SNK All Star Brawl

発売機種発売日開発運営価格
Android2024年4月2日配信(海外)INFINITIESCMGE(※)基本無料+ゲーム内課金
iOS2024年6月1日配信予定(海外)Jiu Zun Hu Yu Entertainment -
Technology Company Limitedc
※「CHINA MOBILE GAMES AND ENTERTAINMENT GROUP」の略称。

コラム

 日本では2024年4月に発表された(公式トレーラーの公開日は2024/3/22)タイトル。海外(恐らくアジア地域)ではこの時点で既に10000以上のダウンロードが確認されています。基本的に日本語でフルボイスのようですが、日本でプレイできるかどうかは不明。
 トレーラームービーは「全明星激斗(SNKオールスターファイト)」をさらに濃くしたような特徴的な絵柄で、「KOF」を始め「サムライスピリッツ」「月華の剣士」「メタルスラッグ」などからの参戦が確定。ユリも登場します。
 バトルシティ(英語版字幕ではファイトシティ)という街を八つの区域に分け、世界中の高名な格闘家を(異世界・異次元も含めた)世界中から集めて「第四回格闘メジャーリーグ」という大規模な大会が行われるというストーリー。優勝者には「秘宝」が贈られるそうです。



 ストーリーはわりとしっちゃかめっちゃかで、八割シリアス(……と、言っていいのだろうか……)に二割コメディと言った感じ。色んな世界から色んな人間が来ているのに、誰と誰が知り合いの状態から始まっているのか非常に分かりにくいので、原作を知らない方が楽しめるかもしれません(「面白い」とは言わない)。「月華の剣士」の御名方守矢がすっかり現代文明に染まっていたり、不知火舞が実力派なのかお馬鹿キャラなのか分からない扱いだったり、レオナはともかくラルフとクラークの扱いが杜撰だったり……。
 また「なんでここでバトルが挟まるの?」という不自然なタイミングでバトルになることも。

 というか、ユリ・サカザキは(短めのサイドストーリーではちょっとだけ出てくるものの)メインストーリーをけっこう後半(チャプター19)まで確認したんですが、登場を確認できず。
 ユリのCVは表記が堀江結衣さんになっているのですが、聞いてみた感想は、限りなくほりえかおりさんの声に聞こえます。声優陣はキャラクターの出身タイトルに合わせていて、新旧「KOF」の担当人が入り乱れています。例えばレオナと暴走レオナ、八神庵と暴走庵でそれぞれ担当声優が違います(何人か全くの新規の人もいますが。楓やラルフの声は素人のようにも聞こえなくも……)。
 女性格闘家チームは、ティザームービーではキング、不知火舞、ユリ・サカザキという「KOF'94」の組合せでしたが、ストーリーではキング、不知火舞、神楽ちづるという「KOF'97」の組合せで登場。  ユリのLevel31時点でのステータスはHP94527、ATK13057、PHY DEF8535、Elem.DEF9352。

 なお、本作の正式タイトルでググると、なぜか「βテストやります」と言ったまま二年間音沙汰がない「SNKファイト! 最強への道」の公式サイトがトップでヒットします。制作が両作ともCMGEだし、その「SNKファイト!」が「全明星激斗(SNKオールスターファイト)」の日本語版の可能性のあることから、ひょっとしたら本作は「SNKファイト!」のタイトルが変更になった作品の可能性もあります。
 というか、「全明星激斗(SNKオールスターファイト)」「SNK門魂集結」「SNK: Fighting Generation」「SNK: Fighting Masters」「SNK All Star Brawl」の各タイトルは、同じゲームを基にした多国語版、という気がします。