キング・オブ・ファイターズ R-2　ポケット格闘シリーズ

　こちらは、「KOF'98」をベースにした、ネオジオポケットへの移植版。ネオジオポケットカラー本体と同時発売でした。
「KOF'98」と違い、こちらでは藤堂香澄が使用できたり、裏キャラクターの使用条件が異なるなどの違いがあります。本作独自の要素として、「テク」を集めて1人のキャラクターをカスタマイズできる「メイキングモード」があります。
　こちらも、前作と同じく評判がよく、ドリームキャストとの初めての連動ソフトであったり、初めてのネオポケカラー対応ソフトであったりと、話題も盛りだくさんでした。
　さすがにボイスはありませんが、グラフィックもBGMもよく頑張っていて、とくにオロチチームの三人は「らしさ」がよく出ています。
　ただ、わずか半年後に廉価版が発売されたりと、SNKの迷走が始まった時期と重なってしまったタイトルでもあるようです。

　なお、店頭体験版が「Ver.1」「Ver.2」の二作品あったことが分かっています。