する美貌の持ち主でもある伝説の美女。その小野小町にあやかって、美しい女性のことを「小町」と称する。
 大同4(809)年前後、出羽の国・福富の荘桐の木田(現在の秋田県湯沢市小野桐木田)の生まれとの説があるが確証はない。 幼い頃から歌や踊りはもちろん、琴、書道となんでも上手にこなし、13才の頃には都へのぼり、都の風習や教養を身につけたと言われている。
 本名は小野吉子、遣唐使・小野おののたかむら(802〜853)の孫で、小野良真よしざね(良実/当澄/常澄とも)の娘とされているが、これらも歴史的な確証はない(小野良真の名は、信憑性に疑いがもたれている「尊卑分脈」という書籍にしか記載がなく、生きたであろう年代も小町の伝説と矛盾する)。
 仁明天皇(810〜850、在位833〜850)に使える女官であり、小野家の末娘であったから「小町」と呼ばれていたという。姉がいたことが分かっており、姉は「小野小町姉」「小町が姉」とも表記される。彼女も「古今集」に一首、「後撰集」に三首選ばれている歌人である。

 紀貫之(866?〜945?)の「古今集」の序において「古の衣通姫そとをりひめの流れなり。(中略)いはばよき女のなやめるところあるに似たり」と記されている。
衣通姫そとをりひめ」とは「服を着ていても分かるほどの、輝くように美しい肌を持つ姫」のことで、当時の美女の基準としては最大級の賛辞といっていい。
 また「よき女のなやめるところ」とあるように、遺されている約100首(「古今集」に収録された18首を含む)の歌には、女性ならではのストレートな愛情を詠ったものが多い。

 だが、若い頃は美貌と才能に恵まれ、深草少将など数々の男性と浮名を流したが、年を経るごとにその美貌も失われた。謡曲「卒塔婆小町」や「関寺小町」に見られるように、乞食のように諸国を放浪し、深草少将の怨霊にとり憑かれて発狂、最後は薄原の中で孤独に死んで白骨化し、自分も怨霊と化す、という悲惨な最期を迎える。

 ただし、その美貌に関する説話は全て後世の創作。本人の生涯に関する事実はほとんど不明であり、現在でも日本各地に小野小町に関する七十を超える伝説が残っている。
 また各時代ごとに、このような小野小町の悲惨な伝説を語り歩いていた女性が複数いたことが分かっている(唱導の女)。口伝で話が伝わるうちに、徐々に内容が悲惨になっていった可能性も捨てきれないだろう。

 日本ではクレオパトラ、楊貴妃、小野小町の三人で「世界三大美女」に例えられるが、この表現が生まれたのは明治時代のことで、和・洋・中の代表的な美女を集めてこの組み合わせになったようだ(この「世界三大〇〇」というくくりは日本独自の文化らしい)。
 なお、この組み合わせは日本独自のもので、海外では小野小町の代わりにギリシャ神話のヘレネを加えることが多いらしい。さらにマリー・アントワネットを加えて世界四大美女とされることもある。

ジェニファー・ブラウン

極限の帯
武器・KOF'98UMOL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」で「ユリ・サカザキ XIV ver」が装備している武器。初期装備「帯」からパワーアップ。
 通常、空手の帯は空手着を締めるのと同時に、帯の色で持ち主の段位・級位を表す役目があるが、何故かこの帯は成長すると攻撃力がアップする。
 ユリは武器としてこれを装備しているということは、つまり試合中窮地に陥った際に下記のような使用を想定しているのだろうか。あまりお勧めできる戦法ではないが……。


(キン肉マン/ゆでたまご/集英社)

極限流天狗仮面死神の爪

極限の力
スキル・KOF'98UMOL

「KOF'98UMOL」に「ユリ・サカザキ XIVver」として登場した際に所有しているパッシブスキル。

  • 味方全体の「極限流格闘家」の必殺ダメージを30%増加。
  • 自身のダメージ増加率と減少率、必殺ダメージと耐性、クリティカル率を40%増加。
  • 自身の必殺技とスキル攻撃は相手のカウンター率を無視。
  • 登場後、初ターン必ずスキル発動、2ターンの間、自身のダメージ耐性を40%増加。
  • 味方ターン中、自身は怒り減少効果を受けない。
  • 登場時味方に他の「極限流格闘家」が存在する場合、その中のHP最高者に自身の被ダメージ50%を分担させ、分担ダメージを80%減少(他の「極限流格闘家」が存在しない場合は自身の前にいる味方に分担させ、数値がそれぞれ30%、50%になる)。分担者のHPが最大値の20%になるまで効果は続く。
  • 味方格闘家行動開始時、行動制限されている味方が存在する場合、自身の通常異常を打消し、怒り回復速度を20%増加、怒りを400回復。
  • 致死ダメージを受けても倒れず、次の味方格闘家行動開始時までターゲットに選択されない状態に入り(他の味方が存在する場合のみ)自身の通常異常を打消し、HPを最大値の80%分(HP回復率に影響されない)と怒りを500回復し、戦闘終了まで自身の必殺耐性とスキル耐性を40%増加(重複不可)。この効果は3回まで発動可。
 ……と、これでもかと特殊効果をてんこ盛りにされている攻防一体の強力なスキルであり、ユリXIVの強さの一端を担っている。
 このトンデモ効果が格闘ゲームに逆輸入されることを祈るばかりである。

(参考:KOF'98 UMOL攻略 キムチwiki

極限流空手極限流紅一点極限流天狗仮面

極限の光
宿命・KOF'98UMOL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」(2016)に登場したロバート02UMが所有する宿命の一つで、ロバート02UM、タクマ・サカザキ、ユリ・サカザキ、リョウ・サカザキを同時に持つと攻撃力が25%上昇する。
 これは、ロバート02UMが肩書付き、サカザキ一家がノーマル版、ということは、将来的にはロバートが極限流空手を牽引する存在になるという予兆だろうか? それとも、ガルシア家がサカザキ家に提供しているコイン(金銭)の光を暗示しているのだろうか?
 真相はロバートの胸の内にのみある。

極限流空手タクマ・サカザキリョウ・サカザキロバート・ガルシア

極限バッグ
ファッション

 SNK公式サイト内で連載されている五コマ漫画「かたてまマンガ なりゆきクエスト」第八話に登場。
 ユリはこのバッグに道具を入れて、アルバイトや道場に通っているらしい。
 なお、この漫画は複数の作者によって描かれているらしく、絵柄がバラバラである。


 珍しいスカートスタイルのユリ。

極限ファイト
BGM・KOF2001

「KOF2001」より、ユリの所属する龍虎の拳チームのテーマ曲だが、作品によっては兄のリョウが「極限ファイトー!」と叫ぶことがある。
 また「餓狼 MARK OF THE WOLVES」の極限流空手家マルコ・ロドリゲスが勝利ポーズで道着を筋肉で弾き飛ばしながら「極限ファイトォー!」と叫ぶ。
 作品は不明だがユリにも「極限ファイトー!」という没ボイスが存在する。

極限無双
禁じ手・君はヒーロー

 正式には「禁じ手・極限無双」。「君はヒーロー」にリョウ・サカザキと思われる男がゲスト出演した際に敵に対して用いた、文字通り禁断の奥義。
 ハロウィンということで、オレンジ色のスーツとバタフライマスクで正体を隠した身元不明の「リョウ・サカザキ【ハロウィン】」が、「「覇王翔吼拳」を使わざるを得ない」と自慢の大型バイクを駆って相手を轢殺する(気のせいか、その後さらに真っ赤なポルシェに乗った長髪の男性が敵を背後から追い打ちで轢殺する)。
 極限流の関係者が使う奥義としては唯一、凶器を用いた技であるが、どこにも「極限流奥義」とか「極限流禁じ手」とか書いてないので、極限流と全く関係なしに感情的になったリョウ(似の男)が思いつきで繰り出したのかもしれない。
「龍虎の拳1」の有名なシーンのパロディだが、ここでは「武器を持ったやつが相手なら」とは言わないので、相手が武器を持ってようが素手だろうが、最初から轢き殺す気満々であることがわかるうえに、見事なまでに覇王翔吼拳要素ゼロ。
 なお、謎の青年がポルシェで追い打ちするのは、おそらく漫画「龍虎の拳」(天獅子悦也)の中で、ロバート・ガルシアがチャイナタウンでユリを誘拐した犯人を追い詰めたときに、いっさい容赦なくポルシェで突っ込んだネタのパロディであると思われる。
 どっちにしてもこの龍虎、あぶねぇ!

「オラオラ!」さすがヒーロー、かっこいい!え? ヒーロー!?ああ! やりやがった!
無慈悲なる追い打ち!

 この敵キャラクターは、「極限の龍虎」にここまでやられなければならない大罪を犯したのだろうか……。

カフェレーサー極限流空手覇王翔吼拳紅龍リョウ・サカザキロバート・ガルシア

極限焼肉
企業

「KOF14」の極限流チームストーリーで、タクマ・サカザキが経営している焼肉屋。タクマが焼肉屋を経営しているというのも驚きだが、どうも経営が軌道に乗っているらしいというのも驚きである。

 所在地はサウスタウン。一等地のコンビニエンスストア撤退跡地に建設された。
 店のコンセプトは「極限の焼肉をリーズナブルなお値段で」だが、その割りに良い肉を提供しているせいか、客単価は高め。サウスタウンでは入手しにくい備長炭を使用している。
 店の名物である「極限ハラミ」が大好評であり、さらに来月には一頭買いという強硬手段でコスト削減を実現した新メニュー「牛豚乱舞(一皿二人前で980円(税込み))」を展開する(英語版では牛豚乱舞の価格は「10ドル」となっている)。
 毎月に一度、全メニューが食べ放題になる「極限焼肉パーティー」というイベントがあり、その時にはユリもデザート担当として厨房に立つ(SNKヒロインズ)。
 店の営業時間を若干遅めに設定している。職人に集中してもらってサービスにバラつきがでないよう、細心の注意を払っており、店の面積に対して座席数は少なめに設定されている。ゆとりあるサービスが売りの一つ。
 これらの店舗経営のアドバイスをしたのは、パオパオカフェのリチャード・マイヤのようだ。

 オーナーのタクマいわく、「さすがワシ」「覇王至高店」。ロバートいわく、「ガード不能の霜降り攻撃や!」。タクマだけでなくユリとロバートも店の経営に(修業時間を削るほど)積極的に参加しており、ユリは自ら厨房に立つこともあるほか、ロバートもKOF開催中に参加者に宣伝することを忘れない。
 ユリがなぜそこまで極限焼肉に入れ込んでいるのかは分からないが、幼いころに側にいなかった父親と、憧れ(?)のロバートと一緒に「みんなでなにかに熱中する」という行為が楽しいのかもしれない。

 なお、「KOF14」の極限流チームのエンディングでは、これらの「極限焼肉ウンチク」が、約4分間にわたって延々と流れる。正直、最初に見たときは洗脳されるかと思った(笑)。
 店のホームページがあるとすれば、恐らく「http://kyokugen-yakiniku.com/」とかいったアドレスになるのだろう。
 参考までに、日本の有名焼肉チェーンである「牛角」のニューヨーク支店では、「USA神戸牛ハラミ」が一皿18ドル(2017年7月で2041円)だそうなので、「牛豚乱舞」一皿8.6ドル(980円)は、圧倒的な安さだと言わざるをえない。
 タクマの自信も、あながちなんの根拠もないわけではないのだ。

 運営は順調で、なぜか地球人以外の反応も気になったのか、異世界転移してきた者たちとの交流を機に、アスド大陸(セブンナイツ)の火炎の砂漠に支店を開店している。

「KOF15」以降も業績は好調であったが、本業の空手以上にますます喜んで稼業に勤しむサカザキ家+ロバートの姿に、ついに堪忍袋の切れたリョウが、「二代目Mr.KARATE」の姿で一同を厳しく叱責。タクマ、ロバート、ユリ、(立場的にはリョウ側であった)マルコの四人を、改めて空手の道に戻るように説き、憑き物が落ちたように心変わりさせた。
 タクマが一線を退く決断をした後、厨房に戻ってくるまでそのエプロンはマルコに預けられた。極限焼肉本社の今後の経営方向は不明。

「KOF14」の山崎竜二のCRIMAX超必殺技「ドリル(LV.3)」は、様々なもので相手を一発ぶん殴ってからトドメの一撃を食らわせる必殺技だが、ランダムで「極限焼肉」の看板が登場する。
(その他は、脚立、着ぐるみの頭、冷凍マグロ、麻宮アテナの看板、LUCHALIBREの看板)

 なお、上記のようにリョウは焼肉屋の経営に後ろ向きだが、「KOFオールスター」に「リョウ・サカザキXIV」として登場したには、「タクマ・サカザキ'98」との間になぜか「極限焼肉」という名の絆バフを所有している。リョウにとっては本意なのか不本意なのか……。
 また、2017年9月よりスタートしたSNKオンラインショップ(2022年6月終了)では、極限焼肉のロゴの入ったTシャツを2980円で販売してい た(Aamazonストア「NEOGEO Land」では現在も販売中)。

 もしかしたら、道場上がりの門下生で、店はにぎわっているのかもしれない。また、タクマの親心で、生活の苦しい門下生を雇っている可能性もある。
「KOF13」の時点では現役として元気に大技を披露していたタクマだが、山篭りにも参加せずに営業で手一杯ということは、今後は本格的に格闘の第一線から退く気なのだろうか?
 ただし、タクマはこの店を開店する前にソバ屋を一軒たたんでいる。自己理由であえてたたんだのか、経営不振で倒産したのかは不明。

イリュージョン蕎麦打ちタクマ・サカザキ妖怪蕎麦打ち

極限竜
動物?

 漫画「似て非なるもの」「参加の条件」(いずれも松本英孝・著/光文社)に登場する、ユリ製作の恐竜の気ぐるみ。
 リョウ曰く「キング・オブ・モンスターズじゃねえよっ!」。

(情報提供:小浜太介様)

極限流
宿命・KOF'98UMOL
[ 1 ]

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」(2016)に登場したロバートXIが所有する宿命の一つで、ロバートXI、Mr.カラテ、二代目Mr.カラテ、ユリ・サカザキを同時に持つと攻撃力が25%上昇する。
 詳細は「極限流空手」を参照。

極限流空手

[ 2 ]
「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」(2016)に登場したユリXIV verが所有する宿命の一つで、ユリXIV ver、二代目Mr.空手カラテMIA、二代目Mr.カラテを同時に持つと、攻撃力が25%上昇する。
 詳細は「極限流空手」を参照。

極限流空手

極限流一家
組織

 いつでもドタバタ。でも仲はよさそう。

キングタクマ・サカザキリョウ・サカザキロバート・ガルシア

極限流燕舞脚
必殺技・龍虎の拳2

「龍虎の拳2」にのみ登場した、ユリの必殺技。
 左ストレート→左立ち下段蹴り→右ストレート→左後ろ回し蹴りのコンビネーション攻撃を繰り出す。

「龍虎の拳2」には「気力システム」というものがあり、気力ゲージの残量によっては必殺技の特性が変化する(気力が足りないと飛び道具が飛ばなくなったりする)のだが、この技の性能はその気力の残量の影響を受けない。
 ただし、性能そのものは必殺技というよりは特殊技に近く、相手のガードの上から体力を削ることはできないし、四発の攻撃は連続でヒットしない(二段目と三段目の間に隙がある)。

 なお、「龍虎の拳2」でMr.BIG以外の全キャラクターが持つこういった「コンビネーション必殺技」の最後の一撃は、技中に気絶値やダウン値が上限に達した相手に対して、ガードクラッシュを誘発する効果がある(技をガードしても、最後の一撃が強制ヒットになっていきなり気絶する)。
 またギースの「デッドリーレイブ」の一段目のアッパーはこれと同じガードクラッシュ効果があるが、ガードはクラッシュされない。何を書いているのかわからねーと思うが(以下略/ガードポーズが一瞬解除されるが、ガードそのものが解除されるわけではない。いわば「ガードポーズクラッシュ効果」である)。

 必殺技としては「龍虎2」にしか登場しないが、「MAXIMUM IMPACT」シリーズでは特殊連続技「スタイリッシュアート」の一つとして再現されている(ただし、こちらは右ストレート→左立ち下段蹴り→左しゃがみアッパー→左後ろ回し蹴りと、やや構成が異なる)

RUSHスタイリッシュアート

極限流空手
名称・流派・組織・全タイトル

 若かりしころのタクマ・サカザキが創始した空手の一流派。「気」と「体術」を高レベルで融合させることに成功した、超実践的な格闘流派である。
 特に「気」の扱いに長け、体格も間合いも問わない劇的な戦闘力を発揮するが、その戦闘力の高さがサウスタウンの闇に大きな影響を与え、皮肉にもサカザキ一家を不遇の運命へと招きいれた。

「空手」と銘打ってはあるものの、ゲームに登場する技や、タクマが若い頃に武者修行の旅を続けていた経験などから、創設当初から「街頭ルール(ノールール、ノーウェイト)」「対他流派試合ミックスド・マッチ」「一対多」を念頭に置いた、極めて実戦的な総合格闘技として創始された印象が強い。
(「三戦さんちん」や「砕破サイファ」など、琉球唐手との接点をうかがわせる技も存在する)
 基本的に、直接的な体術で相手に突撃を敢行する奥技には「飛燕」の名を冠し(「飛燕疾風脚」「飛燕鳳凰脚」など)、「気」を用いて相手に間接的に攻撃を加える奥義に「覇王」の名を冠する(「覇王翔吼拳」「覇王至高拳」など)が、「覇王」の名を冠する技には高等奥義(超必殺技)が多く含まれる。
 更に、その両方の特性を含む「究極奥義」という位置づけで、「龍虎乱舞」という最大奥義が存在する(「奥義を超えた境地」とされることもある)。
 その技の力強さと、自由なアレンジを受け入れる懐の深さが最大の特徴だが、共に奥義である「覇王翔吼拳」が「超必殺技」、「龍虎乱舞」が「隠し超必殺技」「乱舞系必殺技」という概念を初めて格闘ゲームに持ち込んだことからも分かるとおり、極限流空手が後の格闘ゲームに及ぼした影響は、はかり知ることができないほど巨大である。


「KOF14」のユリの胴着の帯。けっこう細かい。

 タクマ・サカザキが「極限流」という名称をいつ頃から使い始めたのかは不明だが、藤堂竜白は、「龍虎の拳」の時代からさかのぼること20年前、日本で自分の道場を襲ったタクマと戦った事実を、「極限流と戦ったことがある」という表現で語っている。
(タクマはこの時点で「覇王翔吼拳」を使用しているため、流派としての原型は、このときにはほとんど完成していたものと思われる)
「龍虎」の時代設定から考えると、このエピソードは1960年前後のことのはずで、日本本土に空手を紹介した船越義珍が「空手道」という名称を用い始めたのが1935年、全日本空手道連盟(JKF)が結成されたのが1964年のことだから、空手の流派としては比較的古い。
 タクマがサウスタウンに移住して最初に拓いた道場「龍神館」は、妻・ロネットの死亡事故と、それに続くタクマの失踪事件の後に閉鎖され現在は廃墟となっているが、ユリ誘拐事件の解決後、同じ「龍神館」の名でビルのワンフロアを借りる形で再開している。
(上記の話はいずれも、石井ぜんじ・天獅子悦也「龍虎の拳」「龍虎の拳2」に基づく。また同原作者/作者による漫画「龍虎の拳2」でも新道場の名前は「龍神館」で統一されている)

 ユリ誘拐事件の後、リョウとタクマは和解し、タクマは道場を再興。極限流空手普及のための行動を起こし、メキシコや日本など、世界各地に道場を開設し現在に至る。
「KOF EX2」の極限流チームのエンディングでは、グスタフ・ミュンヒハウゼンによって誘拐されていた大勢の子供たちを救出した際、全員に護身の為の空手を教えている(月謝はきっちり受け取っている)。
 またアニメ「バトルスピリッツ 龍虎の拳」では、リョウが子供たちに教えをつけているシーンがある。
 世界中に支部があるにもかかわらず、指導が厳しすぎて門下生が集まらないという説があるなど、極限流空手の規模を推定するのは困難である(※1)。


極限流に入門すればこのようなアイテムがもらえるようだ。7日目のリョウ自身を含めてすべてオーダーメイドだろう。

 漫画「龍虎の拳」(ゴッセージ)によれば、極限流空手はタクマ以前に興っていた組織であり、タクマがそれを発展させて「陽の極限流空手」を、タクマの兄弟弟子である男が「陰の極限流(のちのMASK)」を興したという設定があるが、他の作品でこの設定を取り上げたものはない。
(「KOF MAXIMUM IMPACT Regulation"A"」のリョウ・サカザキ対溝口誠の対戦前デモでは、リョウが「極限流は親父が興した流派」と断言している)
 開祖であるタクマを第一世代とするならば、その使い手は第二世代であるリョウ・サカザキ、ロバート・ガルシア、ユリ・サカザキ、そして第三世代のマルコ・ロドリゲス、村上大地、海堂狂也、沙藤真琴らへと受け継がれていくことになる。

「餓狼 MARK OF THE WOLVES」のドリームキャスト版のオマケ要素「ギャラリー」で見ることができる「極限流」のポスターによると、海外での名称は「KYOKUGENRYU KARATE ORAGANIZATION」。
 現在では特に極限流の方から一方的に他流派に喧嘩を売ることはないようだが、やはり他の流派から見れば脅威でしかないのか、「KOF'98UM WEBedition」では山崎竜二率いるギャング軍団に、「拳皇命運」では謎の忍者軍団に襲撃され、「SNKオールスター」ではなんと藤堂香澄がギース・ハワードの私設部隊を引き連れて道場に乱入した。

「KOF'98UMOL」が「ギルティギア」とコラボしたときには、タイムスリップしてきた梅喧ばいけんが、道場内のアクセサリーが自分の世界の法力に似た力を放っていることに気が付いている。

 その使い手によって戦闘スタイルは大幅に異なる。現在極限流で最強の存在とされるリョウ・サカザキはクラシックな空手にちかいスタイルを好み、一般的にはこれが「正統派極限流」と認識されることが多いが、その妹のユリ・サカザキは極限流に自らのアイデアで大幅なアレンジを加えた、かなり変則的なスタイルを好む。


 サウスタウンにある本部道場(龍虎の拳2)。大昔の設定(「龍虎の拳1」のとき)だが、本部の電話番号は「808-231-4?26」となっていた。
 なお、アメリカで実際に808から始まる番号は、いずれも太平洋の真ん中にあるハワイかウェーク島である。


「龍虎の拳2」とは別のアメリカの道場?(KOF13)。


 サウスタウンに建てられた謎のエレベーター式道場(KOF'95)。本部道場と同じ場所かどうかは不明。


「KOF DESTINY」では、裏町に木造で建てられた道場のようだ。料亭にも見えなくはないが、街中にすっかりなじんでいるので、すでに長いあいだ、ここで運営されているものと思われる。

 本部道場の設定はまったく定まってはいないようで、ゲームやアニメによって道場の場所や建物の形状は異なっている。

「KOF'98UMULWEB-E」では、鉄道が下を通っているのか、道場の玄関まで長い陸橋が掛けられている。「龍虎の拳2」以降に再建された「龍神館」は、和風屋敷という趣が多い。

 元ネタは恐らく「極真空手」とその創始者「大山倍達」。
 極限流だけでなく、SNKのキャラにはこの両者をモデルにしたと思われるエピソードやキャラが幾つかある。真樹日佐夫が使った「飛燕の蹴り」、マルコ・ロドリゲスのモデルとなったウィリー・ウィリアムズなど。また、大山に挑戦した太極拳使い・林錬山は、体格からファイトスタイルまで「餓狼伝説」シリーズのチン・シンザンに酷似している。

Mr.BIGアンチ極限流チーム極限の光極限流極限流空手 イタリア支部極限流空手 クイズシティー支部極限流空手 上海支部極限流空手 ブラジル支部極限流空手 日本支部極限流空手 メキシコ支部虎煌拳沙藤麻琴新生不知火流道場タクマ・サカザキ藤堂香澄藤堂竜白覇王翔吼拳まりん村上大地ユリ式の極限流!ユリちゃん号龍神館リョウ・サカザキロネット・サカザキロバート・ガルシア

極限流空手 イタリア支部
施設・KOF

 電撃CD文庫「キング・オブ・ファイターズ'94」に登場した、ロバート・ガルシアの妄想中に登場した施設。この妄想はタクマがメキシコ支部を設立(を宣言)した直後に行われたので、実在すれば極限流二番目の海外支部になると思われる。
 以下ロバート・ガルシアの妄想による。

 施設の規模は不明だが、ロバート・ガルシアが師範として責任者を務めており、それを補佐する形でユリ・サカザキが同居している。
 近く来訪するタクマ・サカザキによって、このイタリア支部が極限流空手総本部になること、ロバート・ガルシアが極限流空手の後継者として指名されることが決まっている。
 またこのとき、ユリは懐妊二ヶ月である。

 ……以上である。まさに、ロバートの夢、あるいは願望がすべて盛り込まれた壮大な施設であることが分かるが、総本部問題と後継者問題はともかく、それ以外のことはこのまま歴史が続けば普通に実現しそうな気がするのだが……。

極限流空手極限流空手 上海支部極限流空手 台湾支部極限流空手 ブラジル支部極限流空手 日本支部極限流空手 メキシコ支部タクマ・サカザキ

極限流空手 クイズシティー支部
施設・クイズKOF

「クイズ キング・オブ・ファイターズ」の第三章「帝王の怒り」にて登場。クイズシティー郊外の断崖の前、もしくは中腹に建設されている道場。
 作中では単に「道場」としか呼ばれないので、「極限流空手 クイズシティー支部」という名称が正確なものかどうかは不明。
 ここではクイズシティーコロシアムで年に一回開催される大イベント「格闘クイズ選手権」の出場者達がその腕を磨いているらしく、師範としてタクマ・サカザキが常駐しているらしい。


 サウスタウン本部と瓜二つの内装だが、別の施設である。

「なぜクイズで道場?」と思われるかもしれないが、このクイズは「先に回答したほうが相手を無条件に一発ブン殴れる」というとんでもないルール(相手は回避も防御も不可)で、しかもどちらかが戦闘不能になるまで続くノックアウト制のため、道場で腕を磨く者が後を絶たないのである。
 極限流空手がクイズというジャンルにどこまで有効なのかは不明。

 1995年にはすでに稼動が確認されており、メキシコに次ぐ第二支部の可能性が高いが、おそらく同年のうちに閉鎖されていると思われる。その後、「KOF」のストーリーや設定には一切出てこないことを考えると、タクマにとっては思い出したくない黒歴史なのかもしれない。

極限流空手極限流空手 イタリア支部極限流空手 上海支部極限流空手 台湾支部極限流空手 ブラジル支部極限流空手 日本支部極限流空手 メキシコ支部タクマ・サカザキ

極限流空手 上海支部
施設・KOF?

「KOF12」リョウ・サカザキの、対シェン・ウーの勝利メッセージに登場。

「なかなかやるな!よし、極限流上海支部を設立だ!」

 強者に出会う→支部設立、という、「起承転結」の「承転」を見事にすっ飛ばした発想の展開が余りにもスピーディーだが、シェンを師範にスカウトしようと思ったのだろうか?
 いずれにしても、設立はまだ先のことだと思われる。

極限流空手極限流空手 イタリア支部極限流空手 クイズシティー支部極限流空手 台湾支部極限流空手 ブラジル支部極限流空手 日本支部極限流空手 メキシコ支部タクマ・サカザキ

極限流空手 台湾支部
施設・KOF

「KOF2002 アンリミテッドマッチ」のステージのひとつとして登場。ゲームの発売時期(2009年)を考えれば、現在のところ最も新しい海外支部と思われる。
 豪華な中華風の宮殿のような作りの広大な道場で、屋内には「竜虎相打つ」を描いた屏風が設置されている。また、外楼からは海が一望でき、「餓狼伝説スペシャル」でチン・シンザンの所有していたものと似ている豪華客船が四隻、係留されているのが確認できる。


 ゲームでは没となった夜ステージ。

 道場ではマルコ・ロドリゲスなど何人かの門下生が試合を見守っているほか、牙刀や双葉ほたるなど、他流派の格闘家が逗留していることもある。また、一見門下生に見えるなぞの男が柱を磨いているが、その正体は……。

 なお、台湾はアジアでも屈指の親日国である。メキシコやブラジルの道場を開いたときの経緯でわかるとおり、タクマ・サカザキは意外と経済通であり、さらに日本で道場を開いたときの手痛い失敗の経験もある。アジアで新たな道場を開くにあたっては、反日感情の強い韓国や中国をさけ、あえて台湾を選んだタクマの経営センスは、やはり高いと言わざるをえないだろう。

 所在地はおそらく台北市と思われるが、上記のとおり、道場の近くに豪華客船が二隻も係留できる港が近くにあり、それなりに大きな道場が建てられるという土地が条件で、候補地は多い。

極限流空手極限流空手 イタリア支部極限流空手 クイズシティー支部極限流空手 ブラジル支部極限流空手 メキシコ支部沙藤麻琴タクマ・サカザキ村上大地リョウ・サカザキ

極限流空手 日本支部
施設・CAPCOM vs.SNK・Days of Memories

「CAPCOM vs.SNK」で初登場。
 2000年竣工。タクマにとっては満を持しての故国・日本への凱旋だったと思われるが、まだ木造の骨組みしか出来上がっていない段階で、不幸にも「ミレニアム・ファイト」(CAPCOM vs.SNK)のバトル・ステージの一つに指定されてしまう。タクマが心配そうに見つめる中で試合が行われ、タクマの心配をよそに、激しい戦いの中で建てかけの道場は、やはりというか、崩れてしまう(条件によっては完全崩壊する)。

 だが、5年の時を経た2005年以降、「Days of memories 〜僕と彼女の熱い夏〜」「同 〜彼と私の熱い夏〜」にて、ついに日本支部が稼動していることが確認されている(少なくとも、2004年以前には運営を始めているようだ)。
 2000年のショックに負けることなく、夢を完遂させたタクマ・サカザキの精神力には感嘆させられる。道場の住所は、大阪府吹田市江坂町と思われる。
(ただし、劇中の舞台となる「ESAKA」は架空の都市なので、そもそも「Days of memories」のエピソード自体が、「CAPCOM vs.SNK」での道場崩壊という現実から逃避したタクマ・サカザキの夢か妄想から派生した仮想現実、という可能性もまったく無いわけではない)

 道場には若い門下生が多く、近所にある私立清嶺学園や私立雷門学園の生徒も在籍している。
 村上大地、海堂狂也、沙藤真琴などの、ユリよりも若い「日本世代」が、「新世代極限流チーム」としてKOFを震撼させる未来も、そう遠くは無いだろう。

 なお「CAPCOM vs.SNK」での正式なステージ名は「サカザキ道場日本支部」となっている。
 つまり、これ以前にも建てられたものの、何らかの理由で崩壊したことがあるのかもしれない。
 もしくはタクマが日本にいた時期(リョウやユリが生まれる前か生まれた直後?)に、タクマが日本で道場を営んでいた可能性もある。


 ひたすら広大な、完成後の日本支部道場(だと思われる。「MAXIMUM IMPACT 2」より)。

 ちなみに「CAPCOM vs.SNK」で道場が崩壊する条件は、各キャラに設定された体重値が、転倒orダウンによって蓄積されていく度合い。普通は15段階(天井が落下した状態)までしか崩壊しないが、その状態でスーパーコンボ・フィニッシュで試合を決めると、最終段階として完全崩壊してしまう。
 もっとも体重が重く設定されているのは、ザンギエフ、エドモンド本田、ブランカ、サガット、山崎竜二、ライデン、ルガールで、彼らを20回ダウンさせると条件が満たせる。

極限流空手極限流空手 イタリア支部極限流空手 クイズシティー支部極限流空手 台湾支部極限流空手 ブラジル支部極限流空手 メキシコ支部沙藤麻琴タクマ・サカザキ村上大地リョウ・サカザキ

極限流空手 ブラジル支部
施設・餓狼伝説

「餓狼 MARK OF THE WOLVES」にて登場。マルコ・ロドリゲスが責任者を務めているようだ。
「餓狼 MARK OF THE WOLVES」の年代から考慮すると、極限流空手の海外支部としては1994年のメキシコ、1995年のクイズシティーに継いで三番目に設立されたと思われる。
(「餓狼MOW」の舞台が2005年で、ブラジル支部で修行を積んだマルコ・ロドリゲスがこの年、40歳。
 マルコが何年の修行で奥義を得たかは不明だが、恐らく2000年以降に再度竣工された日本支部よりは、ブラジル支部は古いはずである)

 アメリカとメキシコでの成功で北米大陸での営業に自信を持ったタクマが、あらためて南米に着目したのではなかろうか。
 興味深いのは、ブラジルが1998年秋から深刻な経済危機に襲われたことである。先だって1994年、メキシコの通貨危機に臨んで成功したタクマが、そのときと同じ手法で支部を設立したのだとすれば、ブラジル支部の設立はおのずと1999年と仮定でき、これは日本支部よりも古い。

 所在地は恐らく、1000万人の人口を抱える南米最大の都市サン・パウロ。住民にはイタリアやポルトガル、そして日本からの移住者の子孫が多く、日本語新聞も刊行されており、日本文化を受け入れる下地はある。
 意外な経済通であるタクマ(と、ブレーンのアルバート・ガルシア)が、この好条件に目をつけた可能性は高い。

「餓狼MOW」のマルコ・ロドリゲスのストーリーでは、リョウが修行に出かけ、マルコが大会に出ている間に道場は道場破りに荒らされてしまい、看板は奪われるわ古参の道場生たちは皆去ってしまうわと、散々なことになってしまっていた。

 ブラジル支部の惨状。
 犯人はおそらく牙刀の父親ではないかと思われるが、詳細は不明。

極限流空手極限流空手 イタリア支部極限流空手 クイズシティー支部極限流空手 台湾支部極限流空手 日本支部極限流空手 メキシコ支部リョウ・サカザキロバート・ガルシア

極限流空手 メキシコ支部
施設・KOF


メキシコ支部道場の隆盛(KOF'94Re-bout)

「KOF'94」の龍虎の拳チームのストーリーに登場。恐らく、極限流空手初の海外支部であるが、タクマがなぜメキシコを選んだかは謎。人脈があったのだろうか?
(ロバート・ガルシアもストーリー中で「なんでメキシコやねん」と疑問を呈している。またドラマCD「電撃CD文庫KOF'94」では、やはりロバートが「壁に世界地図張ってコンパスでも投げて決めたんちゃうか」と予測している。
 余談だが、旧ゲーメストライター陣の憶測によると、タクマが無類のメキシコ好き(ぴぐ氏)、メキシコといえばタコス(ももやん氏)、テキーラ(アディオス氏)……結局、真実はタクマの胸のうちにのみあるようだ)

 なお、タクマが支部を設立した1994年、メキシコは深刻な通貨危機に襲われている。徐々に社会不安が広まるなか、護身術を教える場として極限流道場が頼りにされたことは想像に難くなく、「KOF'94 RE-BOUT」のオープニングムービーからもその盛況具合が伺える。もしもタクマがそこまで見越してメキシコを選んだのだとしたら、彼の経済感覚は超一流といっていいだろう。
(ロバートの父親でタクマの親友でもあるガルシア財団会長アルバート・ガルシアの助言もあったと思われる)

 ただ、海外の有志によるwikiなどでは、「この道場は常に現金を欲して苦しんでおり、後の(KOF)シリーズでは既に閉鎖されているか、存在がなかったことにされている」などと悲しいことを書かれていることがある。恐らく、「KOF'95」以降に定着させられた「サカザキ家=極限流=貧乏」というイメージから来る記述であると思われる。

 所在地は恐らく、首都メキシコ市。メキシコの政治・経済・文化の中心地で、1500万人という膨大な人口を抱える。標高2260メートルという高地にあるが、盆地のためか近年は深刻な大気汚染が問題となっており、恐らく高地トレーニングには不向き。
 ただし上記のドラマCDだと、「KOF'94」直前の段階で「道場」とは名ばかりの状態であり、ただのタクマの山篭り現場となっている。その後、リョウとロバートがふもとの村で大道芸まがいのビール瓶切りや丸太切りでをやらかしたり、リョウがマスクマンとしてルチャ・リブレのリングに上がって極限流を宣伝していた。
(リョウ曰く「俺は万能台所カッターじゃぁねえんだよ!」)

「KOF EX」では、龍虎チームのストーリーで、タクマが視察に出かけている。

極限流空手極限流空手 イタリア支部極限流空手 クイズシティー支部極限流空手 台湾支部極限流空手 ブラジル支部極限流空手 日本支部タクマ・サカザキロバート・ガルシア

極限流肝撃活
必殺技・漫画


「龍虎の拳」(ゴッセージ)

 1994年の漫画「龍虎の拳」(ゴッセージ)に登場したオリジナル必殺技。肝臓に強力な刺激を与えることによって肝機能を通常の数万倍に高め、体内の毒素を一瞬にろ過してしまう荒業である。
 実際、リョウは自分のを激しく殴ることによってリーパイロンの毒猿の毒を無効化し、さらに毒死したロバートを蘇生させた。

 なお、おそらくほとんど例において人間の肝臓は右の脇腹に存在し、図の位置にあるのは心臓である。それを激しく殴打するのだから、確かに命の危険は大きいだろう。
 だが、作中においては紛れもなく肝臓は図の位置にあるので、作中の登場人物はこれが常識なのかもしれない。
 もしくは、極限流空手を極めるには、一種のサウザー遺伝子のように、一般人とは異なるDNA情報を持たないとならないのかもしれない。
 言うまでもないが、素人による肝臓への殴打は致命傷になりかねないため、軽々に試すべきではない。遂行したのがリョウで、被験者がロバートだったから成功したのだ。

極限流紅一点
スキル・KOF'98UMOL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」でユリ・サカザキの持っているパッシブスキル。味方男性格闘家の攻撃力が+395。
 パッシブスキルはアクティブスキルと違い、キャラクターがそこにいるだけで効果を発揮し、本人が倒れても効果が継続する。
「'98UMOL」のユリはどういうわけか味方男性格闘家に対するバフ効果(ステータス上昇)のあるスキルを山盛り持っているのだが、これはユリの活発さが周囲に元気を与えているのか、ユリの一喝が頼りない男達を発奮させているのか、ユリの健康的な色気が男達を興奮させているのか、詳細は不明である。

極限の力極限流の紅一点極限流モーレツ娘

極限流砕破
名称・必殺技・龍虎の拳2

「砕破」と書いて「サイファ」と読む、ユリの必殺技。腕を眼前に突き出して気のバリアーを張る。バリアーの色・形状は登場作品によって異なる。
 基本的には自分の目前にバリアーを出すが、設置位置は応用が利くらしく、タイトルによっては斜め上に出すことがある。
「雷煌拳」や「燕舞脚」と同じく、ユリがプレイヤーキャラクターデビューと同時に公開したオリジナル必殺技の一つ。実はメディアによって技名が異なり、「KOF」以降は「砕破」で定着したが、「龍虎の拳2」時点でもインストカードでは「極限流砕破」、攻略本によっては「砕破」と書かれていて、どちらが正式名称かはわからない(ここではインストカードに準じた)。

 作品によってちょっとずつ性能に差はあるが、概ね隙が少なく判定が強いので、反撃技、対空技、咄嗟に飛び道具を相殺する手段として重宝する万能技。また、作品によっては相手の飛び道具を跳ね返したり(「KOF'98UM」では、先読みできれば兄リョウの強・覇王翔吼拳すら跳ね返せる)、相手の食らい判定を残したまま打ち上げることもできる。
 そのため「KOF13」では画面はし限定だが、
 EX砕破 → 強・砕破 → 弱・砕破 → 弱・ちょうアッパー(1段目) → (DC)強・砕破 → 弱・砕破 → 飛燕鳳凰脚
 また「KOF15」では、
 ジャンプ強K → 立ち強K → EX砕破 → 強・砕破 → 弱・虎煌拳 → ちょう砕破 → EX覇王翔吼拳 → ちょう!龍虎乱舞
 などの、かなり無茶な連続技が成立する。

「KOF98」から「KOF98UM(裏)」にリメイクされた際に硬直時間がかなり短くなり、使いやすくなったが、そのさらなるアップデート版「KOF98UMFE」では、特に強・砕破の硬直がさらに短くなり、文字通りの意味で連発できる。
 さらに、「KOFアリーナ」では連打による基本コンビネーションで、「燕翼 → 雷煌拳 → 極限流砕破 → ちょうアッパー」という必殺技のオンパレードに混ぜて使用している。

 ボイスは「さいふぁ〜!」「え〜い!」など。
 海外版「KOF MAXIMUM IMPACT」では「え→〜→い↑↑」と、語尾だけがかなり跳ね上がる。

 元となったのは、恐らく沖縄県に伝わる「琉球唐手とぅーでぃー」の主流派の一つ「那覇手なーふぁでぃー」。東恩納ひがおんな寛量かんりょう(1853-1915)が体系化した、この「でぃー」に、そのものずばり「砕破サイファ」という型がある(ただし、塞破、砦破、最破、などと漢字を当てられることもある)。
 現在、宮城長順ちょうじゅん(1888-1953)が創始した「剛柔流」などにも受け継がれているようで、当初「極限流砕破」という名称だったのは、琉球空手を源流とする現在の空手の流派の型と差別化する意思があったのかもしれない。

 また、この技が、格闘家としてユリが始めて開発したオリジナル必殺技(型)の可能性がある。というのも、英語の「サイファー(Cipher)」は「暗号」という意味だが、文語ではよく「ゼロ」という意味でも用いられるからである。ユリが初めてゼロから開発したオリジナル必殺技に、色々と洒落っ気を込めて命名したのかもしれない。
 ちなみに、「KOF」で父のタクマが使った「三戦さんちん」「三戦さんちんの型」も、元は琉球空手が発祥である。

 なお、海外版「KOF」では技名が「94」「95」「14」で「SAIHA」、「2002」「2003」では「Tear-up」となっている。
 北米版「KOF MAXIMUM IMPACT 2」では技名が「Pulverizing Shutter Slam」となっているが、これを直訳すれば「閉門クラッシュ」である。この技で胴体がへしゃげる相手が、確実に一人はいるということだ。
 さらに技の説明を直訳すると、「ユリは時間稼ぎのために球を自分の前方に投げ棄てる」となる(意訳すると「自分の前方に滞空時間ある球を設置する」)。

 格闘ゲームでは見ての通り、自分の頭部を覆う程度の大きさのバリアーだが、「SNKギャルズアイランド 戦艦バトル 撃沈しちゃうぞ!」に出演した際には、「味方全員に耐久力1のバリア」、つまり戦艦三隻からなる艦隊を丸々覆うという驚異の効果範囲を見せる。
 太平洋戦争当時のアメリカ海軍第二戦隊の陣形を参考にすると、艦隊の中央に戦艦を並べる際の中央部の同心円は半径6カイリ(11.112km)、面積にして約390km2になり、「砕破」で静岡県富士宮市を丸々カバーできることになる。これをそのまま格闘ゲームに持ち込んでしまうと、超必殺技でもないのに画面全体攻撃が実現してしまう(それどころか試合会場となっている自治体が消滅してしまう可能性が高い)。
 覇王翔吼拳を一年で身につけてしまったユリの才能からすれば、格闘ゲーム上で見せる「砕破」程度の大きさのバリアーなら、呼吸をするような感覚で出せてしまうのかもしれない。この場合、この「画面全体砕破」は 「ユリちょうまろかれ」という技名になると思われる。 実際に「KOF14」から登場したパワーアップ版は「ちょう砕破」でした。
 なお、「ちょう砕破」の初出である(?)「戦艦バトル」では、「耐久力1のバリア」の効果が、実際の説明の文字列以上に強烈であり、「ただでさえダメージの与えにくいゲームで、全員バリアは違法チート級」「よけいに1だけダメージを与えなければいけないのが地味に鬱陶しい」とまで言われたようである。

MAXちょう碎破MAX超碎破砕破ちょう砕破ユリちゃん号

極限流空手+磁器類
武道・KOF15

 韓国語版の「KOF15」でユリが使用している格闘技。公式サイトを韓国語表記にして、さらに機械翻訳にかければ見ることができる。
「磁器(陶磁器)」とは、一般にはセラミックの一種で、土を練り固めて焼いて作ったものの総称であり、食器や花瓶、植木鉢など、その用途は広い。「極限流空手+磁器類」という表記がそのままの意味なら、「私はこの試合で陶磁器製の凶器を使用します」と宣言しているようなものである。相手を怖がらせるためのブラフなのか、本当に暗器を使用するのか、試合前から心理的優位に立てることは間違いない。
 実は「KOF'98UMOL」では、ユリは「死神の爪」という暗器を実際に装備しており、少なくとも使用経験はあるということだろう。さすが極限流、 なんでもあり 全局面対応型の実戦格闘技である。

エクストリームストリーム空手+自己適応極限流空手死神の爪

極限流修行体験クーポン
アイテム・KOF for GIRLS

 恋愛ADV「KOF for GILRS」で、リョウ・サカザキが七枷ななかせやしろの誕生日プレゼントとして彼に渡したらしいアイテム。
 詳細は不明だが、どうやら師範代であるリョウ直々に、厳しい極限流空手の修行を見てくれるらしい。「クーポン」とあるので、おそらく一回きりの使い捨てと思われる。

「KOF for GILRS」では、登場人物の誕生日やクリスマス、ホワイトデーなど、各所で男性キャラクターたちがフレンドリーにお互いの感想を吐露してくれるのだが、その中も例外的に、七枷社はほぼ全員に警戒されており、誕生日では神器・ネスツ関係者だけでなく、最も親密であろうクリスですらお祝いのコメントをくれない(クリスからは「なんで今更……」と呆れられる)。
 その中で、リョウチームのリョウ・サカザキ、ロバート・ガルシア、包の三人だけが、正直に誕生日として祝ってくれる(リョウは少し警戒しているが)。

 なお誕生日のあと、社が極限流を体験しに行ったかどうかは不明。

極限流空手リョウ・サカザキロバート・ガルシア

極限流チーム
団体・宿命・KOF・KOF'98UMOL
[ 1 ]

 ルガール・バーンシュタインが開催した「KOF'94」以降、チーム制をとらなかった「KOF12」と携帯ゲーム、ソーシャルゲーム等を除いた本編シリーズでは一度も欠かすことなく大会に出場し続けている名物チーム。
 その知名度から最初期より優勝候補の一角とされることが多く、タクマ、リョウ、ユリのサカザキ親子とロバート・ガルシアが中心メンバーとなることが恒例で、この四人に出場できない理由ができると基本的にキングが参加するが、その機会は稀である。
 チーム内に複雑な事情を抱えたまま出場することも多く(主にサカザキ家の内紛が原因)、純粋にその力を試すために大会に出る機会の方が少ない。基本的には極限流の宣伝を主な出場理由とし、総帥のタクマはこの大会を契機に極限流の支部を世界中に建設している。
 その知名度と強さから彼らを狙うものも多く、「KOF11」には「アンチ極限流チーム」と称して如月影二、藤堂香澄、まりんが参加した。

如月影二極限流空手キングタクマ・サカザキ藤堂香澄まりんリョウ・サカザキロバート・ガルシア

[ 2 ]

「KOF'98 ULTIMATE MATCH ONLINE」で登場。コレクションに含まれる宿命プロフィール。タクマ、ユリ、リョウ、ロバートが対象でボーナス効果はHP2%、攻撃力2%。

極限流空手タクマ・サカザキリョウ・サカザキロバート・ガルシア

極限流天狗仮面
武器・KOF'98UMOL

「THE KING OF FIGHTERS '98 ULTIMATE MATCH Online」で、「飛燕-ユリ・サカザキ」が装備している「武器」。
 天狗の面はもはやサカザキ家を象徴するアイテムと言ってもよく、父・タクマが「Mr.KARATE」を、また兄・リョウが「二代目Mr.KARATE」をそれぞれ名乗るときに天狗の面を身につける(リョウはかぶらないこともある)。
「飛燕-ユリ・サカザキ」も側頭部に天狗面を装着しているが、このユリは父や兄とは違い、武器として戦闘に使用するようである。天狗の面でどのように相手を攻撃するかは定かではないが、単純に鈍器として面で殴打したり、突起状の鼻の部分を相手の鼻孔や眼窩に突きこんだり、ヒゲを数本抜き相手の耳の穴に忍び込ませて三半規管に絡ませ破壊したり、燕翼の際に尻に装備して相手に鼻部分を突きさしたり、目からビームを発射して爆殺したり自分で装着して究極生物に進化する、といったごく一般的な手段が考えられる。

(情報提供:ろいあす@neododoi2様)

MAXちょう砕破燕翼空手三?極限の帯死神の爪タクマ・サカザキ天狗面の男リョウ・サカザキ

極限流の紅一点
キャッチコピー・KOF

「KOF'96」で名乗っていたユリのキャチコピー。
「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」では一文字抜けた「極限流紅一点」が独自のスキルとして味方男性格闘家の攻撃力が+395される。

「紅一点」とは「万緑叢中紅一点」の略で、多数の男性の中に一人だけいる女性の事。同時に、似たようなものが多くある中で一つだけ異彩を放つものの事。

極限小町逆転よゆうッチ極限流紅一点極限流モーレツ娘ちょうおてんば娘

極限流の血を引きし者
システム・スキル・君はヒーロー

 ユリが「君はヒーロー」(2017)にゲスト出演した際に所持していたパッシブスキル。自分がダメージを受けるたびに「自分の速度を5秒間、7%増加」「必殺ゲージを100増加」という効果が出現した。
「極限流の血を引きし者」というスキル名は、「龍虎の拳2」(1994)に出演した際のキャッチコピー「極限流の血を引きし挑戦者」のアレンジと思われる。

極限流空手

極限の帯
武器・KOF'98UMOL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」で「ユリ・サカザキ XIV ver」が装備している武器。初期装備「帯」からパワーアップ。
 通常、空手の帯は空手着を固定するのと同時に、帯の色で持ち主の段位・級位を表す役目がある。
 しかし、ユリは武器としてこれを装備しているということは、試合中窮地に陥った際に下記のような使用を想定しているのだろうか。あまりお勧めできる戦法ではないが……。

MAX超碎破極限流砕破砕破ちょう砕破

極限流祭り法被
SNKヒロインズ・ファッション・スキル
[ 1 ]

 法被とは、日本で祭りなどの際に着用する伝統衣装。
 江戸時代、武家の中間ちゅうげんから大家の下僕・職人などが主家の紋や屋号を染め抜いたものを着たのに始まる。職人などの一部の職業は日常から着用している場合もある。
 一般に、腰丈または膝丈の羽織の形式で、襟の折返しも胸紐もなく、筒袖または広袖の単純な形をしているのが特徴である。古代、束帯を着用する際に袍や位襖の下に着た、袖なしの胴衣「半臂はんぴ」が転じて「はっぴ」となったとされる。
 漢字の「法被」は、もとは禅寺で椅子の背に掛ける布で「ほうひ」といった。そこから転じて「はっぴ」となったようだが、前者の「はんぴ」と後者の「ほうひ」の関連性が不明のため、当て字として用いられ始め、いつのまにか呼び名もなまったものと思われる。
 司馬江漢の随筆「春波楼筆記」(1811)に「大名の火事羽織はくすべ皮なり。従者は木綿のハッピ」、談義本 「八景聞取法問」(1754)に「汚腐た経帷子きょうかたびら半被ハッヒを着」とあり、この頃はまだ「法被」と書いていなかったか、もしくは「法被」という当て字が浸透していなかったことがわかる。

[ 2 ]

 ユリが「SNKヒロインズ」に出場した際に実装された衣装の一つだが、ほぼメインファッションとして扱われている。また「君はヒーロー」が「SNKヒロインズ」とコラボした際にユリのメインファッションになった。
 特殊衣装と言えばすっかりユリ=法被となってしまった印象はあるが、起源はそんなに古くなく、「KOF MAXIMUM IMPACT」(以下「MI」)のアナザーモデルで父親タクマ・サカザキをイメージさせる天狗面+法被が実装されたのが最初ではないかと思われる。
 この「MI」のアナザーモデルに関しては(管理人の心の中で)かなり賛否があり、(全キャラクター)設定画などでものすごくダサい候補が並ぶ中、どれも一番ダサい衣裳が採用されてしまった感じがする。

 なお、パッシブスキル「極限流祭り法被」は自分の必殺ゲージを大幅に増加&自分の攻撃力を4秒間15%上昇させることができるが、自分の攻撃で相手が封印された状態でしか使えない。
 つまり、敵にトドメをさすときのみに使用する、ユリのトドメ・ファッションだったのだ!

スパッツ鉢巻ブラジャーふんどし

極限流モーレツ娘
キャッチコピー・KOF MAXIMUM IMPACT

 ユリが「KOF MAXIMUM IMPACT」に出場した際のキャッチコピー。
「モーレツ娘」の起源は恐らく、1969年にモデルの小川ローザが出演した丸善石油・ハイオクガソリンのテレビCM。猛スピードで走る自動車が巻き起こした風でミニスカートがまくりあがり、「Oh! モーレツ」と叫ぶ内容で一世を風靡し、学童世代にスカートめくりが流行するほど社会現象にまでなった。
 このCMはマリリン・モンローのスカートが地下鉄の風で舞い上がるシーンが有名な映画「七年目の浮気」(1955)のパロディではないかともいわれている。

 スカートめくりの歴史は古く、「おいどまくりほ法度」と称した着物の裾めくりが明治時代末まで(児戯として)流行した。そして建前上は「性抑制」が標榜された昭和初期から太平洋戦争戦前まで、子供は親の目を盗んで「お医者さんごっこ」「スカートめくり」をしていたという書籍もある(「昭和の横顔・数字で楽しむ50年」(1975年/読売新聞社))。
 そして上記のテレビCMや漫画「ハレンチ学園」(永井豪/集英社/1969)の大ヒット(※1)の影響もあって1960年代末から1980年代まで、些細ないたずらやいじめの一環として小中学校で流行した。
 1998年の科学警察研究所の調査では、高校生・大学生の問い合わせでは28.8%が「ズボンまたはパンツを脱がされた」「スカートめくりを体験している」と回答している。同時に、74.3%が「スカートめくりはいかなる場合も許せない」と回答しており、これは「抱き着く」(70.7%)、「キス」(70.2%)、「嫌らしい目つき」(69.8%)と同等の高い水準だった。

逆転よゆうッチ極限小町極限流の紅一点

極限流変装術!?
システム・絆バフ・KOFオールスター

「KOFオースター」で、「不思議の国のユリ」と「ミスターカラテXIII」が所有する絆バフ。タクマは変装に余念がなく、顔全体を覆う天狗面を油断なく装着しているが、ユリは全身ウサギの着ぐるみである。しかもお尻フリフリで絶好調である。
 顔全体を隠すタクマはともかく、着ぐるみのユリは顔全体以外が変装であり、身内・友人が顔を見たら一撃で正体が判明してしまうと思うが、そこはそれ、不思議の国のパワーでなんとかするのだろう(砕破を薄い膜にして身体を覆い、誰かに成りすますとか)。

極限流砕破タクマ・サカザキ

極限流雷破
名称・超必殺技・KOF14

 ユリが「KOF14」で使用する超必殺技「ちょう砕破」の正式名称……らしい。英語版の技表に記述アリ。

MAX超碎破極限流砕破砕破ちょう砕破

キング
人物・龍虎の拳・KOF・他



(直筆サイン)

 誰もその過去を知ることが無い、男装のムエタイ戦士(※1)。

 サウスタウンに現れた10代後半当時は女性であることを隠して男性として振る舞い、不良たちを集めて悪事に手を染め、さながら無法グループと化していたが、同じくサウスタウンを根城とするジャック・ターナーのグループと衝突。ジャックとの勝負に敗れ、以降、その上位組織を束ねるMr.BIGの傘下として、レストラン「L'AMOR」のバウンサーとして働いていた。
 だが、ユリ誘拐事件に絡みリョウ・サカザキに敗れ、組織を裏切ってユリの救出に一役買うことになる。
 数ヶ月間行方をくらませて後、突如サウスタウンに舞い戻り、足の不自由な弟ジャンの手術費用を稼ぎ出すため、更に磨きをかけた足技を駆使し街角のストリート・ファイトで多額の賞金を巻き上げていた。
 そして、ギース・ハワードの主催するキング・オブ・ファイターズにてリョウと再戦。リョウとロバートが費用を捻出した手術で弟の足が完治したことを知り、極限流一派と和解した(※2)。

「龍虎の拳2」のED後は格闘の第一線から身を引くつもりで、イギリス・ロンドンでバー「イリュージョン」を経営しているが、「KOF'94」でユリと舞に泣きつかれて格闘家として復帰。若い世代の女性格闘家のお姉さん役として、また広い店内をバトルフィールドとして提供するプロモーターとして、今もKOFに関わっている。その後も頼りがいがあるせいか、ユリや不知火舞、ブルー・マリーなどに頼まれて出場する機会が非常に多い。
(サカザキ一家の都合で何度か「極限流チーム」から出場しているが、「女性格闘家チーム」からの出場は舞と並ぶ15回で、ユリ以下のメンバーにダブルスコアの大差をつけている)(※3

 誘拐されたところを助けられて以降、ユリからは相当になつかれており、女性として男性に混じって戦い続けるその「強さ」がユリに与えた衝撃や影響はかなり大きい。また兄のリョウとの仲を発展させようとタクマとともに色々と画策されているほか、「KOF13」ではついに「理想の結婚相手」にまで敬意がレベルアップしている。
 リョウがずっと外で戦い、幼い頃から一人で家にいる時間が長かったユリには、姉のようなキングの存在感が頼もしくて仕方ないのだろう。
 クールなキングにとって、若干天然の気があるユリはもっとも苦手なタイプのようにも思えるが、やはり無視はしきれないのか、他人には厳しい一面を見せることがあっても、ユリには押し切られたり、イジられたりする場面が多い。そのため、他人に厳しく身内に甘いと誤解されることもある。

 フランス出身。「龍虎の拳1」の設定では幼少時にタイに居住していたことが分かっており(※4)、その時に「元」ムエタイチャンピオンに格闘技の素質を見込まれてムエタイを身に着けたようだが、サバット(※5)の技術も持っていることが分かっている(※6)。

 1957年4月8日生まれ。「龍虎の拳2」時、22歳。身長175cm、体重58kg(→59kg)。3サイズは86-58-85(→86-57-86)。(データは龍虎2→KOF13)。
 スタッフが「龍虎の拳1」時点で描いた4コマ漫画によると、足の大きさは23.5cm。
 常に男性的な凛々しい口調でしゃべるが、友人のユリや不知火舞の前では女言葉が出ることがある。ただし、バトルになるとどんな相手にも容赦しない。
 格闘スタイルは「ムエタイ」「我流ムエタイ」。「KOF15」では、ムエタイの定義についてジョー東と口論する場面があるが、キング自身は自分のムエタイが「我流」であることを認めている(そのうえでジョーのムエタイに疑問をぶつけている)。


「バトルスピリッツ 龍虎の拳」。最初から女性として登場。


「かたてまマンガ なりゆきクエスト」


「龍虎の拳1」の製作資料より。


「龍虎の拳」(天獅子悦也)

 好きな音楽はジャズ。趣味はワイングラスのコレクション、ピアノ演奏。好物は野菜(ベジタリアンだが、ようやく肉も食べられるようになった)とワイン。好きなスポーツはビリヤード(※7)。

 嫌いなものとして挙げているジャック・ターナーとは深い因縁があるが、ジャックは1995年の「クイズ キング・オブ・ファイターズ」以降はゲームに出る機会がなく、このキングのプロフィールにのみ名前が残り続けている。
 一方でボクサーのミッキー・ロジャースとは「龍虎の拳1」の時からの「悪友」である。
 弟のジャン、ペットのマロン(猫)以外、その家族構成は不明。「ザ・キング・オブ・ファイターズ'94」(真行寺たつや・著)では、「'94」の直前、一時期髪を伸ばし「シャロン」という名前でバーを経営していたが、これが本名なのか偽名なのかはわからない。
(このセミロングの髪型は、「龍虎の拳2」の企画段階で出ていたキングの容姿の没案のひとつである)

 戦いの場には常に正装で赴くが、私服も兼ねているようである。
 独立心が強く、「龍虎の拳2」のプロフィールでは恋愛対象としても尊敬の対象としても異性には興味を示していなかったが、リョウとの試合前デモで受け取りようによっては少しだけ照れているような様子を見せていた。
「KOF」シリーズでは「'98」でリョウが相手だと試合前に彼を少し気にして気合を入れるような仕草を見せ、「'99」〜「2003」ではリョウに女性らしい仕草で丁寧にお辞儀する(リョウは少し慌てている)など、彼に対しては他とは異なる反応を見せているので、この時点で気になる対象ではあったようある。
「KOF2000」以降、タクマとユリの策謀が効を奏してかリョウのことをさらに意識している描写があり、「KOF13」ではリョウの話題になると明らかに狼狽する。また極限流チームの優勝セレモニーには、チームと無関係なのにユリと共に表彰台に呼び出され極限流の面々とインタビューを受けているが、そこでもリョウとの関係をいじられて赤面している。
「KOF14」のvs.リョウの試合前デモでは、「ついてきてくれ」というリョウの言葉を盛大に勘違いして真っ赤になっており、「KOF15」でも不知火舞から「さっさとデートくらいしろ(意訳)」とせかされて否定しながらも赤面しており、もうすっかりプロポーズ待ち状態である。
 また、「KOFオールスター」に「ハッピーバレンタイン・キング」として参戦したときのリョウが対象となる絆バフは「義理? 本命?」であり、まだ曖昧な状態だったが、後に「スペシャルシグネチャー・キング」として参戦した際には「愛情関係」というストレートな表現に変化する(※8)。

 プレイステーションのADV「ザ・キング・オブ・ファイターズ京」では「十種神宝とくさのかんだから」の一つ「品物之比礼くさぐさのもののひれ※9)」を司る存在とされている。

 93年のアニメではMr.BIGの部下の一人として登場したが、他のメンバーが人格破綻者のジョン・クローリーや脳筋一直線のジャック・ターナーだけあって、チーム唯一のブレーンとして活躍。レイの部屋の闖入者の正体を即座に割り出し、リョウの弱点として誰よりも先にユリの存在に気づいている。
 94年の漫画「龍虎の拳」(ゴッセージ)では、闇の組織「MASK」の幹部として教会地下の巨大カジノを任されており、自身もマグマ溢れる火口の真上に渡した一本のロープ上で戦う危険なブリッジバトルを得意とする。
 2017年のCGアニメ「KOF DESTINY」では第6話から登場。しかし顔が不細工な上に、(6話では)とても金銭に汚い性格になっているので、ファンは見ないほうがいい。「I'm so happy」じゃねーよ、とブン殴りたくなる。20話では弟の高額な手術費用の捻出の為に用心棒をしている過去が語られているが、描写ではターゲットにケンカを一方的にしかけ、倒してはトランプのキングのカードを置いて去っている。それはヒットマンの仕事であって用心棒ではない。

 格闘ゲームにおける「脱衣KO」の元祖であり、初期「龍虎」「KOF」のメディアミックスでは、どの漫画に出てもたいてい一回は脱がされている(当初は「男装の女性」であることをあらわすイベントだった)。
 なお、2023年の「KOFサバイバルシティ」では、キングのインナーが「ブラジャー」ではなく「さらし」であることが示唆されている。パラレルワールドのできごとだが、気分の変化でもあったのだろうか。

「龍虎の拳2」のキングの立ち弱Kが、攻撃判定発生の直前に相手の攻撃をガードする機能が一瞬だけ出現する「ガードポイント発生攻撃」の元祖だが、「KOF14」「KOF15」では、立ち弱Kで相手の飛び道具をかき消すことができる、という機能で復活している。

 女性格闘家チームの中でも有数の実力者のため、KOFが漫画化されるとチームのキーマンになることも多い。対戦相手に焦点が当たったかたちではあるが、前述の「キング・オブ・ファイターズ'94外伝」でのvs.へヴィ・D!戦は、KOF漫画史上でも隠れた名勝負である。

 KOFにおける「女性格闘家チーム」の礎を築き、今は数多くのプティスールを引き連れるグラン・スール。「女性格闘家チーム」からの出場は、不知火舞に次いで多い。上の解説は、自分でもちょっと無理があるかな、とか思ったり。
「KOF」の初期は、個人的に「フランス出身なのに、なんでイギリスでバーをやってるの?」とか「なんでリョウといい関係(?)になっちゃってるの?」とか、数多いKOFキャラクターの中でも、原作との設定上のギャップが激しいキャラ・ナンバーワンだったが、慣れとは恐ろしいもので、最近では「女らしいところも出てきたな」などと納得している自分に驚いている有様である。
(ただ「KOF2000」が出た当時だったか、「龍虎」開発スタッフの一人が、「キングはリョウをライバルとしてしか見ていません!」と力説していたのが、印象に残っている。そりゃあ、娘同然のキャラクターの設定を好き勝手にいじられたら、普通いい気はしないだろう)。
 ちなみに「龍虎の拳2」の攻略ビデオではユリのことを「ユリちゃん」と呼んでいるが、KOFでは「ユリ」と呼び捨て。確実に仲はよくなっているようだが、キングとユリの場合は「仲の良さ」というより一種の「因縁」に近いかもしれない。

 家族関係については不明な点が多いが(弟のジャンもファミリーネームは不明)、漫画「龍虎の拳2」(天獅子悦也/新声社)では、巻末の考察資料の中で、「バンコク(タイ)に流れる噂」と前置きして、キングの父はフランスの軍人であり、大戦後フランス軍がインドシナから撤退してからタイの駐在武官を務めていた、との説を唱えている(キングは外交官の娘ということになる)。
 キングはタマサート大学(タンマサート大学)出身のタイ人家庭教師に教えを受け、同時にムエタイの手ほどきをタイで受けた。しかしキングが10歳の時に弟がフランスで生まれているので、タイにはあまり長く滞在していたわけではなく、16歳で両親を失うまではヨーロッパにいたことが判明している、としている。

 また、新声社の「KOF'95」の攻略ムックでは、さらに衝撃的な仮説が立てられている。
 曰く、同じようなエフェクトの必殺技を持つキング(トラップショット)、ジョー東(黄金のカカト)、ハイデルン(ムーンスラッシュ)の三人は、実は親子なのである。
 それぞれの本名は、長女キング=「クララ・ベノムストライク」、長男ジョー・東=ジャン=「ジャン・ヒガシ・ベノムストライク」、父親ハイデルン=「ハイデルン・ベノムストライク」。
 ……「衝撃的」にもほどがあるが、この仮説が真実の一端を捉えているのなら、キングの弟ジャン(ジョー・東)の足の怪我が、父親ハイデルンと家族がルガール・バーンシュタインによって襲撃されたときに負った可能性が高い。また、詳細がまったく不明なキングの母親(サンドラ・ベノムストライク)の素性についても、想像の翼が広がっていきそうだ。

 担当声優は、
 生駒治美氏(ゲームすべて)、
 勝生真沙子氏(アニメ「バトルスピリッツ 龍虎の拳」)、
 冬馬由美氏(ドラマCD「KOF'94」)、
 シャロン・ベッカー氏(海外版OVA「BattleSpilits Art of Fighting」)、
 駱妍倩氏(アニメ「KING OF FIGHTERS DESTINY」中国語版)
 容姿のモデルはアメリカのアクション俳優シンシア・ロスロックという説もある。

MASKMr.BIGイリュージョン援護攻撃極限流空手極限流チーム四条雛子ジャック・ターナージャンシャングリラ長崎女性格闘家チーム不知火舞シリウスの瞳スペシャルシグネチャーVol.4タクマ・サカザキ脱衣KO藤堂香澄友達ブラジャーマリア名誉極限流のメンバー!?リョウ子・サカザキリョウ・サカザキ

キング・オブ・ファイターズ
名称・龍虎の拳・餓狼伝説・KOF
[ 1 ]

 世界最強の格闘家を決める、著名な(アンダーグラウンドの)格闘大会。もしくはその大会優勝者に贈られる名誉ある称号。
 最初はサウスタウンで行われていた一都市規模の大会だったが、その名前がもたらす影響力を様々な勢力に利用され、徐々に世界規模の大会へと様相を変えていった。
 いつごろから行われ始めたかは不明だが、ゲーム上の時系列で最初の開催が確認されたのは「龍虎の拳2」の舞台となった1979年に、ギース・ハワードが開催したもの。意外な感じがするが「龍虎の拳」の世界で「KOF」が開催されたのはこの一回のみである。
「KOF14」の主催者であるアントノフが「初代KOFチャンピオン」と自称しているが、詳細は不明。小説版「KOF'96」(嬉野秋彦)ではギース・ハワード自身が「わたしがサウスタウンで開催したのが始まり」と断言し、「KOF MAXIMUM IMPACT 2」ではボスのジヴァートマがロック・ハワードに対して「キミの父親(ギース)が始めた大会」と言っている。恐らく「龍虎の拳2」の大会のことだと思われるが、アントノフの言が正しいなら彼はこの大会の優勝者ということになる。
(「餓狼伝説の謎」(新声社)によると、1983年にドン・ゴンザレスという男が開催したのが初とされている。いずれにしても、初期の設定ではそう細かく決められていなかったようだ)

 以降、時系列で「龍虎の拳」から「餓狼伝説」シリーズに舞台を移し、テリー・ボガードに倒されるまでギースが私腹を肥やす目的で開催していたが、ヴォルフガング・クラウザーの手により世界規模の大会となり、パラレルワールドの「KOF」で神楽ちづるの思惑によりついに(表向きは)スポンサーがつく商業ベースによる公認大会となった。

 参加資格は基本的に招待状の届いた者にあるが、「KOF'97」のニューフェイスチーム(オロチ四天王)や、「MAXIMUM IMPACT 2」のルイーゼ・マイリンクなど、他人から奪ったり譲渡された招待状でも問題なく出場できる模様。
 また「2000」の女性格闘家チームのように、招待者が自分でスカウトした選手の出場も認めている。暴走庵や暴走レオナがどのような扱いになっているかは不明。
「世界最強を決めるというふれ込みである以上、乱入者にも機会を与えるのがこの大会の伝統」(MI2ノベル「夜のガスパール」(嬉野秋彦)より)。

 大会の優勝者には優勝賞金が贈られるが、必ず支払われるとは限らないようだ。漫画版「龍虎の拳2」(天獅子悦也)でギース・ハワードが開催した大会では、10万ドル(79年2月のレートで2000万円)の賞金が設定された(劇中では、リョウに敗れたギースは彼の前から逃亡したが、優勝賞金の小切手はきちんとリョウに贈っている)。
「KOF14」ではアントノフが10億ルーブルの賞金を用意しているが、これは日本円(2016年8月のレート)で約15億6000万円になる(※1)。この天文学的な額の賞金は、実際に選手に支払われた(ザナドゥが受け取っているが、彼は小切手を燃やしてしまった)。
 また「KOF15」では開催者アナスタシアがクローネン(チーム)に優勝賞金を渡しているようだが、彼は現金をバッグに詰め込んで持ち歩いている(この賞金がアントノフの開催した「KOF14」と同じなら額は10億ルーブルになるが、2021年からのロシアによるウクライナ侵攻のあおりを受け、価値自体は日本円にして(2022年2月当時)約14億7700万円に目減りしている)

 また「KOF:DESTINY」では、第六話でユリがキングに「参加するだけで五桁の金額がもらえる」「一回勝てばその二倍」と言っているので、参加賞で最低1万、勝利するごとに2万以上が支払われる模様(ただし、どこの通貨で1万かは不明。キングは「まさか日本円!?」と疑っていたが、1万イランリヤル(2017年)なら放送当時の相場で33円である)。
 上記のようにはっきりと賞金が贈られた描写のあるタイトルは極めて稀で、「KOF'94」の女性格闘家チームは自爆して沈没するルガールの空母から貴金属・宝石類を強奪している(一応、ルガールの言質はとっている)。また「KOF15」では創造神オトマ・ラガの体を構成する鉱石(宝石)を、ユリが賞金代わりに持ち帰ろうとしている描写がある。
 これがネスツ関係者やムカイ、マガキなどが主催した大会では、最初から賞金などの厚情はなかったと見るべきだろう。
 ジヴァートマの開催した「MAXIMUM IMPACT2」では、リョウとユリのエンディングで(主催者が逃亡したため)はっきりと「賞金はない」と言われてしまっている。
「KOF12」にいたっては誰が開催したかすら不明であり、「そんな大会に出るなよ……」という感想が普通だろう。

 これまでにこの大会を開催したことがある者は、ギース・ハワード、ヴォルフガング・クラウザー、カイン・R・ハインライン、ホワイト、ルガール・バーンシュタイン、神楽ちづる、クリザリッド、ゼロ(クローン)&ハイデルン(※2)、イグニス、無界、禍忌、ローズ・バーンシュタイン、アントノフ、グスタフ・ミュンヒハウゼン、デューク、ジヴァートマ、ナギ、アナスタシア。
(設定のみや漫画版を含めれば、上記のドン・ゴンザレスやスラッシュ・ローゼンマイヤー(餓狼伝説/LEO ADVER/新声社)なども含まれる。また格闘ゲームではないが「KOFオールスター」のイベントで七枷社が、「誰ガ為のアルケミスト」では八神庵が開催している。CDドラマ「餓狼伝説2」では、ダック・キングがテリー・ボガードに「ギースを倒したお前の名前なら人が集まる」とKOF開催を焚きつけた)
 その中で「最強の格闘家を決める格闘大会」という「まっとうな理由」で大会を開催したのは、ローズ・バーンシュタイン、アントノフ、アナスタシアの三人である。

 商業ベースで大会が開催でき、アントノフのように「開催のために」大金を投じる者がいるということは、その許可を出すための権利(「KOF」という名前の使用許可を出す権利)をどこかの団体なり個人なりが所有しているはずなのだが、これまで表ざたになったことはない(そうでなければ、どこの誰でもいつでも勝手にKOFが開けてしまうため、同じ大会が年に10回とか20回とかあってもおかしくない)。
 この世に闇の団体や闇の商人は多数あれど、KOFは年に一回しか開催されないことを考えれば、それら闇の存在さえ口を挟めない、かなり強大な何者かがその権利を所有しているはずなのだが……。

「餓狼伝説」シリーズでは、「餓狼伝説 - WILD AMBITION -」の時点で大会の最多優勝回数経験者はビリー・カーン、次いでライデンとなっている。
 中国製RPG「SNK All Star Brawl」では、英語字幕では「King Of Fighters」となっているが、日本語ボイスによる吹替えではなぜか「第四回格闘メジャーリーグ」という大会名になっている(この大会は他のゲーム版とは若干ルールが異なる)。

The King of Fighters Extreme Revolutionアナスタシアアントノフイグニスギース・ハワードクィーン・オブ・ファイターズジヴァートマゼロナギミスXルガール・バーンシュタイン

[ 2 ]

 同名の格闘ゲームを原作として、2009年8月にハリウッドで公開された映像作品。日本では2011年7月に劇場公開。
(以下、ネタばれを含みます)。

監督ゴードン・チャン
製作ボビー・シェン
ティム・クォック
撮影アーサー・ウォン
出演マギーQ(不知火舞)
ウィル・ユン・リー(八神庵)
ショーン・ファリス(草薙京)
上映時間93分
総制作費1200万ドル
(2008年当時、12億8000万円)
売上げ50.2万ドル
(2008年当時、5368万円)

 この映画版「KOF」では「超弦理論によって存在が提唱されている異次元(作品中では「大会次元」「格闘次元」と呼ばれている)に選手を送り込んで戦わせる」という驚異的な設定が加えられている。
 こちらでは「三種の神器」(※3)の一つである「八咫の鏡」が異世界への扉であり、「八尺瓊の勾玉」がその扉を開く力がある、とされており、天才技術者であった神楽ちづるの父親が「勾玉」の力を小型のイヤホン型マシンに封じることに成功。選手は主催者のちづるから渡されたそのイヤホンを、指定された時間に耳につけることで、戦いの舞台となる「格闘次元」に体ごと移動し、そこで試合をすることになる(戦闘フィールドや衣装は、ある程度は選手の意思が反映されるもようだが、どちらの意思がどこまで反映されるかは不明)。

 この 変態技術 オーバーテクノロジーは、八神庵にさえ劇中で「クレイジーだ」と言われた。さらに大会がルガールに乗っ取られてからは、彼自身の変態ぶりが影響して、大会はますます混乱していく。

 上記の通り、設定はほぼ映画オリジナルである。というか、原作と同じところを探すほうが難しい。
●不知火舞……一年前から大会に参加した新人ファイターで、ちづるからもその実力と闘志を賞賛された。実は調査のために潜入したCIA捜査官。忍術は使わないしアンディも出てこないが、普通に強い。捜査官という職業柄か、意外と計算高い。
●草薙京……日米のハーフで、バイクの修理工をしている一般人。幼いころは草薙流の修行をしていたようだが、最近はあまり格闘技には関わっていない模様で、バトルシーンでは日本刀で斬りかかる。草薙の宿命のことも「おとぎ話を信じるのか」と気にも留めていない。
●八神庵……現在は引退しているが元KOFの名選手。オロチの力を秘めて青い炎を操るなど原作に近いところもあるが、恋人の舞に笑顔を向けたり、草薙の使命を馬鹿にする京に対して苛立ちをあらわにするなど、性格や立場は真逆。闇払いは撃てないが、波動拳が撃てる。
●ルガール……かつて禁断のオロチの力を手にしてチャンピオン草薙柴舟に挑戦するも、ちづる・柴舟・庵の三人がかりで撃退された。かなり弾けた性格のド変態快楽殺人者。同じオロチの力を秘めた庵に執着している。なぜか赤い炎の技を好んで使う。
●草薙柴舟……ルガールからも「偉大な草薙」と一目置かれる格闘家で、京の父親。現在はある理由で廃人同然になって病院で暮らしている。アメリカ人の妻がいた模様。静さんはどこにいった?
●マチュア……バイスとレズカップルらしい描写のあるファイター。普段は原作に近い髪形だが、なぜかバトル時は髪を下ろし、ミニスカートの黒ワンピースに二本のトンファーを用いて戦う。ルガールに洗脳され利用された。
●バイス……マチュアと仲がいいらしい御色気担当。戦闘時はメリケンサックを用いて殴りかかるが、原作ばりの豪快な投げ技も披露した。マチュアを人質にとられ、いやいやルガールの違法な大会に協力させられる。後に自らも洗脳された。
●神楽ちづる……KOFの主催者だがスポンサーには逆らえない。本作で唯一、現実を感じさせてくれる人。八神と親しく、ルガールとも因縁がある。冒頭に出てきていきなり怪我で長期離脱し、最後に出てきて死亡。ファイターというより超能力者っぽいが、どう見ても人妻
●テリー……舞と同僚のCIA捜査官。舞の独走に頭を痛めており、大会の詳細もつかみきれていない。というか、普通のおっさん。格闘技の経験はあるようだがわりとヘタレで、なぜかいつも集団で囲まれてボッコボコにやられる。本作一の萌えキャラ。

 物語当初はバトルシーンも迫力があり、それなりに緊張したストーリーが続くものの、八神庵が草薙柴舟に「すまん、柴舟!許せ!」と叫ぶあたりから「?」となりはじめ、草薙京という名のリョウ・サカザキが出てきた時点で笑いの神が降臨。
 庵にトキメキ状態のルガールの悪趣味ぶりや、テリーのへっぽこぶり、バイスとマチュアのお色気と楽しめる要素は十分あるし、ラストバトルのアクションもなかなかだが、やはりB級映画と割り切らないと辛い。「草薙の剣とは結局なんだったのか」とか「あの木っ端微塵エンディングはなんぞや」とか、疑問も残る。

 上記の通り最初から「別次元で戦う」という突拍子もない設定のせいか、もう内容はカオス極まりない。KOFはパラレルワールドだから最初から何でもアリなんだと思えば、まあこれもアリではあるが……。

 アメリカでは2011年7月公開以降、「IMDb rating」で3.1(10点満点)、「HOGANREVIE.CO.JK」では2点のPOOR評価(10点満点)、「THE ACTION ELITE」では1点(5点満点)、「TOV」では1.5(5点満点)と評価は散々。
 日本でも2011年7月に公開されたが、アメリカ同様日本でも評価は散々で、「Filmarks」では5点満点(以下同)で2.0、「Yahoo!映画」では1.5、「映画ポップコーン」では1.3、「映画.com」では1.2、「みんなのシネマレビュー」では10点満点で3という信じがたいポイントがついており、「Movie Walker」では得点もレビューもついていない。

 原語+字幕では迫力不足のため、ぜひ吹き替えで見ることをオススメする(ルガール役の手塚ヒロミチの怪演ぶりが素晴らしい)。ただ日本語吹き替え時にとってつけたように加えられたゲーム版の名台詞(吹き替え前の英語版には存在しない)は物悲しい。
 一覧の総製作費と売上は英語版のWikipediaからの引用だが、これが本当なら製作費の4%程度しか回収できなかったことになる。つまり、見事な大コケだが、見ればそれもすんなり納得できるだろう。
(というか、「これ作るのに、どこに12.8億円もかかったの!? 京のバイク?」というのが正直な感想ではあるが)
 どちらかといえば、成人したファンが酒を飲んでツッコミを入れながら見る映画である。KOFファンであり、かつB級映画のファンで、突然90分ヒマになったという奇特な人がいれば、見ても損はしないかもしれない。
 まあ「日本で実写版作られるよりはマシ」とは確実に言える。日本で12.8億円もかけたら、電通が大半を中抜きした挙句に、京も庵もへタクソな若手の話題づくり利用され、脚本もエド・ウッドがショック死するようなものが上がってくるのがオチだろう(※4)。

 DVD版では特典として家庭用「KOF13」のPVと吹き替え声優陣のトーク映像があるが、あきらかにこちらのほうが映画より面白い。草薙京役の杉田智和の容赦ないツッコミぶり(まさにリアル「罵倒ってラグナ君」である)や、ゲームPVのユリの登場シーンは見もの。
(なお、杉田智和は後にAT-Xの「東京エンカウント」でちらっとこの話題に触れ、「いまや(京の)偽物扱いだよ」とネタにしていた)

 なにげに、DVD版のパッケージ裏に書かれたゲーム版の解説が酷いことになっている。

THE KING OF FIGHTERS DESTINYトーナメント形式でコスプレをしたキャラが戦うという、ファイティングゲーム東京エンカウント

キング・オブ・ファイターズグランプリ
名称・KOF MAXIMUM IMPACT
「KOF MIA」劇中にて確認できる大会名。「MIA」中ではこの名称で大会が行なわれている模様。
「WAR MEMORIAL」ステージにあるリング上には大会スポンサーと思われる企業名が表示されており、「count69」「LIKE CARD」「S.A.T」「BIG MEDIA」「龍道」「Exciting TV」「魂」といった社名(ブランド名?)が確認できる。

 また「KOF14」(2016)のNEO-EASAKAステージでは、「POTRECON QUIMICA」「@AMANE」「uketshezi」「dANIELE PABLO SECURITY」「3CRACK」「Calvlim」というスポンサーのブランド名と思われるマークが確認できる。

キング・オブ・忘年会
イベント・KOFクロニクルT

 ガルシア財団が主催した大規模な忘年会のこと。ロバート曰く「KOF関係者によるKOF関係者のための忘年会」。
 ソーシャルゲーム「KOFクロニクル」で2019年12月〜2020年1月かけてに行われた二ヶ月連続イベントで、ユリとアテナの活躍に焦点があてられた。
 極限流関係者はもちろん、草薙京ら日本チーム、テリー・ボガードら餓狼伝説チーム、女性格闘家チーム関係者、アメリカスポーツチームなど、KOFの常連たちはことごとく招待されており、オロチ四天王もその規模の大きさに注目して潜入していた。
 また、大物格闘家が一堂に会することから、ハイデルンの傭兵部隊が会場の警備を任された。

 極限流関係者による演武や麻宮アテナによるライブが開催されたほか、その場の勢いで矢吹真吾とジョー・東(トランクス一枚で来場)が野球拳を始めて女性陣から「お仕置き」されたり、酔った草薙柴舟が大蛇薙をブッ放したり、会場で潜入ガードしていたレオナが女性陣のババ抜きに付き合わされたり、不知火舞が悪酔いしたりと色々と「突発イベント」が続出するも、おおむね和やかな流れとなる。
 しかしその裏で、アテナのライブ用のマイクが盗まれるという事件が発生、ユリとアテナによる捜査が始まった。この中で、ユリと交流を深めたアテナは女性格闘家チームの友情に触れ、つい自分の悩みを吐露しているが、ユリの言葉で元気を取り戻した。

 しかし、そのユリもその未熟さを理由に、忘年会での極限流空手の演武に出場することをタクマに許されておらず、アテナに大見得は切ったものの、心の中が晴れているとは言えなかった。
 そんななか、アテナのライブ開始の直前の会場で、オロチ四天王が正体を現し「儀式」の開始をしたことで会場がパニック状態に陥る。ユリも会場の各所で格闘家たちが身体を張って四天王たちに挑む場面に遭遇、助っ人の連続の中で「自分も負けられない」と思いだす。
 だが、ユリの頑張りが逆に出て精神エネルギーがたまってしまい、オロチ復活の儀式が開始したところでなんとアテナが乱入。ライブ直後の勢いのままの歌声に四天王も心を動かされ、会場から撤退した。
 アテナは「ユリさんのおかげでこんなに気持ちをこめて歌えた」と告白し、「やはり演武に出たい」というユリの話を「ユリさんの話を聞いてあげてくれませんか」とタクマに促し、タクマもユリの活躍を認めて演武の出演を許し、ユリとアテナはお互いの悩みを解決しあい、友情を深めることとなった。

 なお極限流空手流の演武はその迫力で好評のまま終わると思われたが、褒められたせいか調子に乗ったユリが、最後に余計な一発を決めてしまい、結局は台無しにしてしまった。

麻宮アテナキングロバート・ガルシア

クィーン・オブ・ファイターズ
名称・SNK GAL"S FIGHTERS

 女性のみ参加できる格闘大会。通称「QOF」とも。その名称から、「キング・オブ・ファイターズ」のスピンオフ企画と思われる。
 参加者はシェルミー、ナコルル、麻宮アテナ、レオナ、ユリ・サカザキ、不知火舞、色の8名。他に一定の条件でリザーバーとしてウィップ、ユキ、開催者(をたぶんムリヤリやらされている)ミスXが参戦する。
 なんでも願いがかなうという本当の意味で「マジすごいお札」である「Kのお札」が優勝者に贈られた。主催者は正体不明の「ミスX」こと八神庵。
 だが、「ミスX」こと八神庵がどこであのようなマジックアイテムを手に入れたのか、とか、結局「ミスX」こと八神庵は何がやりたかったのか、など、残された謎は多く、深い。

Kの御札麻宮アテナ不知火舞ミスX

空牙
名称・必殺技・KOF・CAPCOM vs.SNK

「KOF'95」で登場したユリ・サカザキの必殺技「ユリちょうアッパー」の正式名称として「KOF'97」から登場した技名。格闘ゲームでは基本的に「ユリちょうアッパー」の名称で登場するので、こちらが正式名称となっているのは中国で乱造されたソーシャルゲームが多い。
 元から極限流空手に「虎咆」や「ビルトアッパー」とは別に「空牙」という技が存在したのか、ユリ(もしくはタクマ)が「ユリちょうアッパー」の正式名称をして命名したのかは不明。
「SNKオールスター」(2019)ではコスト3のスキルとして登場。敵単体を攻撃するほか、ランダムで味方格闘家の怒気を100回復し、さらに一定の確率でその格闘家に「覇王」効果を1つ付与する(「覇王」の効果は8回まで重複可能)。
「KOF'98UMOL」に「ユリ・サカザキXIVver」として主演した際には「スキル攻撃」のスキルとして登場。敵単体に160%+15のダメージを与えるほか、「敵の怒り200、HP最大値の15%を吸収」「スキル発動率を2ターンの間50%上昇」「自身の怒り減少時、怒り200、HP最大値の20%を回復」「自身に鋼壁効果(ダメージ減少率、必殺耐性、スキル耐性30%増加)を2ターン付与」と言う様々な効果があった。

 名前の元ネタは不明だが、データイーストが1989年に同名のシューティングゲーム「空牙」をアーケードで発売しており、こちらには「ウルフファング 空牙2001」と「スカルファング 空牙外伝」という続編も存在する。
 海外のSNKwikiでは、発売日が近い「月華の剣士」のキャラクター「楓」の同名の必殺技「一刀・空牙」が名称の元ネタとしているサイトもある。
空牙(クーガー)」というリングネームのプロレスラーがいるが、彼がそう名乗り始めたのは2010年からで、恐らく無関係。それまでは「アジアンクーガー」と名乗っていた(デビューは1995年)。
「クーガー」とは、ピューマ(南北アメリカ大陸に生息するネコ科の大型哺乳類)の標準的な英語名の一つ。このピューマは、最大1.8メートルの頭胴長に対し、高さ4メートル、幅12メートルもジャンプした記録があり、これを無理やり対空技「空牙」のジャンプ力に結び付けられないこともない、気がしないでもないと、推測されるようなされないような。たぶん。

MAX空牙裏空牙ダブルユリちょうアッパー飛燕烈孔覇王夢空牙ユリちょうアッパーユリちょうアッパーフィニッシュユリブライダルフェアー

空中当身(仮)
名称・必殺技・KOF

「KOF11」の企画段階でボツになった、ユリの幻の必殺技。空中で身体を回転させ、膝を立てたポーズ(イメージ的には空中ガード)で相手の攻撃を受け、空中回し蹴りで相手を地面にたたきつける当身技。攻撃方法が異なるが、技のイメージとしては、同じく「KOF11」に登場した牙刀の空中当身技「応牙」が近い。

 開発者の備考では、

「相手が空中攻撃だと成立するようにしたいが、ムズカしいようなら判定を前方に強く、下方に弱くすることで、対空技で負けるような感じにする」

 とあり、技のイメージがかなり明確に定まっていたことが伺える。実装されたら、面白いことになっていたと思うのだが……。

覇王翔吼拳

空中版天翔覇王翔吼拳
名称・超必殺技・KOF MAXIMUM IMPACT 2

「KOF MAXIMUM IMPACT Regulation“A”」から登場の超必殺技。
 前作「MI2」で登場した「天翔覇王翔吼拳」の空中入力技。地上版では相手の身体を踏み台にして駆け上がるモーションがあるが、この空中版はその部分が省略されており、空中で身体をひねって気をためたあと、斜め下に覇王翔吼拳を打ち落とすシンプルな飛び道具になっている。
 タイミングは難しいが、相手をダウンさせた後に「ダウン追い討ち」として使うことも可能。「芯!ちょうアッパー → 空中版天翔覇王翔吼拳」で相手体力を六割奪える(基本技からつなげると連続技補正でダメージが激減する)。

 ボイスは「てんしょう!」「はおうしょうこうけーん!」

 当初、「餓狼伝説」や「龍虎の拳」の世界では、空中で気を練って飛ばすことは至難の芸当で、リョウ・サカザキやギース・ハワードなどの凄腕の武術家にしかできない、という設定があった。ユリは「雷煌拳」で「地上で気を練ったまま、それを保持してジャンプ、空中から打ち落とす」という驚天動地(?)のアイデアを披露した後にも修行を重ね、ついに地上での予備行動無しでも空中から「雷煌拳」を打てるほどに腕を上げた。この「空中版天翔覇王翔吼拳」は、その修行の完成形であろう。

 ……もっとも、今は空中で飛び道具を撃てるキャラクターは山のようにいるけど……(涙)。

MAX覇王翔吼拳空中覇王飛燕鳳凰脚虎煌拳スーパー覇王翔吼拳ゼロ距離はおうしょうこうけん天翔覇王翔吼拳覇王翔吼拳はおうしょうこうけん覇王雷煌拳よゆうッチ覇王翔吼拳雷煌拳雷煌拳EX雷神 覇王翔吼拳

空中覇王飛燕鳳凰脚
名称・超必殺技・KOF11
「KOF11」に登場する最大奥義。覇王翔吼拳を放った後突進、相手の身体を蹴りながら駆け上がりつつ、さらに空中で相手をロックしてキックを連打し、雷煌拳で追い討ちをかける、豪快極まりない必殺技。
 ボイスは「こおう……じゃなくてはおうひえんほうおうきゃく!くらえ〜!」

 ……というのは半分冗談で、覇王翔吼拳→飛燕鳳凰脚→空中飛燕鳳凰脚の連続技のこと。
 ボイスが非常に綺麗に重なる上に、キャンセルが簡単で最大25ヒットし、威力も半端ではない。スーパーキャンセルのエフェクトも派手で、爽快感は抜群である。
 が、空中飛燕鳳凰脚はリーダー必殺技なので、当然ユリをリーダーに選ばないと使えない。また、相手と画面端どうしまで離れないと覇王翔吼拳→飛燕鳳凰脚がうまく繋がらないので、実戦での出番はほぼ皆無のロマン技。

空中飛燕鳳凰脚覇王翔吼拳飛燕鳳凰脚

空中飛燕鳳凰脚
名称・リーダー超必殺技・KOF

「KOF11」にのみ登場したユリのリーダー超必殺技。ユリをチームリーダーに指定した場合のみ使用できる奥義。
 空中で一瞬構えた後、斜めジャンプ弱キックのモーションで急降下し、当たった相手をロック、飛燕鳳凰脚に移行する。最後は相手を高く蹴り上げ、雷煌拳で追い討ちする。
 空中の相手をロックした場合、地上には降下せず、そのまま空中で飛燕鳳凰脚に移行するため、最後の雷煌拳での追い討ちが体力ゲージよりもさらに高い位置になることもある。

 ボイスは「食らえ〜!」

 中段攻撃の→+A(燕翼)から単発キャンセルで出すことができ、しゃがみガード崩しからの確定大ダメージという逆転性の高さがウリ(ただし、「燕翼→空中飛燕鳳凰脚」は連続技になるものの、「通常技→燕翼→空中飛燕鳳凰脚」は連続技にはならない)。
 またドリームキャンセルを用いた「飛燕鳳凰脚 → 空中飛燕鳳凰脚」という驚異の連続技や、無敵時間が攻撃判定の出現後まで続くために空対空や対技潰しとしても威力を発揮するなど、場面を問わずに頼りになる高性能技。
 一応、バックダッシュ中に出せたり、画面はし限定で強・砕破からの追撃に使えたりもするが、こちらはあまり実戦では使わないかもしれない。

 ただ、なぜか試合中に(ゲージがあっても)長時間出せなくなることがある。特にPS2版のプラクティスモードで連発しようとすると、この謎の現象が頻発する。ゲーム中の仕様なのかコマンドにクセがあるのか、管理人の腕が悪いのか、原因は不明。

MAX飛燕鳳凰脚SMAX飛燕鳳凰脚燕翼空中覇王飛燕鳳凰脚鍼!飛燕鳳凰脚飛燕鳳凰脚飛燕鳳凰脚EX

空中浮遊
バグ・龍虎の拳2
[ 1 ]

「龍虎の拳2」の初期出荷バージョンのみで確認されている怪奇現象。
 このバージョンでは、ジャックとキングでジャンプし、着地寸前にジャックならば極ヒップアタック、キングならばサプライズローズかダブルストライクを素早く入力すると、キャラクターが空中で停止して着地しなくなる。
 ジャックの場合、僅かに空中に浮いているだけだが、足元の食らい判定がなくなるため、ブラスターウェーブのような「地を這う飛び道具」に対して無敵になる。
 キングの場合色々と面白いことが起こり、低空浮遊で相手にジャンプ弱パンチを当て続けると、キングと相手が徐々に上へ上へと昇っていく。そして、画面上端に消えたら、そのままの状態で(ジャンプ弱パンチを当て続けながら)地面から生えてくる。空中で地上必殺技を出すことも可能で、「空中弱パンチ×n→空中トラップショット」などの連続技も可能。
 なお、このバグは比較的早いうちに修正されたため、ゲームセンターで見た人はあまりいないと思われる。

キングジャック・ターナー

[ 2 ]

「KOF'97」「'98」「2000」「2002」などで確認されているバグで、キャラクターが垂直、もしくは斜め上にゆっくりと上昇していくバグのこと。空中浮遊したキャラクターは、操作不能のまま画面外のはるか上空まで昇っていき、そのまま消える。
 3Dのタイトルで実現していれば、天空に突き刺さっていくキャラクターを大地から見上げるシーンが見られたかもしれない。
 そのタイミングはキャラによって変わり、「'98」の不知火舞のように比較的簡単に起こる場合もある。技や状況によっては、十字架に磔にされた聖者が天に召されていくそのままのイメージである。
 なお、天に召されたキャラクターは試合中に落下してくることはないので、残されたほうはそのままタイムオーバーまで一人さびしく待たなければならない。

メイ・リー不知火舞

[ 3 ]

「KOF'96」〜「KOF2000」で確認されているバグで、一部のキャラクターが地上からわずかに浮いた状態になること。浮いているとはいえ技はすべて地上技が出る。
 この状態になると様々な現象が起き、技がすべて中段判定になる(地上で立ちガード不能の技はガード不能になる)、相手のノックバックがなくなるので弱技の連打が簡単に永久連続技になる、避けを出し続けると完全無敵が持続する、など。
「'96」〜「'98」で簡単に浮けるのは舞、アテナ、チョイ。三角飛びで壁につかまった直後に空中必殺技を出すと浮ける。「'99」ではパオもこの方法で浮ける。「2000」ではアテナが三角飛びの直後に空中でテレポートを出すと浮ける。
 それ以外では、シェルミーとマリーが特定の相手にコマンド投げを決めたり特定の状況で特定の技の一部を当てると浮ける。どのキャラでも起こりうるが狙って起こすことは難しい。
「'96」「'97」では猛威を奮ったが徐々にタイミングが難しくなりが、「2002」ではシェルミー、クラークにわりと簡単な方法で起こる。

麻宮アテナ不知火舞

串焼き野菜
プロフィール・KOF'98UM OL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」で、「飛燕-ユリ・サカザキ」の好きな「グルメ」の一つで、おくると先制値が上がる。
 名前そのまま、野菜を長い串に刺して焼いた食べ物。焼き鳥や焼肉、バーベキューなどでの定番メニューであり、当然極限焼肉でも取り扱いがあると思われる。串に刺せる野菜ならなんでも焼けるが、ピーマン、パプリカ、長ネギ、ナス、エリンギ、プチトマト、にんじん、とうもろこし、ズッキーニ、玉ねぎなど、好みに応じて焼き分けるのが良い。
 串焼き野菜のルーツは実にそんなに古くなく、福岡のいくつかのお店からブームが始まったと言われているが、沖縄県那覇市の「串焼きあだん」が「元祖野菜巻き串」を名のっており、こちらが2024年現在創業46年だそうである。

甘口カレーあんこ餅かす汁極限焼肉焼肉乱舞!クレープ自家製梅干ショートケーキストロベリーティー特上寿司ハチミツ入りミルクブラックトリュフ

楠本ビル
地名

 大阪府東大阪市小阪にあるオフィスビルであり、旧SNKのさらに前身である「新日本企画」の発祥の地である。SNKファンにとっては聖地のひとつといえるだろう。
 近畿日本鉄道(近鉄)奈良線・八戸ノ里駅下車徒歩3分。
 1970年代の「新日本企画」発足時の社員は7〜8人、時はゲーム黎明期の最初期であり、旧・株式会社サンアミューズメント取締役・喜多利彦氏によると「前職も定かではない30代の転職組が集まっていた」そうであるが、その後2001年までの社の経緯は皆さんのご存知のとおりである。
 喜多氏によると1986年、新日本企画は東三国に自社ビルを建設し移転(※1)、それを期に社名を「エス・エヌ・ケイ」に変更している(当時はアルファベットが社名に使用できなかったので、カタカナで「株式会社エス・エヌ・ケイ」だった)。


写真は2002年。これがおそらく建設当時と変わらない姿。
(動画「SNKのすべて!!」より)


2021年現在。建て直しか塗装の塗りなおしがされており、ビルの名前も変わっている。
(googleストリートビューより)。

聖地巡礼

熊〜〜〜
現象・KOF

 香港で連載された「KOF14」の漫画化作品「KOF14 同名漫書」(華小二)で草薙京が起こした自然現象で、炎を腕に纏わせながら「くま〜〜」という物音が発生している。
 少なくとも日本における自然現象、日本語における現象の音の言語化に「くま〜〜」というパターンは(おそらく)例がなく、日本と香港とでは異なる物理法則が働いている可能性が高い。

 なお中国語には、炎が燃える際の表現(日本語で言う「オノマトペ」のようなもの)に「熊熊烈火」というものがあり、そこからの派生で炎が燃えるさまを「熊〜〜〜」と書くのだと思われる。
(中国語の漫画の擬音については「こちら」の記事を参照)

グラウンドダイビング
バグ・KOF ALLSTAR

 潜水とは水の中に完全に身体を沈めることであるが、「グラウンドダイビング」とは潜水のように地中に身体を沈めていく行為。発展系として「KOF ALLSTAR」で提唱された新競技で、アーティスティック・スイミング(旧シンクロナイズドスイミング)を「地面の下でやってしまおう」というチャレンジブル極まりない競技でもある。
 当然、人体を滑らかに地中に沈ませるための研究はこれからであり、最新の科学を味方にし、ここからの莫大な時間をかけることになってしまっても、研究は油断なく進むだろう……。

 ……という事実は全くなく、「KOF ALLSTAR」に搭載された愉快で深刻なバグの一つ。敵キャラクターが地面にもぐっていってしまうこと。
 このゲームには「ステージの途中で敵キャラクターの食らい判定が消失する」というバグがいくつかあるが、その中でもこのパターンは身体と一緒に食らい判定も地中に消えてしまうので、敵が倒せなくなってしまう。基本的に相手の体力をゼロにしなきゃいけないゲームなのに、その相手はすでに地上にいない。
 しかしゲームは進むので、無常に流れるカウント、そしてタイムオーバー……からの、ステージミス判定。
 一人でも許せないのに、極めて稀ながら複数の敵キャラが同時に地中に消えていくパターンもあり、心に刺さってしまうだろう。

ボコ絆バグ究極の世界平和ブラックサンタクロース

グラスヒルバレー
地名・龍虎の拳外伝

「ART OF FIGHTING 龍虎の拳外伝」の舞台になったメキシコの片田舎にある小さな町で、サウスタウンと並ぶほど治安が悪い危険な地域である。
 ロバートがユリをデートに誘おうと気軽に車で走っていたことから、アメリカとの国境付近か、そう遠くない場所に位置していると思われる。ここでロバートはフレア・ローレンスと運命的な再会を果たし、共に一時行方不明となる。そのため、ガルシア財団の依頼を受けてサウスタウンからリョウとユリが、イタリアからカーマン・コールがロバートの行方を追ってこの街に入った。
 ワイラー家という名家があり、その当主が部下の女性シンクレアを使って違法な格闘技の賭け試合をバーで行わせたり、違法薬物となりえる植物の研究を大規模に行っている。
 ゲーム中では具体的な国が明言されなかったが、「龍虎の拳外伝」のアレンジサウントトラックスに収録されたミニドラマ中でのロバートの発言から、メキシコであることが確定した。アメリカ国境が近いことを考えると、日常的にはスペイン語と英語が併用されている可能性がある。

カーマン・コールサウスタウン藤堂香澄フレア・ローレンスロバート・ガルシアワイラー

クレープ
プロフィール・KOF'98UM OL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」で、「飛燕-ユリ・サカザキ」の好きな食べ物(グルメ)。渡すと先制値が上昇する。
 クレープはフランス発祥のパンケーキの一種で、ブルターニュ地方の「ガレット」という蕎麦粉で作ったケーキが原型。スペイン王フェリペ三世の長女でルイ13世の妻アンヌ・ドートリッシュ王妃(1601〜1666)が夫の狩りに同行した際に、民が食べていたガレットをたまたま口にしてたいそうお気に召して宮廷に持ち込み、このあたりから生地が蕎麦粉から小麦粉になり、バターや鶏卵、砂糖などが加えられるようになり、名前も「クレープ(絹のような)」と変わっていった。
 ブルゴーニュ地方の伝統的な食事では、ガレットをリンゴで作ったシードルという発泡酒と共に供する。また、2月2日の聖燭祭にはフランス中の家庭がクレープを焼いて食べる。民間伝承では、この日にクレープを調理する際、片手にコインを握りながら願い事を唱え、同時にクレープをフライパンでうまくひっくり返せれば願いが叶うのだそうである。

 日本では古くは1937(昭和12)年の帝国ホテルのメニューに記載があり、1962年には森南海子がパリでレシピを学び大阪の百貨店で出店した。現在の巻紙に包んで手に持って食べる様式を定着させたのは、1976年に渋谷に開店したマリオンクレープ。果物やクリームを包んだ「日本式」を初めて広めたのは、1977年に原宿に1号店をオープンさせたカフェ・クレープだそうである。

甘口カレーあんこ餅かす汁串焼き野菜自家製梅干ショートケーキストロベリーティー特上寿司ハチミツ入りミルクブラックトリュフ

クレメンス・ベラミー
人物・KOF14
 Clemence Bellamy。「KOF14」に登場。「KING OF FIGHTERS」のチャンピオン・アントノフと挑戦者チームによる決勝戦(アントノフ・スーパー・アリーナ)のスタジアムリポーターを担当していたと思われる、眼鏡が特徴的な黒人アナウンサー。
 放送局「AMBC」所属のようだが、アントノフのことを「社長」と呼ぶので、「AMBC」はアントノフの会社の放送部門か、関連企業であると思われる。
(「AMBC」は、恐らく「Antonov Management Broadcast Campany」の略だと思われる。「M」が少し怪しいけど)


THE KING OF FIGHTERS A NEW BEGINNING」(あずま京太郎)では試合実況も担当。

 不自然にテンションが高いが、謎の存在であるバースの乱入でめちゃめちゃに破壊されたスタジアムから逃げようともせず、最後までテレビ中継を全うした。

 PS4版では、ストーリーモードをプレイすると、どのチームのデモでも登場して必ずフルネームを名乗るので、インパクトが強くて「肝心のストーリーが頭に入ってこない」と悩むプレイヤーもいるのだとか。

「KOF15」でも再登場。大会に参加する全選手にインタビューを行っており、「KOF15」のオフィシャルサイトで閲覧可能。
 またゲーム中では決勝戦でのアクシデントに怯えつつも前大会同様、大会を締めくくっている。
 なお、多少昇進したのか「KOF15」では「マーシャル・メイヘン」という番組の司会も務めている。

 担当声優は「KOF14」ではKazuma Otsu氏、「KOF15」ではYuki Saito氏。

アナスタシアアントノフアントノフガールバースヤコフ

黒服
人物


通称「メッセンジャー」
(天獅子悦也「龍虎の拳2」)

 ギース・ハワードの部下達であり、ギースの周囲で情報収集やボディガードなどを行う。また「組織」の運営にも関わっているようだ。その名のとおり、全員が黒の上下のスーツにサングラスを着用している。
「龍虎の拳2」では各ステージの端々に出没。出場選手たちの情報をギースに届けている。漫画「龍虎の拳2」(天獅子悦也)では、全員がイタリア製のタイを身に着けているようだ。この頃はまだ、リッパーやホッパーはいない(と思われる)。
「餓狼伝説」シリーズでも登場(といっても、こちらのほうが主な活躍の舞台だが)。やはりギースの周囲で暗躍・活躍している。ギースの片腕といわれるビリー・カーンや執事のハイン(KOF14)もギースのボディガードを兼ねているが、どこまで黒服たちと関わっているかは不明。

 基本的にリッパー、ホッパー以外の黒服たちに名前は与えられていないようだが、上記の漫画「龍虎の拳2」では様々な個性を持った黒服が登場している。ユリとキングの対戦前にユリを呼びに来た通称「メッセンジャー」は、ユリの風呂上りを狙って浸入したこともあってか、(サングラスごしなのに)妙に目線がスケベ染みて見えるのは管理人の心が汚れているせいだろうか。

 上記の通り基本的にはギースの部下として出てくる場合が多いが、パチスロ「CR龍虎の拳」では通常演出でMr.BIGの配下とも思える描写がある。
 格闘ゲームの設定では基本的にあまりめだった行動はせず、少人数のグループで静かに動くようだが、そのパチスロ「CR龍虎の拳」では、



 多い多い多い多い。


「マトリックス」か!

 なお、リョウとロバートの二人だとこのように殲滅できるが、リョウ一人だと最後の一人にパンチをかわされ「なに!?」とうろたえたところを集団で囲まれ、至近距離からマシンガンの一斉射撃で蜂の巣にされる(ように見える)。
(だが、それでもリョウは生きている。壊せると思っているのか、無敵の龍を)

Mr.BIGギース・ハワードリョウ・サカザキロバート・ガルシア

クロフネ
SNK開発用語

 SNKの代名詞であるブランド「ネオ・ジオ」の開発時、その名称を決定するときに提出された候補の一つ。提唱者は当時の社長・川崎英吉氏。「海外からやってきたくらいのインパクトがある」といった意味が込められていた。
 また、別の方面からの話だが、筐体を着色するとき(派手なカラーリングにするとコストがかさむことから)、表面の仕上げや見栄えの点で都合が良かったので、黒一色のデザイン案が出されていた時期があった。川崎氏はそこから「クロフネ」を想起・提案されたのかもしれない。
「ネオジオ」「クロフネ」「プロス」の候補で社内投票となり、御存じ「ネオジオ」が正式名称として採用された。
(4Gamer.netのインタビューより)

プロス

痙攣
バグ・龍虎の拳2・KOF94
[ 1 ]

「龍虎の拳2」でまれに見られるバグ。
 ユリの百烈ビンタ、リーの真空空転爪、リョウの暫烈拳、キングのトラップショット、ジョンのアトミックスマッシュ、Mr.BIGのドラムショットなど一部の技は(技によって条件が異なるが)、当たりかたによって相手が空中で痙攣しながら空中浮遊することがある。
 リーやリョウの場合、相手が痙攣したまま、こちらの動きに合わせて背後霊のようにくっついてくるため、かなり不気味(ただし、その状態の相手に追撃可能)。そのため、真空空転爪→百烈拳や、トラップショット→トラップショット→気力なしトラップショットなどの連続技も可能。
 相手に何らかの攻撃が当たると、この状態は解除される。

 実はジョン・クローリーはフリーズバグの宝庫で、メガスマッシャーが発射される直前に相手の攻撃判定と相打ちになると、高い確率でフリーズする(一分ほど停止するが、ほとんど場合は再び動き出す)。
 このとき、画面がバグることが多い。

[ 2 ]

「KOF'94」で、小技の連打が効くキャラクターを使い、目一杯小技を連打すること。
「KOF'94」では、キャラクターにもよるが凄まじいほどに小技(主に弱の通常技)の連打が効き、繰り返すことでまるで身体が痙攣しているように見える。
 しかもCPU攻略では、離れて小技を連打しているとジャンプしてくる敵が多く、そこを落とすことでハメることもできるため、頻繁に見る機会がある。

 なお、両者とも画面端くらいまで離れてしゃがみ弱キックを連打しすぎると、連打を止めてもバグって技のボイスだけが永遠に響き渡ることがある。
 また条件は不明だが(超必殺技での相打ちKO勝ち?)、鎮元斎が勝利ポーズに移行せずに痙攣したまま試合が終わることがある。
 この作品は、前代未聞の「痙攣ゲーム」でもあるのだ。良い子は真似しちゃダメだぞ。

ははははははははははははは

ゲーメスト攻略ビデオ
雑誌

「ゲーメスト」は、新声社が1986年に発刊したゲーム攻略雑誌。当時、世は空前のファミコンブームの真っ最中で、ゲーム攻略誌も山のように発売されていた。
 そんな中、アーケードゲームの情報もとりあげる雑誌としてスタート。当初は趣味でゲーム攻略の同人誌などを出していたサークルVG2(ベリーグッド・ビデオゲーマーズ)の面々が執筆を担当していた。
「ストリートファイター2」の爆発的ヒットから業務用格闘ゲームの人気に火がつくと、アーケードゲーム攻略誌として人気を確立。当初は隔月刊誌だったものが、最終的には隔週発売までペースが早まった。
「めくり」「安地」など、この雑誌から生まれて浸透した用語も少なくない。

 ゲーメスト自体は安定して利益を出していたものの、新声社の多角経営の失敗などの影響で、1999年9月、前触れもなく突然廃刊になった。
 新声社の経営していたゲームグッズショップ「まるゲ屋」も各地で相次いで閉店し、ファンの臆測を呼んだ。

 この雑誌の名物に、「誤植」と「攻略ビデオ」がある。「誤植」は特集コーナーを見ていただくとして、格闘ゲームなどの攻略ビデオを意欲的に発売していたことでも知られている。
 ネットの動画投稿サイトなど夢のまた夢だった90年代、高難易度のゲームが多かったこともあって、「実際に動く攻略媒体」の存在を非常に有り難がった読者は多い。
 主にキャラクターやストーリーの紹介、バグや連続技の解説、キャラクターエンディングの公開など、そのコンテンツは多岐にわたる。「龍虎の拳1」のビデオでは玄田哲章氏が、「リアルバウト餓狼伝説」のビデオでは家弓家正氏が、「KOF'96」のビデオでは山寺宏一氏が、「ヴァンパイアセイヴァー」のビデオでは速水奨氏がナレーターを務めていた。
(「ザ・スター・バウリング」など謎の企画もあったが)
 だが、これらのビデオの最大の特徴は、ライターたちによる対戦動画を多く収録していることである。大体1時間30分前後の収録時間(中には「餓狼伝説SPECIAL」など2時間を超えるものもあった)の半分近くを占めていることが多い。

 ただ、やはり1本5000〜7000円前後という価格はネックだった。家庭用のゲームソフトを1本買うのとさほど変わらない値段であり、攻略ビデオとスーパーファミコンの新作RPGのどちらを買うか、財布を開いて悩みまくった学生読者も少なくない。

 このような「攻略ビデオ」は、サイトロン・アンド・アートも多く発売している。
 こちらは出演声優を総登場させたり、連続技の解説はゲーメスト版よりも丁寧で、「ファイターズヒストリー・ダイナマイト」など、記憶に残るものもある。
 だが「龍虎の拳外伝」のビデオでは、ゲームプレイヤーの操るロバートがやたらと「死体蹴り(決着がついたあと、倒れた相手に追い討ちすること。ロバートは文字通り蹴り飛ばす)」を繰り返していたり、「ワールドヒーローズ・パーフェクト」のビデオでは、特定のキャラクターを侮辱する極めて下品で不愉快な脚本が延々と続く(書いたほうはギャグのつもりだったのだろうが)など、残念ながらあまり良い印象は残っていないものも多い。

「ビデオ」からもわかるとおり、製作されたのは多くがDVDの登場するはるか前の1990年代であり、媒体はVHSである。
「バーチャファイター2」などが爆発的な人気を誇った1995〜96年前後は、この手のビデオがレンタルビデオ店にも並ぶほどの人気があった。特に「バーチャファイター2」はキャラクターごとの攻略ビデオまであったらしい。
 現在入手するのは困難と思われるが、入手できても視聴できる環境を用意するのも困難と思われる。

THE KING OF FIGHTERS 2002 OVERSTRUGGLEコリ・サカザキジェフ・ハワード

劇団ククリ
人物・グループ・SNKヒロインズ


怪しい宗教団体に見えなくもない。

「SNKヒロインズ TAG TEAM FRENZY」に登場する劇団。全員が漆黒の衣装と頭部を覆うフードをかぶった集団で、結成年、専用劇場の有無、構成員数等、すべて不明。主催者はククリ、構成員も全員ククリだと推測されている。
「SNKヒロインズ」では、主催者(ラスボス)ククリの心象風景(妄想ワールド)が崩壊する瞬間、ククリの絶望的な心象を表現するのに集合し、1990年代ミュージックPV風のサイケデリックな世界観を見事に表現している。
 主催者のククリが砂を操る異能で非常に運動能力の高い格闘家(能力者)であり、彼に賛同・参集したククリたちも相当な運動能力の持ち主であろうと推測される実力派の集団だが、知名度は無きに等しく、大手の劇団のような法人の形態はとっていないと思われる。
 上記の通り、劇団の規模は不明だが、「SNKヒロインズ」のデモでは40人程度の出演が確認できる。

 なお、SNK本社サイト内で連載されていた漫画「かたてまマンガ なりゆきクエスト」では、ククリは誘拐した(?)女性キャラたちに対して「我が名はマオウ サンデルダーク」「我が花嫁となる栄誉を与えよう」とか言ったはしから「てめー変態砂野郎ククリじゃねーか!!」「バカかお前は」と返され(2話)、しかも「サンドマンズバー」(迷宮屋敷内のバーをキングが勝手に乗っ取った)でその話をバラされ、集合した女性格闘家たちから大笑いされていた(49話)。

 それらの憂さ晴らしと言うわけではないだろうが、ククリは「KOF15」で性格はそのままながら、主人公の一人アッシュ・クリムゾンに深く関わる重要で(俗な言い方をすれば)美味しい役どころで登場する。

イリュージョン邪神像

ケツ
通称・特殊技・KOF

「燕翼」のこと。また「KOF13」では、ユリの空中吹っ飛ばし攻撃もヒップアタックであり、二つを区別するために「燕翼」を「立ちケツ」、空中吹っ飛ばし攻撃を「飛びケツ」と呼ぶこともある。

立ちケツ飛びケツ

「KOF'99EVO」では「二度めのケツ、二度と会えない君(燕翼 → 芯!ちょうアッパー。状況にもよるが、なんとノーキャンセルで繋がる)」、
「KOF11」では「世界からケツが消えたなら(立ちC → 燕翼 → 空中飛燕鳳凰脚)」、
「KOF13」では「ぼくは明日、昨日のケツとデートする(燕翼 → 覇王雷煌拳。これも無条件で繋がる)」、
「KOF14」では「ゴースト・イン・ザ・ケツ(燕翼 → 立ち弱K →ちょう!龍虎乱舞)」

 ……などが可能で、意外と侮れない。

燕翼空中飛燕鳳凰脚芯!ちょうアッパーちょう!龍虎乱舞覇王雷煌拳バストヒップ理想体型

元気少女
宿命・SNKオールスター

「SNKオールスター」(2019)で、「KOF」からゲスト出演した麻宮アテナ、及び「サムライスピリッツ」から参戦したナコルルの宿命。麻宮アテナ、ユリ・サカザキ、李香緋、ナコルルの四人を同時に持つとHPが15%上昇する。同作の「元気満々」と同じ効果を持つ。

 アテナ、ユリ、香緋の三人はもちろん、「サムライスピリッツ」シリーズでは意思は強いものの大人しいイメージのあるナコルルだが、最近、未来世界に転移してあれこれやっているうちに(「KOF」「SNKヒロインズ」「君はヒーロー」など)、徐々に現代色に染まってきているらしく、「SNKヒロインズ」のEDでは海外旅行を楽しんだり、「KOF15」のチームEDでは羅将神ミヅキを引っ張りまわしてショッピングを楽しんだりと、笑顔も増えて青春を謳歌しているようである。
 元の時代に戻れば悲しい運命が待っている彼女(「真サム」での死亡EDは結局なかったことにはなったが、その後……)、果たしてどのような道を選ぶのであろうか。

麻宮アテナ活発元気満々ナコルル

元気闘魂
システム・KOF'98UM OL
 KOF'98UMOLにおける戦魂。「元気」で「闘魂」とくると相当なアップ率を期待してしまいそうだが、MAXになると自身のHPを3000、攻撃力を5%上昇させる。戦闘開始時、90%の確率で初期行動力を1つ上昇させる。

元気領域戦魂

元気美少女 暴走的飛燕
キャッチコピー・時空召喚

 2020年にユリが中国のスマホアプリ「時空召喚」にコラボ出演した際のキャッチコピー。恐らくこれまでユリに贈られた多くのキャッチコピーの中で、もっともアクティブというかポジティブというか、元気の良い響きのものだろう。
 そのせいか、このゲームでは通常技にもソニックブームっぽいエフェクトが付き、虎煌拳に謎のトゲトゲのエフェクト(ドラゴン?)がついている。

元気領域戦魂
システム・KOF'98UM OL
 KOF'98UMOLでの戦魂。「元気」で「戦魂」とくるととてつもないアップ率を期待してしまいそうだが、自身のガード効果を10%、HPを12000上昇させる。戦闘開始時、90%の確率で初期行動力を1つ上昇させ、さらに90%の確率で1つ上昇させる。

元気闘魂

元気満々
宿命・SNKオールスター

「SNKオールスター」(2019)で、ユリが持つ「宿命」の一つ。
 ユリ、椎拳崇、矢吹真吾、李香緋を同時に所有すると、HPが15%アップする。
 その宿命の名前どおりのメンバーだが、この面々でRPGでパーティーを組むと、作戦は「ガンガンいこうぜ」のままノリと勢いで魔王に突っ込み、そのまま全滅してしまいそうである。
 なお「元気満々」とは日本語ではあまり使わない表現だが、中国語では一般的な表現らしく、2008年には台湾のモデル呉元元が同名の写真集を出している。

活発元気少女

研究費用減少
スキル・KOFサバイバルシティ

「KOFサバイバルシティ」(2023)で、ユリが持つ「スキル」の一つで、このゲームにおける強化方法の一つ「研究」にかかる費用を減らすことができる。
 研究にかかる費用は高額でレアアイテムも必要とされるため、効果は小さいが有り難いスキルである。

 ユリが学術研究に関わるスキルを持つのは、実は意外ではない。「龍虎の拳の謎」(新声社)によると、ユリの学校の成績は「図画工作」が「2」である以外は全て平均以上であり、「理科」「社会」が「4」、「算数」「家庭科」が最高評価の「5」となっており、実は理系の人なのである。今回は、この隠れた特技が生かされたのだろう。
 もしくは、普段から家庭の家計簿を見ていて、節約の大事さを身に染みて知っているという経験を生かしているのかもしれない。

固い意志頑固な進軍

拳魂跳躍
SNKオールスター・イベント

 ソーシャルゲーム「SNKオールスター」にあるミニゲームの一つで、「スーパーマリオブラザーズ」よろしく、ユリをタッチ(ためる)→離すことでジャンプの距離を調整しながら空中のアイテムを捕獲する。
 ジャンプ一回につき金貨2000 or ダイヤ10個 or 格闘家の欠片1個のどれかを獲得することができる。
 ためる時間に応じてジャンプ距離が伸びるのだが、一瞬しかタップしないと目の前に着地、最大までためるとバーを一枚飛び越してさらに向こうのバーに着地する(タメ時間によるジャンプ距離は、SEによってある程度推測できる)。
 しかし、バーのどこに着地するかによって次の飛距離を調整する必要があり、左右に動いているバーも多いので難易度はかなり高め。
 バーへの着地に失敗すると、当然画面外の地面に落下していくのだが、ユリは特になんのリアクションもとらず、無表情のまま落下していく。なにか最初からこうなることを覚悟していたかのような、一種の「諦めの境地」を感じることができる。
 無料プレーは一日に二回までで、以降はダイヤを使って途中からリスタートすることができる。

限定製造!
宿命・KOF'98UMOL

「KOF'98 ULTIMATE MATCH Online」に「飛燕-ユリ・サカザキ」として出演した際に持っている「宿命」の一つ。極限流天狗仮面を覚醒して、スキル「覇王翔吼拳」が「MAX.覇王翔吼拳」に変化する。
 ユリは極限焼肉には相当な愛着を持っているらしく、それについて熱く語るほか、対戦相手に宣伝も忘れず、修業の時間を削ってまで厨房に入ったりして兄に一喝されていたりする。ユリがそこまで焼肉好きなのかどうかは不明だが、幼いころに側にいなかった父と、憧れのロバートと「みんなでなにかを一緒にする」という行為が楽しいのかもしれない。
 そのユリが「覇王翔吼拳」を「限定製造」するのだから、覇王翔吼拳になにかしら焼肉要素が付与されるのかもしれない。直撃した相手がそのまま焼肉になってしまうなどしたら、試合も極限流空手も一瞬で終了してしまいそうな気がする。

MAX覇王翔吼拳美味しい!カリフワ!極限焼肉焼肉乱舞!タクマ・サカザキ覇王翔吼拳ユリ地獄絵図肉えぐり眼球潰し顎砕き撲殺パンチロバート・ガルシア

コア
システム・KOF ALLSTAR

 ソーシャルゲーム「KOF ALLSTAR」の用語で、キャラクターの成長要素全般のこと。
 キャラクターはそれぞれ独自の「コアボード」と言うものを持っている。これは「コア」と呼ばれる特定の効果のあるマス目が網目状に繋がったもので、一つのコアを開放するとその効果に応じてスキルを習得、ステータスの上昇、特定の攻撃への耐性の強化などが起こる。

 ただし総てのコアが最初から開放されているわけではなく、隣接するコアを開放する、キャラクターのレベルを上げる、などの条件を満たさないと総てのコアは開放できない。

 ……というシステムなのだが、ぶっちゃけてしまうとスクウェア(現スクウェア・エニックス)のRPG「ファイナルファンタジー10」の成長システム「スフィア盤」 の完全パクリ をほぼ再現したものである。なにもこんな有名どころから持ってこなくても……。


「ファイナルファンタジー10」のスフィア盤。
 コアの開放には「レッド」「グリーン」「パープル」「ブルー」の四色の名前がついた「コアアイテム」と呼ばれる素材アイテムが必要で、このあたりも原作を忠実にパク 再現している。

 なお、さすがに似すぎてまずいと思ったのか、それとも見づらいという指摘があったのか、一周年付近のバージョンアップでコアボードは横並びのツリー方式に変更された。

 これはこれでどこかで見たことあるような気もするが、それはまぁ邪推と言うものだろう。

皇帝戦
イベント・KOFクロニクル

 ソーシャルゲーム「KOFクロニクル」(2019)のオンラインフリー対戦モードのこと。
 KOFに出場して興味を覚えたクラウザーが、街全体を舞台に格闘大会を開催するという体で行われる。その際、「商品は私自身だ!」と言い放ち部下もプレイヤーもギョッとさせてくれたが、真意は別のところにあった。
(そりゃ右のような大男から「この私を与えよう!」とか言われたら、部下でなくてもギョッとするだろう)
 クラウザーが格闘大会を開催するのは「餓狼伝説2」(1993)以来、26年ぶり二度目だと思われる。「餓狼伝説2」の時は自分が表の世界に満を持して進出しようという野心があったが、今回は皇帝らしい余裕と尊大さで挑むようだ。
「血沸き肉踊る余興を私に見せてくれ」とクラウザー自身も楽しみにしているようだが、残念ながら開催運営元の手腕が拙いせいか、それとも参加者が少ないのか(もちろん曜日・時間にもよるのだろうが)、マッチングにかなり時間がかかるので、気軽には楽しみづらい。
 SNKがクラウザーの不興を買い、シュトロハイム家に粛清されてしまう日が 来てしまうのかもしれない。 2020年10月15日に粛清されました(サービス終了)。AMEN。

KOFキング・オブ・ファイターズ

虎煌拳
名称・必殺技・龍虎の拳・KOF・CAPCOM vs.SNK

 極限流空手における、必殺技(奥義)の一つ。腰を引き、手中で「気」を練って弾とし、それを相手に投げつける(飛ばす)技。
「龍虎の拳2」から「KOF'95」までは画面端まで飛んでいく飛び道具だったが、「KOF'96」から(モーションは変わらないが)「気」を至近距離で爆発させる技になった(とはいえリーチは長く、強・虎煌拳は1/2画面ほど届く)
 極限流一門の中でユリの虎煌拳のみ、タイトルによっては、コマンド入力後にボタンを押しっぱなしにすることで、より気弾の大きい「覇王翔吼拳」に技が変わる(こちらは画面端まで飛んでいく)。
 また「MAXIMUM IMPACT」シリーズでは、モーション中に「百烈びんた」コマンド(もしくはキックボタン)を入力すると以降のモーションをキャンセルしてフェイントに使うことができるが、その隙を他の(超)必殺技でさらにキャンセル可能で、上手く使えば怒涛のラッシュをかけることができる。
「龍虎の拳」シリーズでは通常技でかき消されてしまう(タイミングが合えば相打ちもとれない)。

「KOF'94」では、虎煌拳発射後、即座に前ダッシュかバックステップするとすぐに虎煌拳を再度発射できる。画面内に一発目の虎煌拳が残っていても二発目が発射できるので、隙なく発射し続けることで虎煌拳連射モードに入ることができる。

「KOF15」では、ゲージを0.5本消費する「EX版」と(ボタン押しっぱなしによる)タメ時間を必要とする「タメ版」の二種類のパワーアップがあり、「EX版」は射程教理が少し伸びるだけだが判定が強くなり追い打ちも可能になる。「タメ版」はボタン押しっぱなしでタメが可能で、隙が大きいものの最大まで溜めると虎煌拳が場面端まで飛ぶようになる。
 また「タメ最大EX虎煌拳→強・覇王翔吼拳」は、どこからでも連続技になる。

 ヒット効果はタイトルによって「ダウン」か「のけぞり」で異なる。

 ボイスは基本的に「こおうけん!」。「SNKヒロインズ」では、アレンジボイス@ABに設定すると、それぞれ@「あったれー!」、A「飛べ!」、B「こおうけん!」と変化する。


左が日本、右が海外の「龍虎の拳2」のインストカード。わかりにくいが「虎煌拳」が「BREATH OF THE TIGER」になっている。


「SNKオールスター」(2019)。虎煌拳については見事に一文字も触れられていない。

「龍虎の拳2」の北米版のインストカードでは、リョウとタクマの虎煌拳は「KOOH-KEN(BREATH OF THE TIGER)」となっているが、ユリは「KOOH-KEN」であり注釈はついていないので、SNK側ではリョウ・タクマとユリの虎煌拳は別物と認識していたのかもしれない。
(ロバートの「龍撃拳」は「RYUGEKI-KEN(DRAGON-BLOW)」になっている。また後述のSSユリの虎煌拳は海外版では「Ko'ouken」となっている)
 また海外版のKOFではほとんどの場合「TIGER FLAME PUNCH」となっている。
「KOF MAXIMUM UMPACT 2」の北米版の技表では「Tiger Flash Blast」と見事なまでに直訳だが、ボイスは「コオウケン!」と言っている。

 基本的に右腕で発射するが(ユリが右向きの場合)、「KOFオールスター」の「スペシャルシグネチャー・ユリ(SSユリ)」のみ左腕で発射する。
 またSSユリはチャージ時間によって「虎煌拳(チャージング)」→「虎煌拳」→「MAX覇王翔吼拳」と技が変化する仕様となっており、第二段階の虎煌拳では攻撃力の743%のダメージ+追撃で攻撃力の400%の追加ダメージがあるほか、7秒間、敵が受けるダメージが20%アップする謎仕様がある。

 なお、タクマは同名の「虎煌拳」という技でも、気弾を飛ばす技、見えない衝撃波を飛ばす技、相手のいる位置に気弾を出現させる技など、複数のバリエーションを使いこなす。
 さらに、気弾を飛ばす技ではなく、気を篭めた拳で相手を打ち抜く「極限虎煌」、相手の気弾を相殺する「虎煌破砕掌」(漫画版出典)など、直接的に「気」を用いる技を使わせれば、まだまだタクマの右に出るものはいないようだ。

「SNKオールスター」(2019)では、ユリの虎煌拳の解説欄で「極限流の「龍」と「虎」で名付けられた技より、「飛燕」の名を持つ技の方が彼女の得意分野です。」と書かれており、虎煌拳については見事に一文字も触れられていない。
「KOF'98UMOL」(2016)では、味方の男性格闘家のクリティカル率を増加させる特殊効果があり、敵に147.8%+632のダメージを与える。
 2019年9月にコラボした「放置少女 - 百花繚乱の萌姫たち -」ではアクティブスキルの一つとして登場。敵4名にダメージを与え、クリティカルヒットが発生した場合はわずか2ターンだが相手を「流血(HP回復ができない)」という状態異常にすることができる。
 2020年に「時空召喚」にコラボ出演した際には、まるでドラゴンにも見えるトゲトゲのエフェクトがついていた。

 男性なら、子供の頃にこういう飛び道具(ビーム技)を出したくて、部屋の中や川原で一人ひそかに練習した方も多いのではないだろうか。2018年10月に「KOF ALLSTAR」とコラボした際、「銀魂」の坂田銀時はフィニッシュスキル(超必殺技)でその心情を吐露している。

 ……たぶんこの技のほうが虎煌拳より強いと思うが。

 そういえば、フェニックスソフトが出した「KOF 2003 2001(をベースにいろいろごちゃ混ぜにした)」の違法改造基盤「臥虎藏龍 - Crouching Tiger, Hidden Dragon 2003 -」では、当たった相手を氷漬けにする謎性能が追加されていた。……のだが、「KOFオールスター」に2019年9月に実装された「不思議の国・ユリ」でなんと公式に実現してしまった。

MAX覇王翔吼拳ウルトラ・ベルゼバブ・バー・ブーム空中覇王飛燕鳳凰脚空中版天翔覇王翔吼拳スーパー覇王翔吼拳ゼロ距離はおうしょうこうけんタクマ・サカザキ天翔覇王翔吼拳はおうしょうこうけん覇王翔吼拳覇王翔吼拳・燕覇王雷煌拳飛燕虎煌ファミリータイズよゆうッチ覇王翔吼拳雷煌拳雷煌拳EX雷神 覇王翔吼拳

虎煌拳(チャージング)
アクティブスキル・KOFオールスター

「KOFオールスター」に2021年10月に実装された「スペシャルシグネチャー・ユリ(SSユリ)」の所有するアクティブスキル(必殺技)。
「虎煌拳(チャージング)」→「虎煌拳」→「MAX覇王翔吼拳」と続く一連の派生技のスタートスキルで、チャージ時間が伸びるごとに技が変化する。
 この技単体のダメージは、攻撃力の10%と微々たるものだが、チャージング時にスーパーアーマーの効果が発動する。
 クールタイムは5秒。

 実はSSユリと同日に実装されたSSキングも「ダブルストライク(チャージング)」→「ダブルストライク」→「MAXファントムストライク」という、同じ方式の飛び道具を持っている。

MAX覇王翔吼拳キング虎煌拳

国際取締役会
出来事

 SNKがサウジアラビアの王族の関連企業の傘下に入って以降の日常風景。
 現在(2023年)のSNKの取締役はサウジアラビア、イギリス、アメリカ、中国、日本など国際色の強いメンバーがそろっている。会議は日本語、英語、中国語の三か国語で進み、そのたびに通訳を介するため、通常の二倍から三倍の時間がかかるそうである。
 セガ、ソニー・インタラクティブエンタテインメント、アクティビジョン・ブリザード、エレクトロニック・アーツ、パーフェクトワールド(完美世界)、37Gamesなど、世界中のゲーム業界を渡り歩いたキャリア揃いだが、その中でSNKの業務に直接携わっているのは日本の松原健二代表取締役社長CEOひとりらしい。
(EE.jpのインタビューより)

黒晶
アイテム・KOF DESTINY

 CGアニメ「KOF DESTINY」に登場した重要アイテム。英語字幕では「Black Crystal」と訳されている。
 第一話で、マチュアが米軍の輸送車から強奪した。ハイデルン曰く、謎の力を秘めており、人間の潜在的な格闘能力を短時間で引き出すことができるらしい。
 ただし副作用として、理性を失い凶暴化して死ぬまで戦うことになるという。
 ルガールがこの力を利用した結果、「凶暴化」したのは、ラッキー、ブライアン、へヴィD!、紅丸、大門、キム、チョイ、チャン、リョウ、ロバート、ユリ、キング、舞(ただし、最初の三人はギースが洗脳した)。
 痛みも感じなくなるのか、ラッキーは骨折しても普通に戦い続け、舞は獣のような雄たけびを上げている。
 黒晶が破壊されると、この効果は切れるようだ。

THE KING OF FIGHTERS DESTINY

告板示
名称・SNKオールスター

 ソーシャルゲーム「SNKオールスター」内のミニゲーム「封神の道」のステージの各所に立っている伝言板のこと。
 このミニゲームは陣取りゲームのような内容で、ブロックをクリックして破壊すると中から敵キャラや味方キャラ、アイテムなどが登場するのだが、その一つがこの「告板示」である。
 わざわざステージ内に隠してまで告知するくらいだから、ゲームの攻略に必要な、重要な情報が書いてあるのかと思ったら、


 インターネットの匿名掲示板と同レベルであった。
 なお「告板示」とは日本語では見慣れない表現だが、これは中国語で「掲示板」のことである。

こじゃんとくるっち!
登場デモ・CAPCOM vs.SNK

「CAPCOM vs.SNK」シリーズで登場する、ユリの汎用登場デモの一つ。勢いよく気合を入れながら構える。ポーズは「いっくぞー、おー!」と同じ。
「こじゃんと」は土佐弁で「物凄く」「たくさんの」という意味。転じて「全力でかかって来い!」というニュアンスだろうか。
 実はポーズもセリフも、カプコンの「ストリートファイター3」シリーズに登場する空手少女・まことの登場デモのパロディ。
(元になったまことのボイスは「こじゃんときぃや!」。まことの「こじゃん」は【こ】にアクセントがあるが、ユリの「こじゃん」は【じゃ】にアクセントがあるので、一度聞いただけでは同じ台詞とはほぼわからない)

「こじゃんとくるっち!」「こじゃんときぃや!」

 なお、「スト3」のまことは熱血空手少女のため、ユリとは対極のキャラクターのようにも思えるが、共通点がないこともない。

  • 二人とも実家が空手道場である (まことの実家は「竜胆館」)。
  • 二人とも兄がいる (ただし、まことの兄は空手の道を諦めている)。
  • 二人とも、胴着の下にTシャツを着用していない (まことは赤のスポーツブラを着用している)。
  • 二人とも高知県出身?(まことはきつい土佐弁で話す。ユリは「餓狼伝説SP」の兄のステージが高知)
 などなど。

 ちなみに、まことには「勝負じゃ!」というボイスもあり、こちらもユリの「勝負っち!」に共通するものがある。
「スーパースト4」の公式データによると、まことは身長160cm、体重50kg、3サイズ80(B)-61-87。
(ただしカップは「これ」による測定)

いっくぞー、おー!

ゴッセージ
人物・漫画家

 日本の漫画家、脚本家。1959年、千葉県出身。
 デラックスボンボン版コミカライズ「龍虎の拳」の作者。幸野武史/こうのたけし/幸野武/幸野武至/幸野たけ志/ゴッセージ/幸野“GOSSAGE”武と、多くのペンネームを使い分け、集英社、講談社、小学館、日本実業社などで活動している。
 代表作は「マウンドの稲妻」「抜け抜けアッちゃん」「走れガバチョ!」「あらぶれ力人」「下町の太陽」「スターダスト11」「沙堂やん」など。
 また「キャッチボール」(みのもけんじ)では原作を担当した。
 短期集中連載や読み切りの仕事を多くこなしているようだが、単行本にはなっていない作品が多い。

MASKマリ・ナガサキ

コリ・サカザキ
人物・誤植

 1990年代に一世を風靡したアーケード攻略雑誌「ゲーメスト」に登場した謎の人物。ゲーメストは誤植でも非常に有名で、「インド人を右に」(ハンドルを右に)、「ザンギュラのスーパーウリアッ上」(ザンギエフのスーパーラリアット)など、伝説の誤植を多く生み出した。
 その数々の記事をまとめると、このコリ・サカザキなる人物は、運が良ければ気分をためるMr.BIGに誘惑されたことになっている。

懐かしのゲーメスト誤植美術館

Mr.BIGマリ・ナガサキユリ・サカザザキユリ・ナカザキユリ・サカニャキ

ゴンザレス
通称?・CAPCOM vs.SNK2

 ザンギエフのこと。
 ユリがザンギエフの名前をこう間違えた事で、ザンギエフを怒らせてしまったが、どちらが悪いということではなく、この場合はザンギエフの名前がゴンザレスではなかった、という事実が不幸だったのであろう。

 ちなみにこのザンギエフ氏、スト2の企画案では「ゴバルスキー」という名前だった。

アカゲナコナコ爆発アタマハチハッスルおやじ腹ぺこオオカミハリボテ漫才前屈みクン